【PS3】キングダムズ オブ アマラー:レコニング レビュー
発売元 | スパイク・チュンソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-09-20 |
価格 | 8190円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールドRPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 1pt |
84pt
GOOD!
オリジナリティー
よくある中世的な世界観だが、原作者の個性が色濃く出て独自の幻想的な世界観に昇華させている
グラフィックス
現在の最高峰と比べると劣ってしまうが十分に美しく満足できる
サウンド
全体的に落ち着いた雰囲気で邪魔にならず、戦闘やボスシーンでは派手にと場面に合った良いセンス
熱中度
とにかく広い世界と膨大なクエスト、自分だけの装備品を作れたりと果て無きやりこみ
満足感(5の理由)
ベセスダ作品やドラゴンズドグマ等、一般的なオープンフィールドと称されるゲームは一通りプレイしてきたが、それらの良い部分を集めており尚且つそれ等に足りなかった部分を十分に補っていて個性として確立させているのが非常に素晴らしかった
快適さ
開始時のロードが若干長めに感じる物のオープンフィールドゲーとしては驚異的にローディングが速く驚いた
セーブもバックグラウンドで実行されるのでセーブボタンを押して直後にゲームに戻れる新設設計も素敵だった
BAD/REQUEST
あえて書くとすれば
1:ボリュームが膨大すぎて途中でダレそうになる
2:オリジナリティーを追求しすぎて異常なほど造語や固有名詞が多いので自分で興味を持って学んで行くつもりでプレイしないと物凄くつまらなく感じる可能性がある
3:敵が最高難易度でも弱すぎる
4:DLCの追加MAPである巨人の世界で3回ほどフリーズが発生した
(オープンフィールドゲーでその程度しか発生しなかったとも言えるかもしれないが)
この程度かな
COMMENT
このゲームは数あるオープンフィールドゲームを掻き集めて良い所だけを抽出したようなゲームです
ベセスダゲームに足りないアクション面を補い、ドラゴンズドグマに足りない利便性(ファストトラベル等)やボリュームや自由度を補いそれらを更に昇華させたような作品です
色々この手のゲームはプレイしてきましたが、とりあえず現行のオープンフィールドゲームでは一番だと思って良いんじゃないかと思います
残念ながら開発メーカーは倒産しちゃったので続編は期待できそうにないですが不屈の名作として残る事でしょう
BADにも書いてますがボリュームが凄いので気長にまったりと世界観を楽しみながらプレイするのをおすすめします
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
83pt
GOOD!
爽快な戦闘
今までプレイした洋RPGの戦闘はどれも地味であまり良い印象はなかったのですが
本作は洋RPGらしからぬ無双シリーズのようなド派手でサクサク、バッサバッサなプレイ感です。
武器はメインとサブの2種類を装備できるので切り替えて戦うのも楽しい。
色鮮やかなフィールド
これまた洋RPGらしからぬ造りで、幻想的なフィールドやオブジェクトが溢れています。
アイテムを採取草花はキラキラ光っているし、木々は淡く光っているし、ダンジョンにはステンドグラスのような扉が配置してあったり、とにかくリアリティとは真逆の世界観です。
豊富な装備品
敵を倒したり宝箱から入手出来る武器防具にはランダムで様々な性能が付与されています。
属性攻撃、ステータスアップ、クリティカルアップ、状態異常攻撃など。
中には強力なユニーク装備やセット装備もあり、爽快な戦闘と相まって次から次へと戦いたくなります。
もちろん、装備は見た目に反映されます。
細かいところで頭装備の表示ON/OFFを切り替えることができるので「自キャラの顔が見えない」なんてことがないのが気が利いてます。
鍛冶で作成した武器には自分で好きな名前を付けることもできます。
キャラビルド
レベルアップ毎にマイト(剣士)、フィネス(盗賊)、ソーサリー(魔法使い)という3系統の戦闘スキルから自分の好きなようにポイントを振っていく。
ポイントの振り方によってディスティニーというボーナス効果が付くのも良い。
これとは別にアビリティというものにもポイントを振っていくのだが
こちらは鍛冶や錬金、探知、説得、商才などサポート的なものがメイン。
どちらもポイントの振り直しが可能なのであれこれ自由に試せます。
膨大なクエスト
ボリュームが凄いです。
40時間ほどプレイして「そろそろマップも埋まってきたし終盤かな…」と思ったらマップの左半分の世界でしか冒険していませんでした。
とにかく次から次へとクエストが発生するので洋RPGにありがちな「何をすればいいのかわからない」状態にならない。
メニュー画面で各クエストのあらすじと目的が表示されるので便利。
時限性っぽいものも今のところなさそうなので(クエスト関連キャラを無意味に殺したりするとダメっぽいですが)受けるだけ受けて後回しにしても大丈夫なようなです。
海外配信の有料DLCが入っている
新マップ2つにユニーク装備品が既に入っていてお得。
BAD/REQUEST
オープンワールド…か?
