PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

さすがUBIのゲームと思えるグラフィックとクオリティ。
キャンペーンはテンポ良く進み、チャプターのリプレイも可能。
マップ機能が実装されてるため目的地を見失って迷子ということも少ない。
BGMも盛り上げるところは抑えてる。
近未来的要素を感じさせる装備が面白い。
この作品の大きな特徴であるシンクショットで（未発見状態に限り）味方に狙撃を任せることが出来るのだが、自分でやるより早く敵の排除が出来るのでけっこうサクサク進めることが出来る。
個人的には武器のカスタマイズでパーツごとに変更できる点が一番気合が入っているように感じた。

BAD/REQUEST

UBI作品ではいつものことではあるのだが、バランスが大味でバグや不具合がチラホラ。
キャンペーンミッションの途中で難易度が急上昇し、理不尽なぐらいの弾幕にさらされてあっという間にダウンということは数え切れず。敵の出現位置を索敵して覚えないと味方も一緒に死ぬ。リトライ前提。更に理不尽なのは見つかったとたんに敵がワラワラ湧き出し、戦車は突撃してきて、RPGは顔を出したとたんに凄まじい精度で飛んでくる。敵兵はみんなスーパーソルジャー。
強制的に交戦状態になる場所と、ステルスで突破できる場所との違いは何回かやり直さないと分からない。
イベントシーンがスキップできないおかげでリトライも面倒くさくてかったるくストレスがかなり溜まりやすい。
武器やパーツが手に入る条件が非常にシビアで適当に決めたのではないかと思えるほど。
自分の場合、味方が敵のすぐそばで全く気づかれずに待機しており、射線も間違いなく通るはずの場所でシンクショットを受け付けてくれない不具合に遭遇した。解せぬ。
繰り返し遊びたくなるような工夫が見当たらず、シナリオも兵士のお仕事なんてこんなもんだよねと言わんばかりの微妙で何の感動もない適当なもの。
オンラインも人がいないし、ゲリラモードは一人でやると敵の超索敵や超精密射撃で死ぬ廃人仕様。

COMMENT

今からやると非常に厳しい凡作以下の出来であるといわざるを得ない。
UBIの他のシリーズ作品を先にプレイしていると不満が増す。
結局のところ何を売りにしたかったのはイマイチ伝わってこない。
光学迷彩は面白いとは思えたが、これがなくても大差ないんじゃないかと思えてくる。
最近流行っているオープンワールドゲームに慣れた人にはオススメ出来ない。
とりあえず最後までキャンペーンを終わらせてもグレネードランチャーぐらいしか手にはいらない点が一番気に入らなかった。
ここまで達成感がないゲームも久しぶり。2012年発売とは思えない。