【PS3】DARK SOULS II(ダークソウル2) レビュー
発売元 | フロム・ソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-03-13 |
価格 | 7800円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / PS4版 レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人(オンライン:2〜4人) ■ COLLECTORS EDITION版:15,800円 【DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN】 ■ 発売日:2015/02/05 ■ 価格:4,936円 通常版にDLCを同梱した廉価版です。 |
- 総合ポイント
- 63
- (難易度)
- 3.50
- レビュー数
- 44
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 4pt |
63pt
GOOD!
日を潰して1周目をクリアしました。
前作で言う筋力と技量を成長させた上質戦士でプレイをしたのと、前作と比較してのレビューになります。
・グラフィックの進化
今作は風でマントがなびいたり毒沼から出た後浸かっていた部分の色が変色しているなど細かいところも動くようになるなど進化しています。
グラフィックが汚くなったとフレンドから言われましたが、私はそこまで汚くなったとは思っておらず特に終盤に訪れることになるある高所から見られる景色は非常に素晴らしい物だと思っています。
・サーバー稼働による快適なオンライン
前作ダークソウルではマッチングが悪く、初期ではオンラインプレイができないという散々な状況でした。今作は初日からでも白サインやメッセージをかなり多く見かけることができる上に処理落ちも全体的にかなり少なく、快適なオンラインプレイができます。
・レベルの振り直しが可能
あるアイテムを消費しますが、今作はソウルレベルを上げても後に振り直すことができます。私は上質で育てていましたが途中で魔力を要求する武器なども拾い、振り直しのおかげで初見キャラでもある程度拾った武器を試していくことができたため、いろんな武器を使うことができました。
後述の検証などでもこのシステムを活用したおかげで新しくキャラを作らなくてもいいなどかなりのメリットがあります。
・盾の弱体化
物理カット100%の中盾が少ないのと受け値の全体的な低下で盾があまりに強すぎたため盾ゲーと言われた前作と比べて大きく中盾が弱体化しました。また敵の崩しを受けるとほぼスタミナが飛ぶこのなど安易なガードができなくなったため攻略に緊張感が出ています。
大盾は物理カット率が高く受け値も高いため中盾よりかは安定して攻撃を受けられるなどそれなりに差別化できており、盾に関しては構えとパリィの遅さは例外ですが良調整だと思います。
・クリアしてもすぐに2周目に入らない
今まではクリア後にすぐ2周目に放り出されていましたが、今回はEDの後に篝火から続きが始まり、そこで2周目を始めるか選択することになっています。これは個人的には準備期間などに使えるので大いに活用させてもらいました。
・アイテムボックスが多少使いやすくなった
今回は武器と盾が一緒にされるなどということはなく、デモンズほど細かくなったわけではありませんが前作よりはアイテムボックスが扱いやすくなりました。
BAD/REQUEST
・ローディングが長い
ゲームデータをSSDにインストールしてプレイしていますが、それでもロード時間が長いです。また人に話しかける時やメニューを開くのにボタンを押した際に読み込みがあるとやや遅れて画面が切り替わるなどロードは全体的に劣化しています。
・こちらの動きがすべて鈍い