世界が狭いわけではないですがオープンワールドかというと少し疑問。
遠くの山に登ったり崖を下ったりは出来ないのでマップの広いRPGかな、という感じ。
倉庫が小さい
どんどん装備品が手に入る割に倉庫が150と小さい。
手持ちも130まで拡張出来るもののやはり少ない。
DLC装備を序盤で全て入手してしまうと大変なことに…。
次から次へと新たな装備品が手に入るので、今現在装備しないものは全て売ってしまえばいいというバランスに対応できるかどうか。
キャラの顔
これは洋ゲーにありがちな不細工です。
プレイ開始時にキャラクリエイトが出来るのですが、申し訳程度ですね。
固有名詞が多い
なんとなくは理解できるものの序盤から固有名詞の嵐です。
カメラワーク
放置して戦ってるとどんどん変なアングルになっていきます。
たまに予想外に格好良いアングルになったりもしますが…。
あと会話スキップは出来るのにストップは出来ないのも少し気になりました。
1センテンス台詞を喋ると自動的に次の台詞が表示されてしまいます。
まぁ大抵は喋り終わる前にスキップするんですけど。
COMMENT
洋RPGらしからぬ洋RPGです。
オブリビオンやフォールアウトなどのオープンワールドRPGを投げてしまった人にこそオススメしたい一本。
開発会社が倒産するまで資金をつぎ込んだだけあって
突き抜けたところはないものの、各要素が高水準でまとまっており「ぼくのかんがえたさいきょうのげーむ」を奇跡的に実現できているのではないかな、と。
クリアして終わってしまうのがもったいなくて2キャラ目を作り新たにプレイ開始してしまいました。
PS3を持っているならプレイして損はないと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-02-03
ただ、他の方の指摘にも多いですが、主人公含め、登場キャラの顔グラフィックがいかにも海外ゲームらしい濃い顔ばかりで、しかも顔パーツのバリエーションが乏しいので(目、鼻、口など、それぞれ細かくエディット出来ない)、登場人物も同じキャラばかりに見えてしまいます。同じく武具(特に防具)の外見にもバリエーションが少ないので装備品を変える楽しみがありません。
あと、個人的にRPGに最も大事だと思う要素である、「冒険をしている感」がほとんど感じられません。一番の原因は背景グラフィックが「水彩画」みたいなタッチでリアリティが無い事と、それぞれの地域や街、ダンジョンなどの雰囲気がほとんど同じで、これまたバリエーション(地域差)に乏しく、「ずいぶん文化の違う遠い土地に来たなあ」というような遠征感が感じられない事です。また良くも悪くもファストトラベルに制限が無いので、余計に世界が「箱庭」のように狭く感じられます(ただしダンジョン内からは帰れません)。序盤はファストトラベルに制限を設けて、多少は移動に手間が掛かった方が良いと思います。あまりに簡単に街に戻れると冒険の緊張感に欠け、しっかり準備を整えていく意味も無くなってしまいますから。
また、とにかく武器や防具、消費アイテムなどが手に入りまくるゲームなので、序盤から荷物の整理に悩まされます。自宅が手に入れば多少余裕も出来ますが、それでも足りないくらいです。メモや文書なども所持アイテムとしてカウントされるのも困りもの。
武器や防具は鍛冶のアイテム(合成素材)として「分解」も出来るので、そのための作業もけっこうストレスです。分解結果も変わるので、良い武具を分解する時はセーブ&ロードを繰り返さないと無駄にしてしまうこともあるので面倒です。また、装備品を売ったり、分解したりする際にソート機能が無いのもストレス。こういう所をこそ親切設計にすべきでしょう。
ストーリーも最初から造語連発でプレイヤーおいてけぼりの展開。登場キャラとの会話もカタカナ造語が多い割に抽象的な内容なので途中から適当に聞き流しです。レベル上限も何故か「40」で終了なので、飽きるのも早いかも知れません。とは言え、基本的には親切設計のゲームですので、オープンワールドRPGが苦手で敬遠していた人にもお奨め出来ます。★的には3.5点といったところです。
GOOD!
