オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
73pt
GOOD!
・オリジナリティ 5
複数の主人公が同時刻に行動しその結果が他の主人公のルートに影響を与える、ザッピングシステムは一部採用されているゲームもあるが、このシリーズこそ最高峰でしょう。
・グラフィックス 4
実写映像の為、よくゲームで言われるグラフィックとは言えないかもしれないが、シーンごとの雰囲気等はよく作られている。役者の表情、場の緊迫感等はよく表現されていると思う。
・熱中度 4
ものすごく続きが気になる場所で「続く」となるので、先は!?先はどうなっているんだ!?と、読み進めたくなる。なかなかきりの良い場所が無い。
・満足感 3
ラスト手前まではとても満足。それ以降はだだ下がりしてしまいこの結果に。
・快適さ 3
ラスト直前までバッドエンドに入ってもヒントが表示される(ボタンを押さなければ表示されない)。チュートリアルも丁寧、ページ移動、シーン移動はやや面倒か。次第点。
・難易度
ただクリアするだけならとても簡単、攻略サイトすら不要かもしれない
サブシナリオまでを見るなら難しい
隠しシナリオは攻略サイトを見なければ人間業では無理なレベル
BAD/REQUEST
コラボ関係はほとんどが浮いている。
アニメキャラを実写化(逆も然り)は、なかなか無理のある感じだった(実写版の子も可愛らしかったが)
カナンの宣伝チラシ(パッケージに入っているもの)だけである種ネタバレしてしまっているので、そこに気付くとプレイヤーだけが真犯人を知っているまま進む感じになってしまう。
上記含めてキャラクター性をもたせようとしたのか、ぶっ飛びすぎているキャラが多い。
なすびの顔ドアップはキツかった。
COMMENT
総評としては「コラボ部分は顔をしかめたくなる部分もあるが、概ね良作」といった出来
とにかくおじさん達、中年の役者陣が素晴らしい演技をする。
大沢役と彼のシナリオに登場する梶原刑事のやり取りはとてもいい。
前半、大沢が心を閉ざしている間は梶原刑事の真っ暗なのだが、心を開き出すとだんだんと明るく白くなっていくのは意図したのかはわからないが良かった。
カナン編はアニメ画で声付きで浮いているが、ここ単品だけ見ると悪くもない。
コラボしないほうが良かったのでは。
シナリオを進めていくより、バッドエンドリストを埋める方が大変なので、もしプラチナトロフィーを取るなら、ひと通りクリアしたら攻略サイトを使うといいでしょう。隠しシナリオは無理レベル。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt |
48pt
GOOD!
背景の画像がいい。
アングルなどを含め、いい写真が多い。
中盤の梶原刑事とある主人公の絡みは最高だった。
ここに使われる背景は特に秀逸。
まるで劇団四季の素晴らしいセットを眺めているようだった。
シナリオで評価できるのは梶原刑事のところくらいかな。
ひとみ役の人がかわいい。
タマもかわいい。
BGMもその場の雰囲気に合っていて盛り上げてくれた。
タマのBGMがふわふわしていて平和な感じでよかった。
BAD/REQUEST
主人公の亜智がキャラとして出来過ぎ。
これだけ英雄ぶって綺麗事を吐く人間はこの世に存在しない。
御法川もうざい。
いくらフィクションでもこんな主人公たちには感情移入なんてできない。
あと、「つづく」とか、「キープアウト」とかになって物語の進行を無駄に中断させられる。
7割がたは、のめり込むことも出来ないようなどうでもいい話なのに、不必要に中断させられたら進める気が失せてしまう。
ここ数年の引っ張って引っ張って視聴率を稼ぐ糞バラエティのような構成にイライラが募るばかりだった。
読み込みが少し遅く、さらにあるポイントからあるポイントまで移るのも遅いので余計にストレスがたまった。
無駄なアニメーションは省き、もっとシステムを軽くし、ストレスレスにする必要がある。
主題歌の宣伝が多すぎてうっとおしい。
COMMENT
とても惜しいゲームだと思う。
はじめはバラバラだったキャラクターが徐々に絡み合って、ひとつの答えに導かれる、そのアイデアは素晴らしい。
が、それを十分に活かすシナリオやシステムが構築されていない感がある。
このゲームの点数がアンチャーテッド2と同じなんて信じられない。
正直、mk2内でポジティブキャンペーンが行われてるんじゃないかって思うほど。
このゲームをするくらいなら、よく売れてる小説を買って読んだほうが感動できるんじゃないかな。
トゥルーエンドがあるみたいだけど、やる気が起きない。
明日あたりにでも売ると思う。
コンセプトは悪くなかった。
ただ、どっかのオタクが考えたような安っぽい設定、キャラクター、練りきれてないシナリオとシステムがそのコンセプトを台無しにしている。
こういうライトノベル系ならロストオデッセイの主人公の記憶の思い出し方を参考にしたらいいと思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 1pt |
86pt
GOOD!
