【PS3】キングダムズ オブ アマラー:レコニング レビュー
発売元 | スパイク・チュンソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-09-20 |
価格 | 8190円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールドRPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
73pt
GOOD!
▼オリジナリティー
オープンワールド+TPSアクションといった感じ。
国産のドラゴンズドグマよりは、ハクスラ系にやや近い雰囲気。
無数のクエストをこなし、新しい町やダンジョンを発見し、という、いつもの流れ。
オリジナリティーはアバターみたいな『フェイ』という亜人種の存在。
ただ、「メルヘンチックなオブリビオン」と言ったら褒めすぎになってしまう。
▼グラフィックス
全体的に彩度が強く、パステルがかっている印象。
個人的には好みではないが、悪くも無い。
▼サウンド
普通。
▼熱中度
ジョブや武器の選択、強化なども出来るので飽きるまでは熱中度が高い。
▼満足感
1周(DLC含む全クエスト)クリアでお腹いっぱい。
▼快適さ
インベントリ容量が少ない。バックパックが少ないかな。
▼(難易度)
敵は弱い部類。サクサク進めます。
BAD/REQUEST
▼フェイ
この造形や存在の分かり難さはマイナスだと思う。
RPGのプロットは、もっと普通で卑近な題材でいいんだ。
妙にファンタジックで詩的な世界観は本当に人を選ぶと思う。
▼ボリュームと質
クエスト量が異常に多いが、やはりシナリオやスクリプトが面白くない。
重要NPC2名からして説明台詞しか喋らない等、あまりにも魅力に乏しく、
これはライターが悪い。
COMMENT
とりあえず1周は楽しめる作品。
珍しい武器や世界観を味わえることは確実なので、一見の価値はあるかも。
TPS-RPGよりはハクスラRPGにすべきだった作品かもしれない。
戦闘に関してはドラゴンズドグマ、ドラゴンエイジ、セイクリッド2、
そのどれもに劣ってしまっているのが残念。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
83pt
GOOD!
爽快な戦闘
今までプレイした洋RPGの戦闘はどれも地味であまり良い印象はなかったのですが
本作は洋RPGらしからぬ無双シリーズのようなド派手でサクサク、バッサバッサなプレイ感です。
武器はメインとサブの2種類を装備できるので切り替えて戦うのも楽しい。
色鮮やかなフィールド
これまた洋RPGらしからぬ造りで、幻想的なフィールドやオブジェクトが溢れています。
アイテムを採取草花はキラキラ光っているし、木々は淡く光っているし、ダンジョンにはステンドグラスのような扉が配置してあったり、とにかくリアリティとは真逆の世界観です。
豊富な装備品
敵を倒したり宝箱から入手出来る武器防具にはランダムで様々な性能が付与されています。
属性攻撃、ステータスアップ、クリティカルアップ、状態異常攻撃など。
中には強力なユニーク装備やセット装備もあり、爽快な戦闘と相まって次から次へと戦いたくなります。
もちろん、装備は見た目に反映されます。
細かいところで頭装備の表示ON/OFFを切り替えることができるので「自キャラの顔が見えない」なんてことがないのが気が利いてます。
鍛冶で作成した武器には自分で好きな名前を付けることもできます。
キャラビルド
レベルアップ毎にマイト(剣士)、フィネス(盗賊)、ソーサリー(魔法使い)という3系統の戦闘スキルから自分の好きなようにポイントを振っていく。
ポイントの振り方によってディスティニーというボーナス効果が付くのも良い。
これとは別にアビリティというものにもポイントを振っていくのだが
こちらは鍛冶や錬金、探知、説得、商才などサポート的なものがメイン。
どちらもポイントの振り直しが可能なのであれこれ自由に試せます。
膨大なクエスト
ボリュームが凄いです。
40時間ほどプレイして「そろそろマップも埋まってきたし終盤かな…」と思ったらマップの左半分の世界でしか冒険していませんでした。
とにかく次から次へとクエストが発生するので洋RPGにありがちな「何をすればいいのかわからない」状態にならない。
メニュー画面で各クエストのあらすじと目的が表示されるので便利。
時限性っぽいものも今のところなさそうなので(クエスト関連キャラを無意味に殺したりするとダメっぽいですが)受けるだけ受けて後回しにしても大丈夫なようなです。
海外配信の有料DLCが入っている
新マップ2つにユニーク装備品が既に入っていてお得。
BAD/REQUEST
オープンワールド…か?