・他の方々も書かれていますがまずはボリュームです。本編の大陸は大まかに5つにエリアに別れており、それに加えDLCの大陸が2つ有ります。現在、サブクエストを出来るだけ消化していく形で進めていますが、大陸の5つエリアの内の2つエリアとDLC2大陸の内1つをクリアでも50時間ほどかかっています。
・アビリティ振りの幅広さ、アビリティは戦士、盗賊、魔法使いの3つに分かれています、その中の一つをひたすら育てるのは勿論、2つを同時に育てハイブリッドなキャラを作ることも可能です。ゲーム内で手軽にスキルリセットが出来るので色々試せるのも良い。
・武器はメイン、サブと二つ装備することができ、単調なボタン連打攻撃だけではなく、ガードしながら攻撃ボタン、回避後、攻撃中に間を空けて、などで攻撃パターンを分けれるので多彩な攻撃が可能。
・武器、防具作成が楽しい。冒険中さまざまな付加能力の付いた武器が手に入りますが、それを分解し付加能力の付いた部品を取り出し、そこから新たに自分の求める武器を作成することが可能です。部品にはいろいろな付加能力があり、例えばクリ率、クリダメアップの部品を集め、クリティカル特化のダガーを作成したりすることが出来ます。
・サブクエストに単調なお使いクエストが少ない。○○を○匹倒せ、○○を集めろ、のようなクエストは少ないです。サブクエスト中にもストーリーがあります。
BAD/REQUEST
・各々の進め方、育て方にもよりますが、キャラが強くなりすぎて戦闘がぬるくなる。武器防具作成など慣れてくると、非常に強く、しかも自動回復の付いたような装備が簡単に作れます。難易度ハードでもそうそう死ぬことはありません。
・ボリュームに対しレベル上限が低すぎる。レベル上限は40。これも各々の進め方にもよりますが、中盤に差し掛かるころにはレベル30を超えています。レベルが上がると非常に育ちにくいということもなく、30以降もすくすく育ちます。レベル上限になると経験値は勿論貰えません。お金が有り余る中盤以降、良い装備もあまり期待できず、お金もあまり貰えない雑魚戦など非常にめんどくさく感じます。
・ロード時間と頻度にイライラ。一度ダンジョンに入ってしまえば途中ロードが入ることはほとんどありません。ですが、町に帰り、ちょっとアイテムを売りたい、分解したい、クエ報告をしたい時など、
町へのファストトラベル(ロード)町に到着し目的の建物に入る(ロード)建物内での用事を済ませて出る(ロード)出発し次の目的地へファストトラベル(ロード)
のようにすぐに済む用事でもいちいち7〜15秒ほどロードが数回入ります。
・イベントリが非常に使いにくい。冒険を進めていくにつれ、アイテムに捨てることも売ることも出来ないアイテムが貯まっていきます。アイテムを売る場面などアイテムリストが多くなりすぎて重くなります。イベントリに上限があり、そのようなアイテムは上限の数には基本カウントされませんが、整理したい時など非常に邪魔になります。
・BGMは微妙。ボス戦の音楽は好きですが、それ以外の雑魚戦、町のBGMなどはほとんど耳に残りませんでした。
COMMENT
悪い所も多くなりましたが、十分人に勧めることのできるゲームです。
今までオープンワールド系のゲームはskyrim、oblivion、two World 2、ドラゴンズドグマ、アルカニアゴシック4、Falloutシリーズなど、いろいろプレイしてきました。skyrimやoblivion、Falloutシリーズには負けるがそれ以外には勝っているというような位置づけでした。
ですが、BADに書かれているようなことに非常に抵抗を感じる方にはお勧めできません。もしくはプレイスタイルに何かしら工夫が必要です。
中盤以降、強くなりすぎたキャラと経験値が入らなくなるLv40以降のモチベーションの維持が一番の問題になるように思います。
今から始めるのであれば、難易度はハード。DLC装備が最初の町で手に入りますがそれは使わないことをおすすめします。私はDLC装備は分解出来る物は分解し、残りは売り払いました。