オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
95pt
GOOD!
5人の主人公やサブキャラ達が絡み合い、展開していくシナリオが素晴らしいのは勿論ですが、KEEPOUTやJUMPといった要素がうまいアクセントとなり、先を読みたいという気持ちにより拍車をかけてくれます。
個人的に読み物系にはゲーム的な要素はあまり要らないと思っているのですが、428においてはシナリオとゲーム性が混ざり合って、一つのゲームとして完成されています。
全編実写の静止画で構成されたグラフィックもPS3の環境と相まって、渋谷の臨場感をリアルに伝えてくれています。
事実上の前作である「街」をやったことのある人に対する小ネタが所々に盛り込まれていて、ファンとしては嬉しい限りです。(あくまで本筋には関わらない小ネタなので、428からやり始める人でも全く問題はありません)
システム上、シナリオが小分けになっているのでいつでも区切りのいいところで中断できるのですが、それでも止め時を見失ってしまう程に熱中してしまいました。
BAD/REQUEST
ネタばれになるので詳しくは書けませんが、未プレイの方でアニメのCANAANも興味があるという人は、428本編→CANAANという流れでいったほうがより両者を楽しめるかと思います。あくまで個人的見解ですが逆でやってしまうとBAD要素になりかねないので……
本編ボリューム的に、10〜15時間と決して短すぎるわけではないのですが、もう少し428の世界を楽しみたかったかなと。BADというよりは贅沢な悩みです。
COMMENT
文章を読むこと自体がまったく駄目という人以外には手放しでお勧めできる作品です。
3つのプラットフォームで展開している作品なので、どれかひとつでも持っている方は是非手を出してみてください。
多くの人に触れてもらう事で、それが続編が出る原動力になればいいな、と思ってしまう程にいいゲームでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt |
93pt
GOOD!
やはりサウンドノベルというジャンルでは元祖チュンソフト製が最もクオリティが高く
過去作品からのザッピングシステムで独自性を確立したと思います。
シナリオは最初から最後まで非常に良く出来ていて引き込まれました。
グラフィックはHD画質で文字も読みやすくかったです。
各主人公と役者も見事にマッチしていて演技も良く、基本静止画ですが表情で緊迫感などが伝わってくる。
音楽はそのシーンにマッチしていていい曲が多かったです。
人ごみでは周りからワイワイガヤガヤ聞こえたり音響もリアルでした。
KEEPOUTシステムはいいところで終わるので、早く続きが見たくて他の主人公も一気に進めてしまいました。
BADENDになってもヒントを見れば大抵回避方法は分かるので難易度は低め。
スキップ機能もあるのでBADEND回収はそれほど苦ではありませんでした。
おまけのアニメパートは酷評されている方もいますが
フルボイスだしそんなに悪いとは思わなかった。
(現在放送中のCANAANに繋がる)
BAD/REQUEST
何故か毎回起動時トロフィーインストールという謎使用w
上木彩矢の宣伝が出過ぎでくどい
タイムチャート画面からメニューに入れない、バッドエンドリストが見れない
(本編に入ればメニューは入れる)
COMMENT
プラチナ取得までゆっくり進めて30時間弱
ボリューム的にはサウンドノベルですし長過ぎず短過ぎず
丁度いい長さでした。
街がすごく面白かったのでコレを買いましたが
期待を裏切らない作品でした。
特典DVDでは実際に出てきた現場を御稔川と千晶が見て周ったり
裏事情などがきけておもしろかったです。
TOTAL的に非常に満足出来た作品でした。
Wii版未プレイ
フルHD37型HDMI接続 5.1ch
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
48pt
GOOD!
文字が読み易いだけでなく、非常に平易ですので疲れません。
HD作品で文字が読み辛いと感じる環境の方に配慮されていると思います。
HELPがあるため詰まることがありません。
親切すぎるかもしれませんが、困ったときだけ見ればよいので邪魔でもありません。
撮影するだけという実写のメリットを活かして、場面枚数が豊富です。
複数の視点をザッピングして進むため、新鮮な気持ちで最期まで楽しめる?ハズ。
BAD/REQUEST
まず、絶賛されているシナリオですが・・・正直いってかなり素直な内容で、AVG慣れしていないユーザー(きのこって誰?な方達)しか十分には楽しめないと思います。
私は始めて2時間で筋書きが全て予想でき、完璧に的中してしまいましたので、スリルも興奮も味わえませんでした。
取説にあるように「誘拐、双子、ウイルス」のキーワードを使用して書かれたシナリオとしては練られた部類ではありません。そのまんまです。
また、グラフィックも撮影するだけ(演技して撮影)のメリットから枚数は多いのですが、ほとんど真正面から綺麗に役者を納めた構図だったり、役者のアップばかりでした。
もっとユーザーを驚愕させるような構図を盛り込んで欲しかった。
賛否両論あるボーナスシナリオ2(アニメ編)ですが、本編にあわせて非常にあっさりしたオマケですので、良し悪しを論じる以前の問題だと思います。
ただ、カナンがマリアと出会う回想場面で、本編を否定するような独白(わざとなら凄いですが、すり合わせミスかな?)があり、そうだよなと共感してしまいました。
最期にキープアウト⇒ジャンプ、のシステムはこなれていない感じで非常に違和感がありました。
各主人公の進行度合いを揃えるためだけに使われていて、ザッピング本来の醍醐味である協力関係や偶然性の演出に寄与していません。
もう少しシナリオを練りこまないと使いどころが難しいのかもしれませんが、ただの通せんぼになっており、快適さを損ねる要因になっています。
COMMENT
総合的には良作ではないが駄作ではない、という印象です。
満点はありえない評価ですが、この手のAVGにあまりふれない方は楽しめる作品だと思います。
ただし、シナリオは本当にそれだけ?って感じですのでサスペンスを期待する方は他をあたりましょう。
32型 HDMI接続
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-05-20
映像、音楽、操作性、ストーリー、演出、登場人物文句なし!!