世界が狭いわけではないですがオープンワールドかというと少し疑問。
遠くの山に登ったり崖を下ったりは出来ないのでマップの広いRPGかな、という感じ。
倉庫が小さい
どんどん装備品が手に入る割に倉庫が150と小さい。
手持ちも130まで拡張出来るもののやはり少ない。
DLC装備を序盤で全て入手してしまうと大変なことに…。
次から次へと新たな装備品が手に入るので、今現在装備しないものは全て売ってしまえばいいというバランスに対応できるかどうか。
キャラの顔
これは洋ゲーにありがちな不細工です。
プレイ開始時にキャラクリエイトが出来るのですが、申し訳程度ですね。
固有名詞が多い
なんとなくは理解できるものの序盤から固有名詞の嵐です。
カメラワーク
放置して戦ってるとどんどん変なアングルになっていきます。
たまに予想外に格好良いアングルになったりもしますが…。
あと会話スキップは出来るのにストップは出来ないのも少し気になりました。
1センテンス台詞を喋ると自動的に次の台詞が表示されてしまいます。
まぁ大抵は喋り終わる前にスキップするんですけど。
COMMENT
洋RPGらしからぬ洋RPGです。
オブリビオンやフォールアウトなどのオープンワールドRPGを投げてしまった人にこそオススメしたい一本。
開発会社が倒産するまで資金をつぎ込んだだけあって
突き抜けたところはないものの、各要素が高水準でまとまっており「ぼくのかんがえたさいきょうのげーむ」を奇跡的に実現できているのではないかな、と。
クリアして終わってしまうのがもったいなくて2キャラ目を作り新たにプレイ開始してしまいました。
PS3を持っているならプレイして損はないと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 4pt | 5pt | 2pt | 2pt |
72pt
GOOD!
(オリジナリティ)
自分としては初めてのジャンルです。
MMOのオンゲや洋ゲーに触れたことのない方には新鮮じゃないでしょうか。
今まで無かった感じで楽しめました。
スタート後は丁寧なチュートリアルもあります。
(熱中度)
とにかくボリュームが凄いので、いやが上にも熱中させられます。
サブクエを片付けている間にどんどん時間が過ぎていく感じ。
そのサブクエも、単純に何かを取って来い、倒して来いというものは少なく、
それぞれにちゃんとストーリーがあって深いです。
宝箱や隠し財宝は一定時間で復活するので、探索の楽しみも消えません。
(満足感)
丁寧に遊べばプレイ時間100時間は間違いなく越えます。
他のRPGならやり込んだ上で到達する時間ですから
定価で購入したとしても、十分に値段をペイしてると言えます。
(バトル)
アクションもシステムも単純明快。
サクサク爽快なバトルシステムです。
ヘビーなプレーヤーにはヌルゲーかも知れませんが
自分はハードなアクションが苦手なので、
このくらいがストレス堪らなくて良かったです。
ガードや回避くらいはしないと、あっさり死にますけども、
その辺りのバランスがちょうど良かったですね。
BAD/REQUEST
(グラフィック)
熱中度にも関わる事ですが、
フィールドはまだいいとして、
ダンジョンのパターンが4つくらいしか無く、
どこ行っても同じような風景で飽きます。
敵が同じグラの奴しか出てこないっていうのも寂しいですね。
(サウンド)
移動している最中の足音やBGMが、
耳を澄ますとやっと聞こえるって程度でしか流れておらず、
音楽も大事な要素だと思っている自分としては不満でした。
(快適さ)
ちょっと移動するだけでロード、ロード。
個人的には気にしないタチですが、快適とは言えないレベルです。
(熱中度)
サブクエをこなしつつ進めていると、
中盤あたりでさすがにダレが来ます。
また、レベルが40でカンストするのですが、
この辺りでモチベーションを保てるかどうかが微妙でしょう。
(ローカライズ)
英語を直訳してるっていうのが見え見えの台詞になっているので、
意味がいまいちわかりにくい場面が散見されます。
あと、メインクエ攻略後のスタッフロール(英語)に、
なぜか日本語がチョロチョロと混じっています。
一体何の意図があるのでしょう? 意味がわかりません。
COMMENT
オープンワールドというジャンルを今まで知らなかったのですが、