アイテムを使用する挙動から扉の開け閉めなどあらゆるアクションが遅くなっており、非常にプレイしづらいです。特に回復アイテムの使用が遅い上に硬直が長いのがきつく、前作のエスト瓶を使用した際の隙の倍以上は硬直があります。さらに回復アイテムは一瞬でゲージが戻った前作までとは違い回復しきるまで時間がかかり、その間に敵の攻撃を受け回復しきる前に死ぬなどやや納得がいかない場面もあります。霧を抜ける時でさえ長い硬直があるため、雑魚をスルーしてボスと戦おうにも邪魔されることがあるなど動きの鈍さが余計すぎます。
また盾を構える速度や軽装状態でのローリングの速度上昇など難易度の上昇の原因の大部分がこちらの弱体化という状況になっており、もっさりしたせいで理不尽に感じる部分もありました。
・ジャンプ斬りが出しにくい
前作と比べてジャンプ斬りが異常に出しにくくなっており、ここは触ってもらえればすぐわかります。私は武器全般のリーチが短くなってやたらとスカしやすくなった今作ではよく使っていたため出しにくくなったのは残念でした。
・亡者状態でも侵入される
特にオンラインに繋いでいると強制的に侵入されるとある二つのマップでは心行くまで探索したいならオフラインにする必要があるなどこれも邪魔な仕様です。これらはまだ狭い分マシですが、生身ならともかく亡者でもひっきりなしに侵入が来るためやってられません。
・微妙な新ステータスの適応力
適応力というステータスを成長させると俊敏というパラメータが上昇し、動きが早くなるということで上記のレベル振り直しを利用して検証しました。一応初期状態と比べて最高まで適応力を上げた場合はアイテムの使用の隙が減少、体感で無敵時間が伸びているのではないかなど多少の効果はありました。
しかし盾を構える速度やローリングや走りなどの移動速度、攻撃を受けたときの硬直などにはほとんど変化が見られずわざわざレベルを割り振るべきものなのか疑問に思います。
まだ検証不足なためここは今後変化する可能性がありますが、ローリング速度の上昇などもメリットとしてほしかったです。
・武器補正のステータスの反映が低い
ブロードソードの二発目などリーチが短くなった武器からダッシュ攻撃が優秀な技量補正Aの打ち刀+10を愛用していました。ですが装備条件をギリギリ満たしているときと比べて威力ボーナスが非常に低く感じます。具体的には筋力10技量16の時は攻撃力304、筋力10技量40の時は349です。もう一つデーモンのソウルから作り出した特別な武器は技量補正がSあるのですが、これが装備条件を最低限満たした時は184、技量のみを40まで上げたときでも221までしか上がりません。
これだけパラメータに違いがあって火力差がこれだけとは思ってもいませんでした。
・アイテム購入数の上限
商人から買える回復アイテムや鉱石に上限があり、ゲームを進めて行けば一部のアイテムは上限が無くなり無制限に購入できるようになります。初期に無制限になる回復アイテムはいいのですが、武具強化で一番ランクの低い楔石の欠片すらストーリー中盤以降にならないと無制限に購入できないせいで強化がしにくいのも難易度の上昇につながっています。上記のようにステータス補正が今回は低めなのでレベルアップによる火力や防御力のパワーアップが実感しにくいので武具強化の方が攻略をしやすくなります。ですからせめて楔石の欠片と回復アイテム、欲を言えば帰還の骨片は初期状態でも無制限購入にすべきだったと思います。
・終盤の酷い敵配置とマップ構成
ネタバレになるので詳細は伏せますが、後半の敵配置とマップが前作と同じで投げやり感があります。とある湖のような場所はこちらの移動速度が落ちるのもあるのですが、視認できないほどの遠距離からこちらが走る速度よりも早い弾速に驚異的なホーミング性能を持つ魔法を撃つ敵がかなりいる上に、水中から襲ってくる敵と物陰に潜む騎士のような敵など初見ではなくてもダレる構成になっています。弓が使えない脳筋だとここをどうやって突破するのか気になりました。
