【PS3】HEAVY RAIN(ヘビーレイン) −心の軋むとき− レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-02-18 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サイコ・サスペンス 【廉価版】 ■ 発売日:2011/03/10 ■ 価格:2,980円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
62pt
GOOD!
年度が替わり、時間に余裕ができたので
428以来久しぶりに手をつけてみようと思って購入。
判断基準は「ストーリーに入り込めるサウンドノベル系」であること。
しかし始めてみれば、意外に多いアクション要素。
といって、皿を並べたりの日常動作だったり
バトル場面でも、失敗してもGAME OVERではなかったりの不思議さ。
あくまでもドラマありきで、
アクションは、ストーリーに入り込ませる仕掛けの1つ。
それにやられれば壮大なドラマの主人公を本当に体感できます。
428等は俯瞰で見る感覚でしたから、これは斬新でしたね。
映像については
建物、空、雨、といった風景の描き方が素晴らしい。
実写のリアルとCGのファンタジーの折り合いが絶妙。
しかし人物は、洋モノであるゆえか多少物足りません。
キャラが違うだけで表情は同じに見えてしまうような。
サウンドの方は見事な臨場感です。効果絶大。
BAD/REQUEST
終盤で小さなヒントが与えられるまで
まるでわからない犯人。
自分を疑い、他人を疑い、生死のギリギリで闘って
ほんとに「どこまで試されるんだ・・・」と唸りながら
1周目はやめどきが全く見つけられず、明け方までプレイ。
GW初日は本作に乗っ取られました。(苦笑)
熱中度は、5としていいほどです。
・・・ただし、初回のみ。
2周目からは大筋が変わらない分
プレイ済みの部分を繰り返すのがかったるくなります。
「かまいたち」風に全EDフローチャートがあるわけでなく
このシステムで全トロフィーなんてのは苦痛でしかなく
評価は1に近い2。
おしなべて、3とします。
環境としては、とにかく文字が見辛い。
全体のトーン含め悶々とした演出の一部かもですが
回転する薄いグレーの文字・・・は厳しいです。
選択肢がストーリーに大きく関わらないにしても
かなりイライラさせられました。
R1やスティックのアクション操作性の悪さは
緊張感の演出にもなってると思うので、OKですが
快適とは言えませんね。
COMMENT
とりあえずGWの2日はこれにすべてを注ぎ
実に充実していたと満足しています。
が、やっぱり何度も繰り返して楽しめて
すべてのEDを見るまでやめられない、
というのがストーリー系の王道だと思いますので
その過程を楽しめない部分は割り引かせてください。
チャプター選択や読み飛ばし機能が充実していたら
満足度は確実に1つ上がると思うのですがね。
なお、残虐シーンは一応「その瞬間」は回避されています。
(日本版だけでしょうか?)
でも「来るかも!」の緊張感はかなりのものですし
横にいた子ども(高校男子)は逃げてってました。
パッケージから「恐怖ではなく悲しい人間ドラマ」を
想像するとショックかもしれませんのでご注意を。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
67pt
GOOD!
オリジナリティー:ムービー中にコマンドを入力する形式や主要人物が死んでも物語が進む所などかなり独特で味がある。たとえるなら干物のスルメのようだがこれと一緒で人を選ぶかもしれない
グラフィックス:人物の質感が凄まじい。肌のしわやしみ・そりのこしなど細部に渡って作られていてとてもこだわり深い。製作者もここは特に力を入れたのではないだろうか
サウンド:その場面場面に合った無理のないBGMが割りとよかった。
熱中度:これは個人にもよるが推理物が自分は大好きなのでクリアまでどっとのめり込みました。
BAD/REQUEST
バグ・フリーズ:これが一番の問題。おそらく開発者がデバックを部分部分しかやらなかったのだろう。たまに音が途切れる・映像がブレる・フリーズしてボタンを押しても進まなくなる。自分の場合クリアまでに2回ほどフリーズしましたが終盤の白熱する場面でフリーズするとかなり萎える。
快適さ:自由に歩ける場面でとにかく歩きにくい。R2ボタンで前進という初期のバイオハザードのような形式だがそれゆえに非常に滑らかさに欠ける。不自然極まりない。たぶん他のゲームとの差別化を図りたかったのだろうが見事に失敗している。クリアしても未だに歩きにくいのはさすがにどうかと感じた。
やりこみ要素:一周目で犯人を当ててしまったからかもしれないが2週目をやる気があまりしない。かまいたちの夜のように選択肢によってまったく違う方向性の話に行くわけでもないのでつまらない。
部分ごとにわけてプレイできない:選択肢によって物語がリアルタイムに反映される形なのでしかたないといえばしかたないのだがこれのおかげで上記であげたやりこみ要素とこの通しでやらないと新しいストーリーが見えてこないというのはリンクしている。
コマンド入力のわかりづらさ:連打と長押しの見分けづらさが目に余る。失敗が許されない場面でこういう根本的なシステムによる妨害は痛い所。もう少し色で判別できるようにとか考えようはあったはずなんだがどうもこの開発者は自己満足の色合いが濃いようだ。そのようなものがシステムの根幹に多々見られる。
COMMENT
クリア済み。
総合評価としてはギリギリ及第点。ソフトもアマゾンなどで買えば5000円を切るのでこのあたりの評価が妥当かと。これがもし定価7000円だったら損をしていると思いました。楽しかったは楽しかったのですがもう一押し欲しい所。全体的にシステムに関してもそうだが詰めが甘い。しかし斬新ではあるので人によっては評価の高低の差が出てくると思う。
推理好きや探偵物語が好きな人にはオススメしたい一品である。街やかまいたちの夜など好きな人なら買って損はないはず。
それ以外の方は・・・自己責任でお願いします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
89pt
GOOD!
