【PS3】アンチャーテッド −砂漠に眠るアトランティス− レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-11-02 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:オフライン1〜2人(オンライン2〜10人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 1pt | 2pt | 2pt | 3pt |
43pt
GOOD!
・グラフィック
よく作り込んでるな〜という印象。映画を動かしているみたいな感覚。
ムービーだと思って見てたらゲームプレイ開始してた、なんてことが結構ありました。
・かなりスムーズにリトライができる
難しい地点の攻略なんかには役立ちました。
ステージ間のロードも無いに等しい。
・オートセーブがノータイムに近い。
区切りがなさすぎて止め時が見つからない。
・謎解きで詰まったら正解を出してくれる。
謎解きが苦手な自分には親切な設計でした。
ゲーム初心者&謎解き初心者にも○
BAD/REQUEST
映画のように、リアルさを追求しているであろうこのゲームゆえの悪い所の数々。
・操作性/エイム機能が不便すぎる。
L1を押しながらR3でエイムする感じですが動きも鈍いし(リアルさ追求?)
カメラ操作を自分好みに反転設定にしておくと混乱しやすい。
PS2の「007 Everything or Nothing」のようなものが望ましかった。
・グラフィック
リアルさを追求し過ぎたためか、暗い所は、とことん暗いし(ゲーム補正で明るくならない)
ジャングルは木々の葉や土、日光をリアルに表現し過ぎていて、みていると目がチカチカしてくる。
・リアルさ追求?動きが鈍い。
早く移動したい、走りたい所では走らせてくれないし、常にモッサリした移動になってしまう。
あと敵を殴る音とかボスッとか地味。
・演出がしつこすぎて2週目をする気が起こらない。
やり込みするにはちょっと快適さ面で難あり。
・オンライン対戦にパスコードが必要。
トロフィーコンプもオンライン必須なのはどうかと。
・ゲームプレイが退屈。
グリップハンガーでピョンピョン崖を×ボタン連打で登っていくだけ。一本道。
あとは現れた敵を適当に倒すだけ。
ゲームプレイの大半が×ボタン連打で占めている。
・ストーリーが分かりづらい。
洋画を見慣れない自分には人物の行動が説明不足だったり、「この人誰?何者?」等など
不可解な点が目立ちました。このゲームはゲームというより映画に近い作品なので、ストーリー面は、もっと分かりやすくして欲しかったです。
COMMENT
このシリーズは初めてプレイしました。
ここでの評価が高かった&TPSということで期待していたのですが
正直期待外れの出来でした。1周し切るのが途中で億劫になったものの根性でクリア。
グラフィックだけ凄いという印象。ゲームとしては×です。
プレイも×ボタン連打が大半なので退屈でした。
やり込み目的で買うのは止めた方が吉です。
洋画を良く見るという人には合うのかなと思います。
ゲームを普段あまりやらず、さっくりやりたい人向けなのかもしれませんが
演出がしつこい部分があるので、そこも好みが分かれると思います。
意外と人を選ぶゲームです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
96pt
GOOD!
オフのみのレビューになります。1作目、2作目クリア済み。プラズマ46インチTV使用
オリジナリティー:4
3作目ということもあり特に今作に真新しい要素はないので5点はないが、アクションアドベンチャーの完成度として他の追随を許さないレベルにあるので、その点を考慮し、4点です。
グラフィック:5
圧巻の一言。ため息が出るほどでした。
景色が美しい。グラフィック技術のみならず、美的センスもかなり優れていると思う。