・1周目にしては火力が高すぎるボスや雑魚
今作は1周目にしては体力にソウルレベルを35振って鎧を+6まで強化していても1、2発で死ぬなどボスの火力がシリーズでも異常に高いです。 特に今までは動かないため攻撃チャンスでもあったボスの自己強化行動中などボスがしばらく動かない時に防御力が大幅に上昇するなど意味不明な調整がされています。
その上前作のアノールロンドの巨人のような大型の敵などは今までは大型ゆえに武器を振る速度が遅かったのですが、今作はプレイヤーの武器を振るよりもボスや雑魚の攻撃が早い上に怯みモーションが大きくチェインするせいで一発貰えばそのまま死ぬこともよくあるなど、回復アイテムの回復速度が非常に遅いのと使用の隙の大きさも相まって立て直しが難しくなっており難易度が悪い意味で上昇しています。弓で誘き出しを狙ってもいくつかのポイントは離れている敵も誘導されてこちらに来るなど納得がいかない点もありました。
・複数出てくるボスが多すぎる
一つや二つくらいならいいのですが一回のボス戦で2体以上のボスと戦うパターンが多すぎます。上記のこちらの動きの鈍さもあってストレスの方が溜まりました。
・倒すメリットのないNPC黒ファントム
亡者でも攻略中にNPC黒ファントムに侵入されますしマップに最初から配置されているものもあります。前作は倒せば人間性と運が良ければアイテムが出ましたが、今回は私の運がよほどなかったのか黒ファントムは一つもアイテムを落としませんでした。倒すメリットが周りの雑魚より少し多いくらいのソウルだけではさびしいです。
・協力プレイでも生身に戻れない
メリットがソウルを稼げるだけになってしまっています。たまに生身に戻れる時がありましたがこれはバグらしくおそらく修正されるでしょう。ボスを倒した時はホスト側、ゲスト側それぞれに人の像が手に入るという措置くらいはやってほしいです。
・マッチングがソウル総収得量で変化する
やたら強い黒ファンに侵入されてかろうじて勝ってレベルを訪ねたのですが自分より13も上の相手に侵入されました。黒ファントムの侵入レベルはデモンズソウルと同じ調整でいいです。
・敵がリスポーンしなくなる
とある武器がもう一つ欲しかったのでデスルーラしたのですが、何度も死んでいると敵が沸かなくなります。おそらく初心者対策でしょうがあまりに死にやすい今作でこの調整は武器やアイテムの入手が難しくなるだけなのでこのような措置は合っていません。
・宝箱を壊すとゴミクズになる
なぜこんな仕様があるのか理解できません。壊せるだけなら開けるモーションすら長い今作ではまだ使えたかもしれませんが中身がゴミクズになるのでは壊すプレイヤーなんているはずがありません。
COMMENT
悪い点が極めて多かったのは事実ですがそれでも結構楽しめました。しかし自キャラのアクション性の劣化など明らかに悪い意味でゲームの難易度が上がっています。
もともとデモンズソウルは発見と突破の絶妙なバランスのおかげで初心者でもプレイできるという部分が一番評価されたタイトルであり、私もこの点を一番大きく評価していたため続作のダークソウルではその良点が弱くなっていたのは残念に思いました。タイトルがダークソウル2であるためある意味正当な進化ですが、今作ではさらにその良点が弱くなってしまいこちらの挙動に不満点が多い難易度が高いアクションRPGになってしまっています。
1周しただけでやり込んではいないのでまだ自分でも知らない問題点や、あるいはあげている問題点に解決法があるかもしれません。おそらく前作と同じく大幅な修正があってこのレビューも全く別物になってしまうと思うので参考程度に見ていてください。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 4pt | 3pt | 0pt | 5pt |
56pt
GOOD!