最近PS4本体を購入。PS3の電源を入れることがほとんどなくなったためにPS3は売却しようかと思ったのですが、このゲームをまたやりたくなったらと思い売却をやめました。
PS4に移植されないかなー
GOOD!
ゲームでは珍しい実写映像(写真を取り入れた停止画、たまに動画もあります)を取り入れたノベルゲームです。
この実写と言うのが大きな所です、なにより実写以上にリアルで綺麗(絵そのものの綺麗さでは無くより現実的な映像に近いかどうかで)な映像はありませんし、臨場感やその場に流れる空気感などがGGやアニメーションとは桁違いです、人が出るシーンでは実際に役者さんが演じているので尚更リアリティがあります。
物語の構成が上手です。
5人の登場人物達の存在や行動が上手く絡み合い、最初は無関係であった人々が謎の解明と共に一つの事件の解決へと向かって行き、終盤には意外な人物も物語の主役となり事件の解決へ導いて行きます、確かに大きなスケールだとか意外な展開などがあるわけでも無く(最後にどんでん返しはありますが)、解りやすいドラマなんですが作者の文章力が高く構成が上手なのでとても引き込まれ最後まで飽きずに楽しむ事が出来ました、曲の使い所も上手なんですよね、いたるところでスタッフの有能さが垣間見れました。
5人の主人公達の一人の選択が他の人に影響を与え、それによって別の人が悲惨な結末になったり、思わぬ危機を乗り越えたりする街から引き継き採用されているザッピングシステムは相変わらず面白いと思います、これ以上凝ったシステムのノベルゲームはあまり存在しないでしょうね。
タイムチャート機能は便利でしたね、ザッピングシステムにより何度も行ったり来たりや選択肢変更を行う必要があるので、これが無ければ恐らくクリアは不可能だったと思います。
所々歴代チュンソフトの作品や街と関連した要素が出てきたのは面白かったです、TIP内での小ネタはしっかりと街から引き継がれています。
BAD/REQUEST
基本的にバッドエンド回避ゲームです。
グッドエンドを目指すゲームでは無く(一応最後にエンディング分岐はありますが)、数あるバッドエンドを回避しつつ事件の解決へと導いて行くゲームです。
進めて行くと必ず沢山のバッドエンドに出会います、そのつどヒントを頼りにそれを回避出来る人の回避出来る選択肢を選んで行かないと行けません、そして最終的に全ての人が一つの事件解決へと収束するので、多数のシナリオがある訳ではありません、大きなシナリオが一つです。
正直KEEP OUTは必要無かったと思います。シナリオ中に所々KEEP OUTになり先に進めなくなる(他の人からジャンプして来る事で先に進む事が出来ます)事がありますが、バッドエンドが多数存在するのにこれが加わる事により先に進むのが難しくなっています、終盤にはヒントも無くなるので非常に苦労しました。
おまけのサブシナリオの一つが散々な出来でした。
急にアニメになるやつです、アニメになった事は別に構いません、あの内容を実写でやるのは難しいと思いますので、内容は本編とは毛色が違いますし、好みは分かれると思います、シナリオ自体は本編の補完のはずなんですが、格好つけているのか文字に余計な装飾が多く非常に読みづらい上に「どう考えても有り得ない」人間離れした人物や嘘みたいな設定が出てくるのでこれが428の正式なシナリオの一つとは決して思いたくありません、格好つけた読みづらい文章は味として許せたとしても有り得ない設定と展開によるファンタジーシナリオは止めて欲しかったです。
COMMENT
多少ボリューム不足な感じもありましたが中身の質は凄い物でしたので一度始めるとどうにも止まらなくなり一気に最後までやってしまいました、ノベル系のゲームが嫌いでは無い人には是非遊んで頂きたい名作です。
かまいたちの夜2からとにかく迷走していたチュンソフトでしたがここに来てやっと本気を見ました、これからも本気を出して良質なサウンドノベルを作って行って欲しいですね、これからのチュンソフトにも期待出来ます。