とにかく画面がよく動く(炎のゆらめき、砂漠の砂、荒れ狂う海)のに、処理落ちがほぼない。それぞれの表現がとてもリアル。そんなノンストップアクションの中でドタバタアクションを求められる。ド派手なアクションムービーそのものを自分の手で動かすことができる。
プリレンダムービーシーンが本当に綺麗。特に人物描写、肌、衣服、表情は圧倒的。
ここまですごいなら、ゲームしているのを見ているだけでもある程度楽しめるのではないかと思える。
空気感までバッチリ伝わってきた。砂漠の暑さ、海の冷たさ、中東?の乾燥した感じなどなど、光の表現技術により登場人物の喉の乾く感覚まで伝わってくるようだった。
サウンド:4
シリーズ通して共通の音楽と、新たに加えられた音楽とでゲームとジャストフィットしている感じです。サウンドトラックがほしい!とまでは行きませんが、ゲーム要素の一つとしてしっかり融合していると思いました。
熱中度:5
アクション場面とムービー場面がシームレスで、ロードで中断されることがない。死んだあとのリトライもすぐなので、とにかく止め時がない。また、ゲーム性の、緩急の付け所がよく、飽きさせない展開もあり、熱中度は5。
満足感:5
オフだけですが、満足感は5点です。ゲームのボリュームは適度。アクションシーンとムービーシーンのバランス、ゲームの演出と展開の緩急などどれをとっても不満点はなかった。
快適さ:5
熱中度にも書いたが、ゲームとムービーのシームレスと、死んでからのリトライの速さがさすがです。加えて、ゲーム中にやたらアイテム画面を開かされるなどもほぼなく(最低限、ノートを開くなどあり)、ゲーム画面にそれ以外が入ってくることがまずない。ライフゲージもないので、ゲームのみに集中できる。
BAD/REQUEST
このゲームというより、アンチャーテッドシリーズ通しての不満がある。それは、「ネイサンが人を殺しすぎ」という点である。トレジャーハンターのネイサンが、これでもかってくらい、行く手を阻むものを次々に殺していく一点のみ、どうしても馴染めない。2作目は戦闘場面でわりとステルス作戦が多用できたので、「気絶させただけ。殺してない。」と自分に言い聞かせてなんとか進められたが、今作はステルス攻撃があまり活用できず、また、格闘攻撃も長くなってしまい、1体1で戦ってたら他から撃ち殺されるという当たり前の状況が、本当にその通りになってしまう。結果銃撃戦の比重が増え、とにかく殺しまくって進まねばならなかった。一体何人殺してエンディングにたどり着いているのか?と考えると…。正当防衛が否めない場面があるからある程度息の根を止めてしまうのは仕方ないとして、個人的には麻酔銃の存在を加えて欲しかった。また、敵に存在がバレたあとでも後ろから忍びよれば1〜2発でやっつけられるようにしてほしかった。なんとか後ろをとって格闘攻撃を加えようにも即振り向かれて長い格闘に入ることばかり。せっかく銃撃の舞台が入り組んだ地形だらけなんだから、ステルス攻撃に加え、走って回って、後ろをとって、急所をポン、木の棒や石でガツン、という戦法がとれるようにして欲しかった。
以上の一点のみが個人的BAD。戦闘場面のゲームバランスは、より背後より手を下せる2作目の方がよかった。それ以外は思い当たりません。
COMMENT
家庭用ゲームのトップを独走しているといっても過言ではないほどのゲームだと思っている(ただし、オフのみ)。1作目、2作目と続いた今作。1作目は敵や建物の障害物レース、2作目はいろいろ考えて進むアスレチックゲームといった印象がある。そして今作はさらにバランスが変更され、より魅せるゲーム性となったのではないか。序盤は戦闘シーンがなくなんか物足りなかったが、後半から結構忙しくなる。ストーリー展開はそれほど印象に残るものではないが、ムービーシーンやゲーム演出などでドラマチックな印象を残してくれた気がする。
ゲーム性に理不尽さもほとんどなく、完成度の高さは最高級ではないだろうか。あとは好みの問題であるが、やはり絶対にやっておくべきゲームだと思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt |
51pt
GOOD!