デモンズソウル、ダークソウルクリア済みの者です。
2週クリア(ver1.2)したので、レビューを投稿させていただきます。購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
まずはじめに、ダークソウルをプレイして良かったところを列挙します。
・装備の多彩さ
・育成の幅
・マップの多さ、ボスの多さ
・マッチングのしやすさ
【装備の多彩さ】
前作では様々な装備がありましたが、今作は前作以上に、防具の種類が多く、着せ替えがとても楽しいです。
騎士のようなものから、魔術師、ネタ装備、いろんな装備があり、キャラの防具を変えるだけで、気分を変えてゲームをプレイすることができます。
【育成の幅】
武器を使う戦士から魔法戦士、司祭プレイ、自分好みのキャラクターを作ることができます。ソウルをため、キャラ育成のイメージを膨らませ、イメージに近いステータスのキャラを作ることができます。
【マップの多さ、ボスの多さ】
今作では、前作以上にマップが多く、ボリュームは膨大です。しかも、前作のイザリスのような手抜きマップはなく、どのマップもきちんと作りこまれているように感じました。プレイのやりごたえはたっぷりです。
【マッチングのしやすさ+奇跡の改善】
ダークソウル2には専用のサーバーがあり、他のプレイヤーと、協力or敵対プレイをすることができます。
前作では、仕様上、協力プレイがなかなか難しい場合がありましたが、今作ではサクサク協力プレイが可能です。
白サインを置けばすぐに呼ばれることもしばしば。二周目でソウルレベルが200以上ありますが、問題なく協力プレイができました。ここは素晴らしいです。
また、今作では、奇跡の回復の仕様が変更になっており、こちらが奇跡を使うことで、味方プレイヤーも回復できます。この仕様はとても嬉しく、ホストのピンチを回復で助けたりと、気持よく協力プレイができます。
BAD/REQUEST
前作に比べ、しっかりと作りこんでありますが、手放しで賛成できないところもあります。
以下、ダークソウル2を二周プレイして感じた問題点です。
【難易度】
「難しい」というコンセプトのダークソウルですが、今作もとても難しい難易度です。しかし、今作の場合は、難しいというより理不尽な難易度になっているように思います。
その理由ですが、
・自キャラの大幅な弱体化
・狭い場所、足場の悪い場所に大量のモブ+遠距離攻撃のモブを設置
・落下死ポイントの増設
という具合に、数の暴力や足場の悪さや落下死で難易度を上げている場面が多いです。
しかも、前作よりも自キャラの動作がのろくなり、もっさりとした行動しかできないため、常に後出しの戦いを強いられます。
一応、私のキャラは敏捷を110まで挙げましたが、ノーリングの無敵時間アップ+アイテム使用の早さを実感できたものの、ダークソウル1と比べ盾構えや武器切り替えが遅く、敵の攻撃をジャストタイミングでガードすることができません。
モブの攻撃を予測して盾を構えてもダメージを食らっている場面が多く、キャラクターの動きがお遅い。しかもスタミナもすぐに切れるため、非常にストレスがたまる仕様になっています。
そのため、ボス敵との戦いにおいては、こちらから攻撃をすると、必ずと言ってよいほど、敵の攻撃によって、大ダメージを受けてしまいます。
二周目に入るとこの傾向は顕著で、HPが1600以上あっても、ボスを始め雑魚的にすら瞬殺されることが多々ありました。
一周目ですら、敵の火力もおかしくて、敵の火力が、ダークソウルの2週目から始まるような感じです。
自由にキャラが動かすことができないため、ダークソウル1やデモンズソウルのように、ヒット&アウェイや、敵の攻撃の合間をぬって攻撃をしかけるのはとてもリスクが高いです。
ダークソウル2では、「大盾を構え、敵の攻撃が終わるのを待って、ようやく反撃する」というパターンが一番安定しました。
それくらい、敵の攻撃は素早く、こちらの行動は遅いです。RPGで例えると、敵のターンが3ターン過ぎたあと、自分のターンが1回来るというイメージです。
難易度の上げ方としては、「自キャラを弱体化させて、マップの足場を悪くし、数の暴力に頼って難易度を上げている」という印象がぬぐえませんでした。
