【PS3】TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル)
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-06-07 |
価格 | 4980円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルアクション ■ プレイ人数:1〜2人 ■ ダウンロード版:3,900円 |
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発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-06-07 |
価格 | 4980円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルアクション ■ プレイ人数:1〜2人 ■ ダウンロード版:3,900円 |
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GOOD!
一種類の動物を選んで、世代を引き継ぎながら、荒廃した東京の中をどれだけ生き残れるか競うサバイバルアクションゲームです。
細かい違いはあるにせよ、大まかには“風来のシレン”型のゲームとイメージしてもらってよいと思います。すなわち、死んで終わるまでの一ゲーム完結型になっており、一部、次回プレイに能力やアイテムが受け継がれるタイプのゲームです。
<良い所>
○オリジナリティー
一つ一つの要素をみると、どこかで見たことがあるように思うのですが、全体的には斬新な印象を受けました。動物が主人公というところも目新しいと思います。“TOKYO JUNGLE”という題名も魅力的ですね。
本作は、通常のアクションゲームの難易度“簡単”“普通”“難しい”にあたる敵が、同時にマップ中にばらまかれていると考えるといいでしょう。そして、プレイヤーは「こいつとは戦う、あいつからは逃げる」などの選択をしていかなければならなくなります。その判断基準が“操作する動物によって異なってくる”ところが面白いと思いました。
…あれ、あまり誉めるところが思いつかないですが、全体的な印象はそれほど悪いものではないです。
BAD/REQUEST
<悪い所>
今回、ストーリーモード未クリアでのレビューとなりました。
実は、一度しか起こっていないのですがサバイバルモードでフリーズしたことが止めた原因です。私は洋ゲーをよくやるので、フリーズ耐性はある方だと思うのですが、ちょうど飽きがきていたこともあり続ける気力がなくなってしまいました。
(×)飽き
直接の原因はフリーズですが、最も大きい原因は“飽き”です。
まず、アクションが単純です。敵の動きも基本的にあまり変わらないように思いました。はじめの何回かは難しくも感じましたが、“強い敵とは戦わない”という野生の掟を理解してしまうと、ゲームとしてはやや簡単に思いました。
次にマップがいつも同じです。一通り到達するまではよいのですが、“わかって”しまうといつもやることは同じになります。
動物に関しては、肉食動物と草食動物ではプレイスタイルが異なるのですが、同じ系統ではたいして変わりません。動物のアンロック順は決まっていて、動物1で2をアンロック、次は動物2で3をアンロックという感じになっています。そして、だいたい小さい動物→大きい動物と順に並んでいるため、新しい動物が操作できるようになっても、前の動物とほとんど何も変わらないプレイ内容になってしまいます。
マップ上で見かけたワニやキリン、カンガルーなどは、他の動物と少し違っていて興味をそそられたのですが…珍しいのは軒並み有料アンロックでした。一方、ゲーム内で新しい動物をアンロックすると「新しい動物の購入権を得ました」とでます。これは一瞬ドキッとしますがゲーム内マネーのことです。最近、変な商法が流行っているせいで、ビクビクさせられます。
(×)ストーリーモード
私は2/3ほど進めたところでゲームを止めたのですが、う〜ん、正直全く面白いと思えませんでした。
ストーリーは一つ一つが短く中身も薄いのですが、次々に挑戦できるのなら最後までやっていたかもしれません。しかし、本モードは1つクリアするごとにサバイバルモードに3つの“鍵”に相当するものが配置され、それらを集めなければ次に進めないのです。ただの延命措置にしか思えませんでした。
(×)サバイバルモード
オンラインランキング対応で、本作のメインモードといってよいかもしれません。
こちらはうって変わって一プレイが、それなりにかります。ゲーム内の1年が、リアルの1分に対応していますが、60年世代を継いで生きるのはそれほど珍しいことではありません。少しプレイ時間が長いです。
(×)オンラインランキング
上位をみると既に50人程カンストしています。内容をみると皆さん生存年数998年(たぶん限界)まで達しています。
一応、100年繋ぐとゴールドトロフィーがもらえるのですが、100年は戦略的にはたいして難しくありません。998年になるとそこまで単純ではないと思いますが、方法としてはおそらく同じでしょう。ただし、ゲーム内1年がリアルの1分ですから、休憩なしでやっても16時間を越えるわけです。
これ、上限を100年程度にして、限られた期間での点数で競うようにした方がよかったのではないでしょうか。カンストしているオンラインランキングほど白けるものはありません。その気になれば、いつまでもだらだらとゲームを続けられる仕様は、よくないと思います。
(×)DLコンテンツ
アンロック式のDLコンテンツ。洋ゲーでは見かけないものですが、日本のメーカーはこれが好きですね。本作は、プレイ可能な動物そのものがDLコンテンツになっています。さらに、どこどこ予約特典の動物もあります。
DLコンテンツって“+αの要素”じゃないとまずいのではないでしょうか。つまり、「ゲーム中にすでに出てきている要素をわざわざロックして、使いたいなら金払え」というマイナス方向のやり方では、買った人も買わなかった人も皆不満だけが残ると思います。
その結果、ユーザーが「うわー、プレイできない動物がこんなにあるんだ。不満だな。この不満は(MK2に限らず)レビューの満足感から引かせてもらおう」となり、点数が下がったぶん、本作そのものの売上が落ちるのではないでしょうかね?
COMMENT
<感想>
題名とパッケージ写真に光るものを感じ、購入しました。荒廃感と孤独感がよく表現されていると思います。
ゲームのテーマや内容も斬新で、良いと思いました。製作元はかなり小規模なスタジオとの噂を聞きましたが、光るアイデアが才能を感じさせます。次回作に大いに期待が持てるとの感想を持ちました。
ただ、やはり皆さん述べられているように、“飽きが早い”ところが惜しいです。戦闘の単純さと、魅力的に思える動物を使えないところが、それを加速させたという印象です。
しかし、はじめは劇的にではないにせよそれなりに楽しめると思います。少なくとも買って損したとは思っていません。