【PS3】Ferrari The Race Experience
発売元 | システムスリージャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-12-15 |
価格 | 1500円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:レーシング ■ プレイ人数:1人(オンライン:1〜16人) ■ 必要容量:2,030MB |
- 総合ポイント
- 96
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 1
スコアチャート
GOOD!
遅ればせながらレビューします。
レゲーのシミュ系は、必ずチェックしていますが、このタイトルの存在はPSNにアップされるまで知りませんでした。しかも1500円で出たので、これは、おそまつなソフトに違いないと決めつけ、調べることもなく1500円を惜しんだのです。「買ってもフェラーリ好きだけかな」とぐらいに思っていました。
ところが、それは大きな間違いだった!
私は本格的なレースゲームを好む方なのですが、基本は車好きなので、グラフィックが美しいとつい、いろいろなタイトルに手を出してしまいます。そして、動かしているうちにすぐに飽きがきます。なぜなら、車を操っている感が薄いからです。絵も音も良いのですけど、挙動が×だと、やはり、つまらなくなる。
しかし、これは違いました。超本格的です。フェラーリだけですけど古い有名モデルから、最新の458まで、そのエンジンの感じ、挙動が車ごとに全部違います。たとえば、懐かしい348Tbでまず走ります。ある程度、挙動がつかめたところで、348チャレンジという、同じ車ベースの上位モデルに乗り換えます。それだけで、挙動に落ち着きがあり、攻めがいがあるものに変わるのが分かり、思わずニヤけてしまいます。しかし、調子に乗りすぎると、思わぬところでスピンしてしまいます。ちゃんと下手な操作に対して車らしいお叱りを受けるわけです。
けれどもじゃじゃ馬というほどでもありません。私はパッドで気楽にやっていますが、モードをシミュレーションにして、アシストをすべてオフにしても十分に奥深いコントロール性を楽しみながらレースになるレベルで走れます。基本は、実車を操るものと思って丁寧な操作を心がけることだと思います。例えばコーナーの立ち上がりでアクセルを早く開けすぎるとトラクションがかかりません。しかし、丁寧に開けると車が前に進み、次のコーナーの進入で前の車のインをうかがえたりするわけです。こういうことを要求して来られるとフェラーリの実車のイメージがわいてきて楽しくなってしまいます。
敵AIもよく後方車を見ていて、コーナーの進入でブレーキング競争になると、AIも行き過ぎてコースアウトしたりします(笑)実際によくあることです。
コースはすべて実在コースですが、GTやFOLZAにはないコースも収録されています。また、同じコースも入っていますが、こちらの方が、走りやすくコースのデキが良いです。
また、初見でも、ブレーキングポイントを表示させる設定にしておくだけで、レースになる走りにもっていけます。最初は、コーナーの突っ込み過ぎが多いのですが、かなり避けれます。
それから、レースはすべて5周になっているようです。これは、結構長く感じると思いますが、その5周が飽きません。毎週毎週車と相談しながらベストを探る感じがかなり楽しいです。
あと大事なのはエキゾーストサウンドで、ゲームでは、これがエンジンの楽しさを決めるのですが、驚きました。ある特定の回転域だ発生する吸気音みたいなものも、表現されています。好きな人にはたまらんですよね。コレ!しかも、アクセルオフの時の回転が落ちるときの音がいいんです。エンブレで燃料カットされるので、同じ回転数でも本物は音が違いますよね。これがちゃんと出ています。旧車だとキャブなので本当に大事なことなのですが、これが表現できているタイトルはあまりありません。
にしても安い!とにかく安い!これだけ濃く、マニアックなのに安い!
いったいシステム3という会社は、どういう会社なんだ!
イギリスでは、あのコードマスターズにならんで有名らしいです。
BAD/REQUEST
悪い点は、ありません。
日本語にちゃんとローカライズされていないのでわかりにくいところもありますが、問題ありません。
1500円でこれだけの内容ですので文句なしです。はっきり言って、すべてのゲーマーにフェラーリをっていう設定です。
レースは基本的にワンメイクで進行するようです。これは大人の事情が入ってるかもしれませんが、私は、ワンメイクは好きですし、実際的で嫌ではありません。
リクエストは、これのポルシェ版を造ってください、ということ。
これからの作品が楽しみです。
COMMENT
24インチワイドにHDMIで接続。
グラフィックはもう一歩ですが、嫌気がさすほどではありません。
昔、リチャード。バーンズ・ラリーに出会ったときの感動に近いと言ったら、一部の人がニヤけてくださるかと。
書くことが止まらなくなるのでこの辺にしておきますが、まだまだネタはあります。
特に挙動の楽しさにおいて大満足を与えるソフトです。
少なくともGTユーザーは、即買いして良いのでは!