そのため、プレイをしていて、「楽しい」と感じるより、「めんどくさい」と感じることもしばしば。「こりゃ一本取られた!」と納得して死ぬというより、理不尽さを感じる場面が多々ありました。
【周回プレイのつまらなさ】
敵が大量。落下死も多数(一部のボスやラスボスの部屋にすら落下ポイントがあります)。それは良いのですが、今作は周回プレイがとてもきついです。
敵が固くなるのはもちろんのこと、新しい敵が配置され、一部ボス(船にいるボスや塔の地下にいるボス)においてはお供がつくようになり、数の暴力をいやというほど味わせてくれるようになります。
「ソロプレイで周回クリアは無理だろ」と絶望した場面んが何度もあり、今作では、ソロプレイ周回はかなりの苦行になっています。
NPC白を呼べば何とかなりますが、もし白を呼べない場合は、正直かなり苦しいと思います。ダークソウル1であったような「初期レベルで7週クリア」などの周回やりこみプレイは、本作では不可能のように思います。
二周クリアしましたが、獲得ソウルもそれほど多いようには感じず、正直なところ周回プレイはつまらないので意味がないように感じてしまいました。
【遅延】
もうこれはシリーズ伝統かもしれませんが、相変わらず入力遅延があります。ボタンを押してもキャラは棒立ち、アクションが暴発する場面が多々あります。繊細なアクションは期待できないゲームです。
【バグ】
本作では地味ですが非常にやっかいなバグが多々あります。
・ボス敵との戦いで急にキャラの操作が不能になる。(溶岩城の鉄巨人で二回遭遇。)
・モブと交戦中、こちらの攻撃が先に当たってモブを倒したにも関わらずなぜかダメージを受けている。(敵を倒した瞬間も敵の攻撃判定が残っている。)
・壁にハマる。(巨人のボスがいる記憶のマップ。)
・入力遅延(上記の通り。)
攻撃ボタンを押しても棒立ちしたり、アイテム切り替え操作をしてもキャラが無反応するときがあり、アクションゲーム的にとても問題があります。
完璧なプログラムは無理なのかもしれませんが、不具合は出来る限りの改善を期待したいところです。
【一部マップの悪質度】
難易度について述べましたが、今作では一部マップ、非常に悪質で理不尽の高いマップが存在します。
足場が悪く移動が制限されたマップで敵を大量に配置、常時遠くから追尾する魔法で狙撃され続けるマップがあります。
壁に隠れても、魔法が追尾してきてダメージをくらい、かといってダッシュで逃げようとしても、足は水場で思うように動けず、水中を動くモブによって攻撃を喰らいます。おまけに、落下死ポイントも多数存在。(鏡の騎士を倒した次のマップです。)
デモンズソウル、ダークソウルと経験してきて、今作でも1マップ辺り5回位死んでクリアできてきましたが、そこだけは、30回以上死にました。正直、難しさより、理不尽さしか感じませんでした。ここだけで先に進めず積む可能性があります。
全体的に、ダークソウル2では、難易度のバランス感覚がマップによって全く違うので、多分開発された方によって、マップが全く違います。そこあたり、スタッフの皆さん方で難易度の整合性をとられたのか、正直非常に疑問を感じます。
正直、非常につまらないマップで、このマップのせいで、ダークソウル2の評価を下げたくなってしまいました。
【侵入システムの変更】
今作では、亡者状態orクリア済みエリアでも侵入されるようになりましたが、個人的にはこの仕様はやめて欲しいです。
ただでさえ数の暴力でたくさん死ぬのに、そこで赤に侵入されるとどうしようもありません。現時点では赤侵入は少ないものの、一度攻略中に侵入され、一撃で倒されたことがありました。
私は攻略メインですので、生者で侵入されるのはともかく、HP半減+仲間を呼べない亡者状態で侵入されるのはどうかなと思います。
しかも、今作ではクリア済みエリアですら侵入されるため、クリア済みエリアで白サインを出しながら、お助けプレイに専念するのが難しいです。
白サインを出して篝火に当たっていても侵入されて強制対人させられるのは、ゲームの遊び方を強制されているような気持ちです。
対人や侵入を楽しみたい方は、そういう方同士でマッチすれば良いと思います。せめて、亡者状態やクリア済みエリアでは侵入されないような仕組みに変更してもらえれば良いのですが。
COMMENT
最後にダークソウル2の総評です。