ネット上での評判が良いので物は試しと購入してみました。
実際プレイしてみて、買って良かったなと素直に思えたソフトは
これが久しぶりだったかも知れません。
新たなジャンルを開拓してくれたキッカケにもなり、
今はスカイリムやドラゴンズドグマにも触手を伸ばしてみています。
正直、ストーリーは半分意味不明です。
でも、半分理解できていればそこそこ楽しめます。
最近の国産RPG(特に大作とされる物)は、
ストーリーもプレーヤー置いてけぼり、システムもヘボいと
散々な物が増えていますからね。
万人受けするとは思いませんが、
洋ゲーだからと手を出さないのは勿体無い。
派手な作りでは無いけれど、
地道にクエストを消化しながら遊ぶスタイルが好きなら
きっとハマれると思います。
「BAD」の項目に結構書いてしまいましたけど、
十分すぎるほど良作だと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-02-03
ただ、他の方の指摘にも多いですが、主人公含め、登場キャラの顔グラフィックがいかにも海外ゲームらしい濃い顔ばかりで、しかも顔パーツのバリエーションが乏しいので(目、鼻、口など、それぞれ細かくエディット出来ない)、登場人物も同じキャラばかりに見えてしまいます。同じく武具(特に防具)の外見にもバリエーションが少ないので装備品を変える楽しみがありません。
あと、個人的にRPGに最も大事だと思う要素である、「冒険をしている感」がほとんど感じられません。一番の原因は背景グラフィックが「水彩画」みたいなタッチでリアリティが無い事と、それぞれの地域や街、ダンジョンなどの雰囲気がほとんど同じで、これまたバリエーション(地域差)に乏しく、「ずいぶん文化の違う遠い土地に来たなあ」というような遠征感が感じられない事です。また良くも悪くもファストトラベルに制限が無いので、余計に世界が「箱庭」のように狭く感じられます(ただしダンジョン内からは帰れません)。序盤はファストトラベルに制限を設けて、多少は移動に手間が掛かった方が良いと思います。あまりに簡単に街に戻れると冒険の緊張感に欠け、しっかり準備を整えていく意味も無くなってしまいますから。
また、とにかく武器や防具、消費アイテムなどが手に入りまくるゲームなので、序盤から荷物の整理に悩まされます。自宅が手に入れば多少余裕も出来ますが、それでも足りないくらいです。メモや文書なども所持アイテムとしてカウントされるのも困りもの。
武器や防具は鍛冶のアイテム(合成素材)として「分解」も出来るので、そのための作業もけっこうストレスです。分解結果も変わるので、良い武具を分解する時はセーブ&ロードを繰り返さないと無駄にしてしまうこともあるので面倒です。また、装備品を売ったり、分解したりする際にソート機能が無いのもストレス。こういう所をこそ親切設計にすべきでしょう。
ストーリーも最初から造語連発でプレイヤーおいてけぼりの展開。登場キャラとの会話もカタカナ造語が多い割に抽象的な内容なので途中から適当に聞き流しです。レベル上限も何故か「40」で終了なので、飽きるのも早いかも知れません。とは言え、基本的には親切設計のゲームですので、オープンワールドRPGが苦手で敬遠していた人にもお奨め出来ます。★的には3.5点といったところです。
GOOD!
・RPGの癖に無双気取りか!! 流石にあそこまででは無いけど爽快な戦闘。
・杖が結構強い!! ドラクエの杖よりこっちはもっと強いぜ!!ご老体プレイ炸裂。
・装備品が多い お洒落なあなたにはたまりません。
BAD/REQUEST
折角ここまでつくり込んだのに…
・ジャンプが出来ない!! アマラーにジャンプは要らないぜ!!ジャンプなんて竜騎士専用だ!!って人以外なら大丈夫です。
・キャラメイクは無理だ!! IKKOが大好きで夜眠れないって方にはBADでは無いでしょう。
・アイテム画面がごちゃごちゃしすぎ 部屋は汚い方が落ち着く。大家族の肝っ玉母ちゃんファミリーのような感じです。
COMMENT
良オープンワールドRPG。RPGの要素は勿論の事、戦闘のアクションもなかなかですね。今年のオープンワールドでは小生の中では随一。バイオハザードを出してる会社の作った中日ドラゴンズみたいな名前のゲームより遥かにユーザー思いなゲームです。フレッツ光!!…否。レッツ アマラー!!