PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

・あたかも実際に体験してるようなグラフィック
かなり映像が綺麗です。緑ある風景であったり、中東の建造物、ちょっとした小物に対しても作りこみがなされている。
相手から威嚇射撃を食らったときには自分の視界がぼやけたりや、タクティカルライトや夕日を直視したときの目を細めたくなるような眩しさを体験してるような気分にさせてくれる。。
爆発物を建造物に撃ち込んだら大抵の建造物が破壊できるところも良い。
やろうと思えば建物に籠る芋を建物ごと一掃も可能。芋が芋でいられなくなるゲームって素敵です。

・種類豊富な武器とアタッチメントと兵器
兵科ごとに使用武器や装備品の制限が設けられているため、戦況に応じて兵科を切り替えていく必要がある。
武器も豊富でメイン武器だけで５０種類以上存在しており、キル数が増えるごとにアタッチメントの解除が可能。
自分が一番うれしかったのはＳＲのスコープを取り外してアイアンサイトのＳＲが運用できること。
また、武器によってはフルオート、バースト射撃、セミオートと切り替えが可能な武器があり、同じ武器を使いながら距離別で運用方法を変えられる。
戦車、戦闘機、輸送ヘリ、対空砲を用いての地上戦、空中戦も醍醐味。

・白熱したストーリーモード
核を保有した中東のテロリストを相手に米兵が戦い、世界の平和を守ると言ったありきたりのストーリーだが、面白い。
物語が短すぎるのは難点だが、一兵士の葛藤を分かりやすく表現している。
最低難易度であっても敵は強く、正確に攻撃してくるため、ターミネーターごっこなんてやってるとあっという間にゲームオーバー。

・使用言語の変更が可能
プレイヤーの気分によって兵士の言語を日本語、英語に切り替えられる。１つのソフトで。

・分隊制度
４人で１チームで特殊技能の恩恵を分隊内で共有でき、分隊長は目標指示が出来るためＶＣなしでも意思は伝えられる。
目標付近でキルすれば分隊長とキルした分隊員に分隊ボーナスが加算される。
また分隊員間でサポート（蘇生、回復箱、兵器の修理、弾薬箱、スポット等々）を行った場合も分隊ボーナスが加算される。
しかしどちらも分隊ボーナスは雀の涙程度ですが・・・。

BAD/REQUEST

・多くを学べないストーリーモード
戦闘機で戦うシーンがあるが、ストーリーモード中に戦闘機で出来ることは、
離陸と敵戦闘機の捕捉とロックオン時にフレアの射出、機銃掃射や誘導ミサイルを用いての戦闘くらい。
何が言いたいのかというとオンライン対戦では戦闘機を用いるときは自分で戦闘機を操縦しながら射撃する必要があるが、キャンペーンではそれが出来ない。

戦闘ヘリもキャンペーンモードでは登場せずにco-opでしか登場しない。
初めて操縦したら大抵は機体の制御が出来ずに墜落したり、地形を把握出来ずに山に突っ込んだりもするでしょう。
身内同士でプレイする分には理解があるから問題ないでしょうが、面識のないプレイヤーが何度もヘリを墜落させたら大抵の人が嫌な気分になるものです。
チームに貢献したい思いで一人で練習がしたくても、練習モードのようなものもなく、ぶっつけ本番で操縦しなくてはならない。
この不親切設計だけでもＦＰＳ初心者にＢＦ３をお勧めできない十分な理由になりそうです。


・ＰＣ版は６４人対戦が可能だが、こちらは最大２４人対戦
CoDシリーズが最大１８人なのでちょっと増えた程度。ＭＡＧで２５６人対戦が２年前に可能だった訳だから、
ＣＳ版だからという理由で６４人対戦が出来ないはずがないと思うのですが。
本来６４人対戦用のマップで２４人対戦するのはどうなのか。数分間敵に遭遇できないこともたまにあり。
コンシューマ用に２４人対戦を前提の広さに狭めても良かったんじゃないのか？と感じます。
広いマップでコンクエストをすると旗を守る人数をどうしても割けられないから裏取りが容易で、
敵の監視のない旗を互いに取りあう試合展開がよく起こります。