装備やマップなど、前作以上に素晴らしくなった点は多々あるのものの、肝心のアクション部分の劣化やオンラインシステムの変更、バグ、難易度の理不尽な上げ方など、とても問題が多いゲームになっています。
個人的な印象ですが、操作性はダークソウル1よりも大幅に劣化している印象です。ともかく、キャラを動かすのが不自由です。
以前、制作者の方がプロモーションで「誠実に殺す」ということをおっしゃっていましたが、誠実に殺されたような場面は少なく、落下死か集団リンチで殺される場面がほとんど。「自分のせい」というよりは、「こんなじゃ死ぬよね」と覚めてしまうような死に様が多かったです。
難易度の上げ方は正直おかしいと感じざるを得ず、プレイし終わった後は、達成感というよりも、疲労感の方が強いものでした。
今後、パッチでいろいろとバランスが調整されるかもしれませんが、現時点(ver1.2)では、難しいというよりも、理不尽な場面が多々あります。
人気のタイトルですが、とても人を選ぶゲームですので、アクションゲームが苦手な方は、面白さよりもストレスの方が強いかもしれません。
とても魅力的で、このゲームでしか味わえないものがあるのも事実ですが、正直他の人には推薦し辛いゲームです。購入を検討されている方は、「難しくて理不尽な難易度のゲームである」ということを念頭に、動画等で情報収集されることをオススメします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt |
91pt
GOOD!
ソウルシリーズ全プレイ済
今作はオフライン一周、オンラインで半分ほど攻略済で評価させていただきます。
・ただマラソンするだけのステージがない。
(前作のイザリスのようなめんどくさいだけのステージがなくなり城下不死教区のような攻略しがいのあるステージが増えた)
・グラフィック、音楽
(グラフィックはps3の限界かなと思います。音楽も世界観にあっています。しかし、前作と比べて耳に残るものが少なかったので4点にしました)
・敵の配置
(今作は非常に配置が考えられています。対策をしないと敵の連携や挟み撃ち、袋叩きなど死にまくります)
・転送が開始から使用できる
(素晴らしい改善だと思います。サクサクプレイできます)
・ボスの弱点が極端になった
(これによりごり押しがしづらくなった。また、弱点の毒や炎雷、魔法などボスにあわせて武器を作ったり、アイテムを用意したりしなければならなくなり楽しかった)
・オンライン環境
(かなりつながりやすくなり快適です)
・仕掛けが多く作りこまれていた
(仕掛けを解除するのが非常に楽しかったです)
・熱中度
(文句なしです。どんどん次のステージに進みたくなります)
BAD/REQUEST
・NPCのいる場所が敵に近すぎる
(世界観的にも人が敵のすぐ近くにいるのも変ですし、敵対するリスクが高すぎます。実際、主要なNPCが死んでしまいかなりキツかったです)
・ボスの動きやデザインに目新しいものが少なかった
・鍵がどこに対応しているかわかりにくい
(もう少し説明を付け足したり、扉の数を減らせば良かったと思う)
COMMENT
ソウルシリーズが好きな人は絶対にハマりますw
また、今作は初心者の人が始めやすいよう救済処置が設けられているので始めやすいと思います。
最後に、このような素晴らしいゲームを作ったフロムさんに感謝します。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-08
本編での謎かけのような問いがイマイチピンとこなかったのですが、追加DLをプレイすると少しずつ明瞭になる感じですね。
一度栄華を極めながらも同じような経緯を辿った三つの王国を舞台にしての巡礼ですが、悪戦苦闘しながら断片的に過去の出来事に触れていくと色々と考えながらダークソウルの世界に入り込んでプレーできると思います。
闇を光で払うことが正しいのならば、なぜそれぞれの形があるにせよ破滅の道に至らなければならないのかという人間の本質を問われている印象ですね。
難易度としては本編クリア後の暇つぶし程度に考えていたのですが、更にレベル上げを本格的にしないと通用しない難しさがあります。
中古で構わないのなら相場的に今は通常盤がお得なので、肌が合えば追加DLC購入でもいいかもしれません。前作よりもDLCの導入と開始はやりやすいので、ニーズに合わせてソフトを選択すればいいですよ
GOOD!