・ストーリー
引き込まれすぎて、久しぶりに朝までやりました!
主人公4人を操作していくシナリオですが、行動次第で死んだりしますが、
ゲームオーバーはありません。
その事実を受け止めて話しが進んでいきますが、子持ちの親としては泣きたくなったり
目を背けたくなるシーンなどここまで感情移入したゲームは久しぶりです。
・システム
アドベンチャーゲームですが、ただ選択肢を選んでいくゲームではありません。
ほどんどのアクションでコントローラーを使用するので、
感情移入しやすくなってると思います。
子供におやつをあげたり、夕飯を作ったり、子供と一緒に遊んだりなど、
シナリオ上はやらなくてもいい事ですが少し先の行動が変わっていきます。
BAD/REQUEST
2周目をやってますが、シーンのスキップ機能が欲しかったです。
クリア済みのチェプターなら、どこでも途中から選べるので、
ある程度はスキップ出来ますけどね。
COMMENT
アドベンチャーのジャンルでは、久しぶりの大当たりでした。
PS3お勧めソフトの1本になるのは、間違いないと思います。
DLCも配信される予定みたいなので、待ち遠しいです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-02-22
登場人物はハリウッド映画を見てるなら馴染みやすいキャラばかりですしリアルタイムのボタン操作も
緊迫感を盛り上げ操作キャラへの否応ない感情移入を誘います。
だからゲームとしては面白いのですが、ストーリーが…
猟奇殺人がモチーフですがサイコスリラーとは言えません、犯人の動機がまともすぎます。ある意味人情話です。
またプレイ最中にはさはど気にならないのですが終わってみるとストーリーの各所にほころびが目立ちます。
あのキャラがあのシーンであんな表情するはずがないとか、あのキャラはなんでそんなこと知ってんだとか。
(どっかで考察されるんでしょうが)
話としては類似のジャンルの「428」の方がはるかに面白いと言わざるを得ません。
それでもプレイする価値があるゲームに変わりはありません。少なくともオイラはこれまでに味わったことのない
ゲームプレイを楽しめました。
次に同じシステムでゲームを作るなら「セブン」に匹敵する(出来れば凌駕する)シナリオでお願いしたい。
シナリオさえ良ければ身の毛もよだつ神ゲーが出来るでしょう。
GOOD!
最初に褒めたい所だらけです。
まず主人公4人のキャラクター。
それぞれ置かれてる立場が違う中、一本の深いストーリーを軸に4人それぞれの視点でそれを追って行きます。
他の方も仰る通り、格キャラクターが死亡してしまってもストーリーは続いていきます。
その点を考えると所見プレイでは死への恐怖が伝わってくるほど、スリリングなパートもあり熱中度は相当なものでした。
音楽も相当作りこんでいる感じがします。
ゲームの凸凹を明確に引き立ててくれるような、その場その場で非常にマッチした音楽だと思います。
グラフィックは結構ハイレベルです、場所によっては本物と見間違えるような事もありました。
モーションキャプチャー?体中にセンサーをつけて動きをつけているのですごく自然な動きです。それとタイトルの通りレイン、雨のグラフィックも素晴らしかったです。
キャラクターの声、日本語版、英語版どちらもすごくあっていてすんなり入ってきました。
最後にストーリーですが、結構衝撃的な描写もありましが、すごくイイ!
最後に矛盾するところも出てきますが、そんなに気にならないと思います。
でも、分岐で変わって来るのですが胸に突き刺さりました。
BAD/REQUEST
これはイイポイントでもあるのですが、
キャラクターの心理状態によって、色々選択肢にも演出があるのですが、
見づらい箇所や、画面の外に出てしまって見えない事もありました。
私のPS3はバイオハザードモデル?の80Gですが、2.3回フリーズしました。
でもオートセーブがこまめにされているので、ロードしなおすのが面倒なくらいな物でした。
ムービーカットが無い
いろんな分岐で何度もプレイしたいと思うのですが、途中まで同じムービーを何度も見るのは作業になってつまらないです。
COMMENT
全体的にストーリー、音楽、グラフィックとハイレベルな作品だと思います。
かなり斬新なゲームシステムですが、割と万人に受け入れられるのではないでしょうか。
ゲームというよりは映画を見ているような感じで楽しんでもいいとおもいます。
映画やドラマ化しても絶対に面白い内容だと思います。