・途方もなく長いアンロックとアンロック格差
使用武器毎の通算キル数に応じてアタッチメントが解除するのは全然問題ないのですが、
兵科毎に経験値を溜めないと装備品や使用武器が解除されない制度に異論を唱えたい。ＭＭＯＲＰＧかと思うことがある。
製作者の意図としては熟練度的な要素だと思うが、戦況に応じて兵科を変えなくてはいけないゲームなのに
何故こんなアンロックシステムに振り回されなきゃいけないのか、
何故初めて衛生兵をプレイする時に「ＡＥＤを所持していない衛生兵」を操作しなきゃいけないのか、理解に苦しむ。
同様に兵器も搭乗中にポイントを獲得することでアタッチメントが解除される。
どれも有用なもので、アタッチメントの有無で戦闘継続能力は大きく変わる。
攻撃手段が機銃しかない戦闘機と、アタッチメントの力でミサイルの所持や敵の接近情報が把握できる戦闘機なら
後者の方が勝つのは誰もが予想できます。フェアな戦闘など出来るわけがない。
更に数試合消化した程度ではレベルアップ、アンロックもろくに出来ず、必要経験値の多さも憤りに拍車をかける。
周回組と非周回組が別サーバーで区別されれば格差の問題も多少は解決しそうですけどね。

・マッチング
オンライン対戦の日常として、チーム分けに偏りがあり一方的な試合展開
⇒負けチームのプレイヤーがうんざりし途中抜け
⇒戦況が余計にひどくなりベースリスキル同然の展開へ
⇒途中抜けに拍車がかかる
⇒気づいたら３対１２といったプレイヤー数
たった３人でどうやったら１２人もの攻撃から目標物を守れるのでしょうか？
１２人の方はほぼ勝ち確定で楽しいでしょうが、３人の方は敵のおもちゃにされてるだけで全く楽しめない。
こんな人数差で試合を続ける意味は全くない。
無条件降伏でも、没収試合で敗北でも構わないから、戦況を左右するほど人数差が付いたら即試合を終わらせてほしい。

試合終了後のインターバルが４０秒ほどあり長い。上記の試合展開により抜けたくてもインターバル中に抜けることも出来ない。
インターバルが終わり、抜ける前に人数確認をして見たらまだ３対１２。
ゲームバランスの平衡化を保つためのメンバーシャッフルぐらいは自動であってほしい。ＥＡが意図的に試合を壊そうとしてるようなものだ。

・偵察機の性能を超越しているＭＡＶ
分隊復活をするときに、梯子の存在しないビルの屋上にいる味方偵察兵から復活した。
最初はパラシュート降下の際に上手くビル屋上に着地したのかと思っていたらそれは違った。
リスポーン待ちに見れる味方の背後カメラでは、ＭＡＶに乗った偵察兵がエレベーターのようにトントントンとＭＡＶと共に上昇していき、ビル屋上に到着した。
この手法を使い、通常行くことが出来ない場所から撃たれることがよくある。

ＭＡＶで体当たりをすることでキルが可能なのも幻滅する要因の一つ
絶対に敵の攻撃を受けない位置からノーリスクでキルすることが可能。こんなことができるならみんなＭＡＶでロードキル狙うわな。

ＭＡＶを壊すことは可能だが、予想以上に耐久力があって蠅のように動き回るためなかなか困難。破壊してもポイントのうまみがなく、何度でも復活するため壊すことが馬鹿馬鹿しくなる。

「MAVに乗って移動できる」「MAVでロードキルが可能」「MAVの耐久度」少なくとも今あげた項目は修正されるべき。ゲーム進行の妨げにしかならない。

・一部武器が強すぎる。
フラグ弾のフルオートショットガンとファマスが強すぎる。キルログを見てもこの武器とＭＡＶしか見かけないなんて試合もある。

COMMENT

オンライン対戦ＦＰＳは今までにCoD4,CoD:BO,MAGをプレーしてきました。
金十字を取ったり、「マッシヴアクションゲーマー」のプラチナトロフィーを取るくらいやりこみました（BOは別）。

BFシリーズの経験はありません。
自分はこのゲームに期待していたのは確かです。期待しすぎていたのかもしれない。
BFシリーズは共闘の醍醐味を味わえるのを聞いたことがあるので購入に至ったが失敗でした。
プレー後は、最大２４人同時対戦が可能なCoDの劣化版というイメージしか自分にはありません。
勝つ楽しさよりも負ける腹正しさのが大きく、苦痛しか感じなかった。

これほどまで初心者を軽視したゲームって今まであっただろか。
初心者には絶対にお勧めできない。絶対にだ。
一方的に嬲り殺されるだけでプレイしても楽しいと思う前に辞めるでしょう。

悪い点で挙げた内容が改善されれば評価は変わるでしょうが、ただただ残念。

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