詳細なレビューは他の方も書かれてるので、初心者 シリーズ未プレイの方が参考にしやすいようなレビューにしようと思います。
やはり なんといっても最近のゲームでは中々お目にかかれない高難易度が一番の特徴!
悩んで悩んで ビクビクしながらチマチマと進めて、マップを攻略した時やボス撃破の時の達成感は 他のゲームではなかなか味わえません。
キャラクター育成の自由度
レベルアップ時のステータスの振り方によって、個性的な育て方が可能。
ただし ある程度の予備知識がないと なかなか完璧な育て方は難しいのですが、ゲーム中一度だけ再振り直しのチャンスがあるので ますは好きに育てるのもよし!
美麗なグラフィック
アマゾンのレビューなどではグラ劣化などと沢山レビューされてましたが、PS3の作品の中では十分過ぎるレベルです。
オンライン協力プレイ
過度なコミュニケーションを必要としないで、オンライン協力プレイを楽しめます。
このボス絶対一人で倒す自信ない! って思っても オンライン協力プレイであっさいりとクリアできちゃうこともあります。
BAD/REQUEST
GOODでもある高難易度が、BADでもあることも御承知下さい。
シリーズ経験者なら、ある程度予測しながらプレイできても、これは初めてやった人には大丈夫なのだろうか?と思う所も多々あります。
最序盤がある意味一番の難関で、進め方を間違うと武器が壊れまくって修理もできなく にっちもさっちも行かなくなって詰む可能性があります。
実は簡単なことなんだけど、ここでつまづくと 続けるモチベーションなくなるかも。
死んで覚えてプレイヤーが鍛えられていくゲームなのですが、今作は死にまくりすぎてると詰むかもしれません。
理由は敵が有限であるために、稼げるソウル(経験値に充当)に限りがあるため。
死んでソウルをロストし続けてると、レベルも上げられず武器も鍛えられずと・・・
まぁ オンラインプレイでソウルを稼げるから、ソウルが有限というわけではないですが。
オンライン対戦も人によっては初心者には脅威かもしれません。
協力プレイができる半面、他プレイヤーの侵入によって望まない対戦も発生します。
このゲームの醍醐味であると同時に、初心者にとっては古参のプレイヤーのカモになってしまうかもしれません。
まだゲーム発売されて日が浅いので対戦は活発ではないようですが、そのうち活発になってくるでしょう。
ステ振りを熟知した経験者と初心者とでは戦闘能力に大きな差があるでしょう・・。
COMMENT
良くも悪くも ソウルシリーズ!
FFのようなキャラクター重視のRPG、無双シリーズのような豪快なアクションゲームとは対極をなすようなゲームであります。
そういうゲームに慣れてる方が同じ感覚で始めると開始1時間もしないうちに投げ出したくなるかもしれません。
ちょっと敷居の高いゲームとして人気のRPG エルダースクロールズシリーズ(オブリビオン スカイリム)などとも難易度のレベル 意味が違います。
当方 デモンズソウル ダークソウル1もプレイしてるので、今作も苦労しながら進められてますが、初見の方は序盤の進め方や行く場所すら分からず右往左往してるうちに挫折してしまうんじゃないだろうか?と心配になってきます。
ゲームの面白さを満喫するためには自力で攻略するのが一番なのでしょうが、進められずに挫折しては元も子もないので素直に攻略サイトを見ましょう。
最低限の情報は そういうサイトで得てもゲームの面白さが損なわれることはないと思います。
たぶん ある一線を乗り越えた時点で、突然に素晴らしいゲームと感じる事ができるかも!
この絶望感がたまりません〜