本作は「冒険映画の主人公になりきる楽しさ」を味わえるゲームといえるでしょう。
ゲーム内容は「小気味の良い会話」「壁のぼりアクション」「銃撃戦」「謎解き」を繰り返す、オーソドックスなものとなっています。
オフラインを1周プレイ
<良い所>
○主人公の魅力
肉体派でワイルドなのに、実は知的で学者肌な面を持っています。さらに、飽くなき探究心と、行動力を兼ね備え、まさに“こんなふうになってみたい!”と思わせる理想的な主人公です。
○バランスの改良
前作と比べて、壁のぼりアクションが減少し、謎解きも適度な難易度になりました。戦闘の頻度やタイミングもよく、その配分が十分検討されていると感じました。メリハリがあり、良かったと思います。
○総合的な演出
出だしから緊張感のあるシーンで盛り上げてくれます。前作もそうでしたが、この辺りは高レベルにまとまっていると思います。また、チュートリアル要素も自然に取り入れてあります。
今回は、馬が登場しますが、これもなかなか気持ち良かったです。
○グラフィック
向上がみられます。地下の水などは飛び込みたくなるような爽快なものでした。実際、飛び込んでみました…お勧めはしませんが。
BAD/REQUEST
<悪い所>
■全体の作り
(△)ストーリー
まず、ストーリーに関しては、多数の方が述べておられるのと同じように未回収な部分が多々あることが気になりました。御都合主義なのはまあ特に不快でもないですが、後からでもいいので辻褄を合わせて欲しかったです。
・“英語が通じる謎の現地人は何者だったのか”ぐらいは知りたかったですね。
・途中まで一緒にいた2人も最後にもう一度出てくれば、もっと楽しめたと思います。例えば、脱出の際に助っ人として登場し、「ここで来たか!」と思わせることができれば勝ちだったと思います。
・幻覚ネタは、話の筋、流れ、論理をぶった切るため、あまり優れた手法とは思えません。
・前作では追い求めていた謎が具体的に描かれていましたが、今作のは何なのかよく分からず沈んで消えてしまいました。謎が謎のまま。
・あの男の忠誠心の強さに、ちょっと引きました。説明が必要なレベルだと思います。愛人だったとか?
・ラストでのサリーの真面目な発言は、唐突すぎてよく分かりませんでした。推測はできましたが、合っている確信はありません。
全体的に、ステージごとの繋がりの悪さを感じました。「今回は森、海、砂漠での冒険を入れる」というふうに先に舞台を決め、それを、後からストーリーを作って繋ぐから、色々説明不足な点が出てきたり、ユーザーが当然疑問に思う部分を省略してしまうミスが出てくる印象がしました。
(×)ボス戦
全体的なバランスは、本作の方が前作よりも良いと感じたのですが、ボス戦、中ボス戦の盛り上がりが足りませんでした。「まさか、今やっているこの単調なのがラスボス戦じゃないだろうな?しかし、他にいないし…」と戦いながら悩んでしまいました。
他のTPSゲームでは巨大ロボとの戦闘シーンがよくあります。本作は、そういう近未来の設定ではないため、ヘリや戦車が限界だと思いますが、それさえないのは物足りません。
(△)オリジナリティー
本作は、極めて古典的な、“銃撃戦”“壁のぼりアクション”“謎解き”からなっています。オリジナルな部分は本作には全くと言っていいほどありません。テーマ曲に関しても、意識的にそれっぽく(冒険活劇っぽく)作った感が拭えません。
(△)エンディング
途中で音楽が消えるとは…線が繋がっているか確認してしまいました。
■個々の要素
(××)銃撃戦
まず、エイム(狙いをつけること)は距離感がなく、画面に現れた大きい丸を敵に重ねるだけの、銃撃戦とは似て非なるものになっています。
ハンドガンは、撃つと反動で銃が跳ね上がりますが、自然に元の位置に戻らず、極めて機械的な動きをします。アサルトライフルは、レート(連射速度)が低く、音もおもちゃっぽく、爽快感に乏しいです。
威力も妙で、アサルトライフルで何発も打ち込まなければならない相手を、マグナムとはいえ片手銃の胴撃ち一発で倒せたりします。当たり判定は前作よりは多少よくなっている感はありますが、相変わらずアバウトです。
おもちゃの銃で、テレビゲーム黎明期の古典的な銃撃戦をしている印象が拭えません。他の有名TPSやFPSをやり込んでいるユーザー層には厳しい出来です。
(△)グレネードの投げ返し
前作から唯一の追加要素として、敵の手榴弾を投げ返すことができるようになりました。しかし、時々目の前の壁に投げつけ、足元で爆破、1発死亡がありました。爆破範囲はそんなに広くないので、投げ返すよりも少し移動して回避する方が安定行動だったと思います。
(×)リスタート
敵に見つかっていない状態からはじまるのですが、一度でも見つかると、リスタートしても見つかった状態から再開されてしまいます。いかに見つからずに倒すか、の方が、銃撃戦や殴り合いよりも面白いと感じる人が多いのではないでしょうか。再開のタイミングをこちらで選択できればよかったと思います。
