・オープンワールド+アクション戦闘という組み合わせは中々に楽しい。 ・戦闘で得たポイントでアクションやパラメータ増加などのスキルを覚えて強くなる、というのは割とシンプルなシステムですが、ジョブが多数あり、色々試したくなります。 ・装備による着せ替え。装備品はシャツ+上着(鎧・ローブ)、靴+ズボン、など二重構造になっており、アクセサリーや武器防具と合わせてなかなか細かく付け替えが出来る。見た目がしっかり変更されるため、装備品収集が楽しい。 ・キャラクリエイト。細かく、しかし洋ゲーよりも簡単に作れます。美形も割りと簡単に作成でき、さらに主人公だけではなく常にお供として行動する従者である「メインポーン」もクリエイトでき、愛着がわきます。かあいい女の子魔法使いと屈強な俺、など、自由に考えて作れる為旅が楽しくなります。
・狭い世界 オープンワールドらしいのですが、はっきりってジャンル名詐欺じゃないかと思うほど世界が狭い。深い水場、高台、山、これ全部侵入できません。探索できるのは林の中や浅い川や平地のみ。非オープン系RPG並みに歩ける範囲が狭く感じられてしまいます。 ・少ない街 たった三つです。村と城下町、あとは村ですらない、兵隊の駐屯地みたいなところ。ゲーム開始一時間で全部見れます。城下町は多くの家が張りぼてで、中には入れません。 ・意味の無い住人達 話しかけると一言どうでも良い台詞をはくだけのデク人形です。むしゃくしゃするとか、不安な毎日だとか、そういう感じのだからなんだ感がすごい台詞を吐いて、それだけです。街の中での勢力争いとか、人物関係がどうとか、外の世界の情報をくれたりとか、世界設定に触れるとか、そんなの一つもありません。 ・不思議なほどに胸を打たれない景色 夜空は都会の空並に汚く、星が少ないです。草原などはそこそこですが、ロケーション自体変化に乏しく、どこいっても代わり映えのしない景色に呆れ果てます。オープンワールドの肝である、見たことの無い場所に行くわくわく感は全くありません。 ・もっとひどいのは護衛クエストなどで随伴するキャラで、死ぬとクエスト失敗でしかもやり直しなしという場合がほとんどなうえに、戦闘中の主人公にぴったりくっついて勝手に攻撃を受けて死んだりします。逃げようとしても戦闘中はぶらぶらあるくだけで走ってついてきません。戦闘以外では、ダッシュ移動するとついて来れずに脱落して行方不明になります。たまにはしごや段差も下りられず、着いてこなくなったり。ぶん殴ろうかと思えるほどに馬鹿です。 ・ロード? 無いよそんなの。 単純な、ロード機能がありません。直前のチェックポイントから再開、という機能はありますが、それを行うと宿屋や、エリアチェンジの地点まで戻されます。ちょくちょくセーブして、前述の護衛対象が死んでしまったらロード……しようと思うと、いちいちタイトルに戻り、ロードする羽目に。数分かかります。しかもセーブファイルは一つです。別の主人公作りたかったらPSアカウント作らなければなりません。 ・DLC祭り これだけ内容の薄いゲームでありながら、発売当日からクエスト、装備、などDLC祭りです。アンロック式の。起動するたびDLCあります、という告知が入り、さらにゲーム中にもヘルプメッセージで「他人のキャラが持ってる装備はDLCかもしれませんよ」「DLCには冒険を有利にする物もありますよ」などと出る始末。なめてんのか。そのDLCのクエストも、ものすごくうっすい内容です。 ・世界観の薄っぺらさ オブリの二万分の一くらいだと考えれば良い感じです。そもそも世界が狭く、意外な設定も少なく、住民も意味なし一言台詞しか喋らず、なので異世界の深みを感じ取ることは不可能です。
日本のRPGには少ないジャンルのソフトを作ろうというのは、確かに意義があるのかもしれません。が、開発者はそもそもオープンワールド系のげーむをプレイした経験があるのか? と疑わざるを得ないレベルの手抜き、薄さ、不便さ、不条理さが詰まったゲームです。 その上定価八千円弱という高額を設定し、さらにDLCで数百円ずつ搾り取るという姿勢が、痛々しすぎる。 「DLCの売り上げを期待するあまりゲームとして未完成な物を販売してしまう」という問題点が最近良く上げられますが、正にそれで、このゲームの未完成感は突き抜けています。 恥を知れといいたくなるRPG。 面白いところもあるのに、勿体無いです。
GOOD!