サウンドノベルの老舗「チュンソフト」の作品と言うことで、プレイしてみました。
チュンソフト作品はかまいたちの夜1〜3と弟切草をプレイしましたが、
これまでやったサウンドノベルの中でも一番と言っても過言ではないほどに、おもしろかったです!!
最初は実写のゲームと言うことで、二の足を踏んでいたのですが、いざ始めてみると、ドンドンと続きが気になってきます。
ゲームのシステムは、複数いる主人公を全員クリアすると、次の時間帯に進めると言うシステムなのですが、
ある主人公が取った行動によって、別の主人公のシナリオに影響が出ると言うシステムはそれぞれの主人公が直接的には関っていないにしろ、
密接な関りを持っていると言う感覚があり、やりごたえがありました。
それが原因でバッドエンドとなっても、ヒントが表示されるので、迷うことなくサクサク進めました。
チャート機能でバッドエンドの原因となった部分を簡単に補正できるのも親切なシステムだと思います。
サウンドノベルの柱であるストーリーですが、これがかなりおもしろかったです。
キャラクターのさり気ない一言や行動が事件の全貌を解く鍵となっていた所や、
衝撃の事実、そしてエンディングでは胸が熱くなりました。
渋谷という街の中でそれぞれのキャラクターのドラマがあり、それらが一つの道へと繋がっていく・・・
家族や仲間の大切さと言った、人間関係が希薄な現代社会に何が必要なのかを教えてくれたような気がします。
ボーナスシナリオ1も本編に劣ることはなく、感涙しました。
グラフィック&音楽ですが、背景は実際の渋谷の景色を手直し程度にCG修正したものが使われている(?)ようで、ドラマのような雰囲気になっていました。
音楽もかなりの出来で、ゲームの場面や雰囲気に合った音楽でストーリーに盛り上がりを乗せていました。
何より、各主人公をクリアして、次のチャプターに行くときにドラマの「次回予告」的なムービーが流れるのですが、
このムービーが熱いです!
BAD/REQUEST
背景の中のCG加工で某アーティストの宣伝(例えば、背景の中で街の看板がそのアーティストの看板になっていたり)が多すぎ。
流血表現や爆発のCGの粗が若干ですが、気になりました。これも、背景、ムービーとも実写メインということが裏目に出てしまった形とは思うのですが、減点対象になる程の物ではなかったです。
「謎解き」要素は皆無に等しいです。私的には謎解きはどっちでも良いのですが、「犯人は誰だ!?」というのを完全に自身で解きたいという方にはそこが不発に終わるかもしれません。
COMMENT
総評ですが、言うまでもなく名作です!!
キャラクターの個性やギャグ、シリアスのバランスも非常に良く、根幹のストーリーも驚愕の連続です。
ゲームだけにとどまらず、ドラマ化したらかなりの話題になるのでは・・・とも思います。
最近のゲームはグラフィック技術に頼りすぎて、シナリオが薄い作品が多くてやり応えがない・・・
と感じている方なら、プレイされて損はないと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-05-20
映像、音楽、操作性、ストーリー、演出、登場人物文句なし!!
最近PS4本体を購入。PS3の電源を入れることがほとんどなくなったためにPS3は売却しようかと思ったのですが、このゲームをまたやりたくなったらと思い売却をやめました。
PS4に移植されないかなー
GOOD!
・実写のサウンドノベルがあまりにない…と個人的には思う昨今、このゲームのオリジナリティーは素晴らしいと思います。もちろん、実写であることを生かしたゲームになっています。
・主人公達が個性的かつ魅力的。最初は、引いてしまうようなキャラにもプレイしていくごとに感情移入してしまいます。
・意外な展開と整合性のある文脈で、シナリオが面白い。なおかつ綺麗にまとまっています。そして読む快適さが合わさって、どんどん話にひきこまれます。
・映像は、実写のサウンドノベルでは現在でもトップクラスだと感じる。他に類似した作品が、近年はあまりないってところを差し引いても凄いと思います。
・そして、やっぱり面白いので続きがきになって。ついつい現実世界の時間を忘れます。
BAD/REQUEST
・シナリオにいわゆる「毒」がないこと。まあ、不朽の名作の「街」ですら移植にあたっては削られたシナリオがあるくらいですからね。ただ、「街」や「かまいたちの夜」が持っていた、毒気・狂気・暴力・笑い・無茶なところが薄まったのは残念です。
・最終的には一本道になってしまうこと。各主人公の最終的なEDは欲しかった。後日談なども少し欲しかった。結果として少しボリューム不足に感じます。綺麗にまとまりすぎる…と個人的には思いました。
・曲に関してはあまり記憶がない。が、映像にマッチした曲だったとは思うので、可もなく不可もなく…よりは上といったところ。
COMMENT
はっきりいって、チュンソフトの名作である「弟切草」・「かまいたちの夜」・「街」。
これらのどれかをやって、面白いと感じた人はこれを買って損はないと思います。
今では少し古いゲームですが、現在でも実写サウンドノベルの最高峰だと思います。
少しボリューム不足は感じますが、それを差し引いても大満足と言わざるを得ない作品です。