COMMENT
<感想>
今回、2,3を同時購入しました。
大まかにまとめると、前作と比べて良くなった点は“画像と総合的なバランス”、グレードダウンした点は“ボス戦”でしょう。全体的には前作より良くなっているはずなのですが、前作を勧める人が多いのは、ボス戦、中ボス戦の盛り上がりの欠け具合が大きいためだと思われます。
突然ですが“カレー”の話をします。一番人気があるのはどの辛さだと思いますか。売上でみると、中辛。次いで甘口です。これらでシェアの7割以上あるようです。
私も昔は中辛が好きでした。しかし、どんどん刺激に慣れてきて、いまでは中辛はカレーだと思えなくなってしまいました。甘口派とはもはや心が通じ合わないとさえ思います。
本作は、確かに上手くまとまっている作品であると思います。しかし、個々の要素をみると、ヘビー寄りのユーザーにとっては、刺激が足りません。銃撃、壁のぼり、謎解き、どれをとっても中辛と甘口の間のような出来になっています。
結局、ゲームの面白い、面白くないは、もちろん作品そのもの出来に依る部分もあるのですが、より個人的に合う、合わないの部分が大きいのでしょうね。
最後に、主人公に関してはかなり気に入っています。男性主人公の中で、相当上位に入るほど好きです。次回作もやろうかな、どうしようかな…銃撃戦だけ、もうちょっとなんとかならないかな。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-01-07
アンチャ3作を全てやりました。
今回新たなアクションとして手投げ弾の
投げ返しが導入されました。
ただ投げ返しの軌道が選べず、近くに壁があると
ぶつかって爆風に巻き込まれたりします。
パッケージの砂漠ステージはほとんど後半で
アトランティスに辿り着いたら終わり間近。
アトランティス内をもっと体験したかったな、と
いう感じです。
ラスボスバトルもただの殴り合い(簡単なQTE)
味気ないバトルでした。
全体的には面白く仕上がってます。
でも前作(黄金)が個人的には好きです。
GOOD!
まず、何といってもグラフィックがきれい。
これまでに、プレイしたPS3のゲームでは、文句なく最高峰でした。
私は二作目から、プレイし始めたのですが、今作でのグラフィックの進化は目覚ましいです。
前作も、もちろんすごかったのですが、輪をかけてすごいことになっています。
あとは、主人公ネイトのキャラクターが、とにかくいい。
これは、シリーズ通してですが、とにかく危なっかしい。
おかげで、ハラハラドキドキさせられっぱなしで、ついつい感情移入してしまいます。
ストーリーが魅力というよりも、キャラクターが抜群に魅力的です。
最近のマンネリ化した、日本のキャラクター像に飽きた方には、いい意味で刺激をもらえると思います。
プレイ感覚は、リスタートもリトライも、読み込みが早くて、快適なものだと思います。
プレイ初めに、少し長めのロードが入りますが、それ以外は、ほぼロード時間なしです。
ジャンルとしては、洋ゲーのスタンダードであるTPSで、「単調なんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、その点も、絶妙なゲームデザインで、飽きがこない内容になっています。
謎解きあり、ピンチあり(ネイトはピンチの星の下に生まれているんじゃないか、と思うほどにピンチだらけです)、肉弾戦あり、と盛りだくさんです。
洋ゲーはどうしても、プレイが単調になって、すぐに飽きてしまうものが多いですが、アンチャーテッドにその心配はありません。
始めから最後まで、ネイトがぐいぐいと引っ張っていいってくれます。
BAD/REQUEST
私的には、ほとんど不満を持つこともなく、快適で楽しいプレイができましたが、強いて挙げれば、たまにバグることぐらいです。
洋ゲーなので、バグがあること自体は、初めからわかっていましたし、そのバグもさして重大なものはないと思います。
私の場合は、ネイトが本来入れないはずのコンテナの中に閉じ込められてしまったくらいです。
それも、リスタートしただけで、すんなりと元に戻りました。
COMMENT
私個人的には、数ある洋ゲーの中でも、抜群のシリーズだと思います。
未だに、和ゲーにこだわり続けて、洋ゲーを食わず嫌いしている方もいます。
実際、私もその一人でした。
しかし、このシリーズに出会ったことで、洋ゲーの見方も変わりました。
確かに、すべての洋ゲーが、必ずしも和ゲーを上回っているわけではありませんが、少なくともアンチャーテッドは群を抜いたできだと思います。
和ゲーにこだわりたいけど、最近いい和ゲーがないという方にこそ、一度、手にしてもらいたいゲームです。