・オープンワールド+アクション戦闘という組み合わせは中々に楽しい。
・戦闘で得たポイントでアクションやパラメータ増加などのスキルを覚えて強くなる、というのは割とシンプルなシステムですが、ジョブが多数あり、色々試したくなります。
・装備による着せ替え。装備品はシャツ+上着(鎧・ローブ)、靴+ズボン、など二重構造になっており、アクセサリーや武器防具と合わせてなかなか細かく付け替えが出来る。見た目がしっかり変更されるため、装備品収集が楽しい。
・キャラクリエイト。細かく、しかし洋ゲーよりも簡単に作れます。美形も割りと簡単に作成でき、さらに主人公だけではなく常にお供として行動する従者である「メインポーン」もクリエイトでき、愛着がわきます。かあいい女の子魔法使いと屈強な俺、など、自由に考えて作れる為旅が楽しくなります。
BAD/REQUEST
・狭い世界 オープンワールドらしいのですが、はっきりってジャンル名詐欺じゃないかと思うほど世界が狭い。深い水場、高台、山、これ全部侵入できません。探索できるのは林の中や浅い川や平地のみ。非オープン系RPG並みに歩ける範囲が狭く感じられてしまいます。
・少ない街 たった三つです。村と城下町、あとは村ですらない、兵隊の駐屯地みたいなところ。ゲーム開始一時間で全部見れます。城下町は多くの家が張りぼてで、中には入れません。
・意味の無い住人達 話しかけると一言どうでも良い台詞をはくだけのデク人形です。むしゃくしゃするとか、不安な毎日だとか、そういう感じのだからなんだ感がすごい台詞を吐いて、それだけです。街の中での勢力争いとか、人物関係がどうとか、外の世界の情報をくれたりとか、世界設定に触れるとか、そんなの一つもありません。
・不思議なほどに胸を打たれない景色 夜空は都会の空並に汚く、星が少ないです。草原などはそこそこですが、ロケーション自体変化に乏しく、どこいっても代わり映えのしない景色に呆れ果てます。オープンワールドの肝である、見たことの無い場所に行くわくわく感は全くありません。
・もっとひどいのは護衛クエストなどで随伴するキャラで、死ぬとクエスト失敗でしかもやり直しなしという場合がほとんどなうえに、戦闘中の主人公にぴったりくっついて勝手に攻撃を受けて死んだりします。逃げようとしても戦闘中はぶらぶらあるくだけで走ってついてきません。戦闘以外では、ダッシュ移動するとついて来れずに脱落して行方不明になります。たまにはしごや段差も下りられず、着いてこなくなったり。ぶん殴ろうかと思えるほどに馬鹿です。
・ロード? 無いよそんなの。 単純な、ロード機能がありません。直前のチェックポイントから再開、という機能はありますが、それを行うと宿屋や、エリアチェンジの地点まで戻されます。ちょくちょくセーブして、前述の護衛対象が死んでしまったらロード……しようと思うと、いちいちタイトルに戻り、ロードする羽目に。数分かかります。しかもセーブファイルは一つです。別の主人公作りたかったらPSアカウント作らなければなりません。
・DLC祭り これだけ内容の薄いゲームでありながら、発売当日からクエスト、装備、などDLC祭りです。アンロック式の。起動するたびDLCあります、という告知が入り、さらにゲーム中にもヘルプメッセージで「他人のキャラが持ってる装備はDLCかもしれませんよ」「DLCには冒険を有利にする物もありますよ」などと出る始末。なめてんのか。そのDLCのクエストも、ものすごくうっすい内容です。
・世界観の薄っぺらさ オブリの二万分の一くらいだと考えれば良い感じです。そもそも世界が狭く、意外な設定も少なく、住民も意味なし一言台詞しか喋らず、なので異世界の深みを感じ取ることは不可能です。
COMMENT
日本のRPGには少ないジャンルのソフトを作ろうというのは、確かに意義があるのかもしれません。が、開発者はそもそもオープンワールド系のげーむをプレイした経験があるのか? と疑わざるを得ないレベルの手抜き、薄さ、不便さ、不条理さが詰まったゲームです。
その上定価八千円弱という高額を設定し、さらにDLCで数百円ずつ搾り取るという姿勢が、痛々しすぎる。
「DLCの売り上げを期待するあまりゲームとして未完成な物を販売してしまう」という問題点が最近良く上げられますが、正にそれで、このゲームの未完成感は突き抜けています。
恥を知れといいたくなるRPG。
面白いところもあるのに、勿体無いです。