【PS3】F1 2011
発売元 | コードマスターズ (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2011-10-06 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:レース 【廉価版】 ■ 発売日:2012/09/20 ■ 価格:3,990円 |
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発売元 | コードマスターズ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-10-06 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:レース 【廉価版】 ■ 発売日:2012/09/20 ■ 価格:3,990円 |
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GOOD!
・ステアリング再現
各チーム(マシン)毎のステアリンググラフィックが固有になりました。
レッドブルやトロロッソはLEDがちゃんとマシンについてます。KERSやDRS作動時のモーションもチーム毎に固有です。
当然ながら見た目の問題なので操作には何の影響も無いですが、再現度が上がるのは嬉しいです。
・KERS、DRS、セーフティーカーの導入
当たり前と言ったら当たり前ですが今季の新要素のDRS、復活したKERSがさっそく導入されました。
DRSはアクセルを離してもウイングが戻らなかったり、KERSはチャージ方法が複雑なのでブレーキを踏まなくても毎周全回復したりと完全再現ではないですが、9割方再現されているので気にはならないです。
双方とも予選、レースの楽しさを増してくれます。
セーフティーカーも見る機会は少ない(当たり前だ)ですが、出てきたときの緊張感は良いですね。
もちろんオンラインでも出て来ます。
・ピレリタイヤ(タイヤシミュレーション)
こちらも新要素ですが、前作と変わったところは、摩耗が速くなったことと、タイヤの温度によるグリップの増減がはっきりわかるようになったこと(冷えてると凄く滑ります)。
ちなみに、20%レースでは1ピット(前作とほぼ同じ)で走れるように調整してあるので
ピットイン祭りになったりはしません。
・オンライン
参加台数が増え(AIを参加させることでフルグリッドが可能に)、一応途中参加も可能になりました。
ただし、AIは参加させるとコマ落ち・処理落ちが頻繁に起こるので人間同士で楽しんだ方が良さそうです。
予選が1セッション(Q1)しかないので邪魔にもなります。
オンラインランキングは前作同様経験値を溜めてランクアップする方式ですが、今作はレース中に他車と接触などすると減点されます。逆にクリーンな走行をするとボーナスが加算されます。
そのせいか荒い運転をする人は減った気がします(笑)
ちなみに、ランクによる機能制限は無いのでご心配なく。
・マシン性能
前作は下位御三家(ロータス、ヴァージン、HRT)でも三強(レッドブル、マクラーレン、フェラーリ)に
ある程度対抗出来ていましたが、今回は絶望的な差がついています。
結局はプレイヤーの腕ですが、ここは個人的に良調整だと思いました。
・トラブル
前作であったか無かったかわからなかった要素ですが、今作は体感できるレベルに。
自分はまだ体験してませんが、KERSはときどき故障して数周使えなくなったり、
2010で有効だったマシンガンシフトダウンをするとセッション毎にエンジンを壊すことになります。
・AI
クロスラインを取ってきたり、横に並ばれても簡単には譲らなかったりと
全体的に競り合いに強くなり、レースは楽しくなりました。
一応、単純な速さも多少上昇。前作よりは上級者向けになりました。
・アシスト
前作同様充実してます。難易度設定も加えて初心者でも楽しくゲームに慣れる事が出来ます。
・グラフィック
基本的に前作とほとんど変わりませんが、俗に言う『黄色フィルター(画面全体が不自然に暗く黄ばんで見える)』が取り除かれ、それだけで良くなったと言っていいでしょう。
また、アブダビGPでは100%レース限定でトワイライトレースが楽しめます。
雨天時の路面も水の描写が良いので雰囲気が出ています。
所々粗くなってるところもありますが、気になるかは人次第、と言ったところです。
・効果音
エンジン音は更に本物っぽくなっています。KERSを使うとモーター音が鳴る等の細かい演出も。
・インドGP
ちゃんとインドGPのコースが走れます。現実ではまだ完成していないコースです(笑)
前作でも韓国GPはちゃんとありましたし、この辺りは抜かりはありません。
BAD/REQUEST
・コマ落ち、処理落ち
恐らくこのゲームはベースがPC版なので、PS3に最適化されてないと思われ、ときどき動作が重くなります。
モナコでは顕著です。常時フレームレートが安定しません。
今のところカクカクになったりはしていないので気にはなっていませんが。
・セッティング
『エイトワンセッティング』で調べてもらえば全てわかりますが、ほぼ全コースで通用する最速セッティングが存在します。
モンツァでウイングを最大まで寝かせても、寝かせなかった場合とタイムがほとんど変わらない、
と言えば凄まじさが伝わると思います。
個人的にセッティングは専門用語だらけでよく分からないので、こういった最速セッティングの
存在はありがたいのですが、やはりF1のゲームとしては楽しさを削ぐと思います。
・AI
上記の通り確実に成長していますが、劣化したところも相当あります。
プラクティスや予選ではスロー走行でも堂々とレコードラインを走り、
アタック中のAIと衝突してお互いにスピン、なんてことも頻繁にあります。
レースも青旗軽視(無視ではない)が目立ちます。AI同士でもモタモタしています。
・AI参考タイム
予選などでモニターに表示されるタイムのことですが、やっぱり実際に走ったタイムと一致しません。
また、雨天時が異常に速いです。雨のスパで1分53秒なんてことがありました。現実では+10秒ほどです。
よって雨天レースが鬼畜難易度になってます。
・説明書
薄い(ページ数、内容共に)にも程があります。ハッキリ言ってチラシレベル。
9ページであるが、1ページ目は全ソフト共通の諸注意、9ページ目はメモ、よってたった7ページ。
前作は30ページ程度あり、ゲームの説明だけでなく、現行のF1ルールについてある程度書かれていました。
しかし今作は肝心のゲームの説明すら不十分。セーフティーカー、DRS、KERSのような新要素はもちろん、
その他現行ルールなんかももちろん書かれていません。
前作とほとんど変わらないので、前作をやったことがある人は何とか大丈夫ですが…。
公式にオンラインマニュアルがありますが、10/10現在はダウンロードできません。
・バグ
前作は酷過ぎてパッチが来るまでまともに遊べない状況でしたが、今作はそんなことはありません。
しかしパッと見でわからないところに隠れているので前作より性質が悪いです。
セーフティーカーが入った途端にタイヤの温度が最低になる
オンラインで一人だけセッティングが反映されないことがある
予選でいきなり失格になったりする等々。
パッチが来るかは不明です。
・ローカライズ
上記の極薄説明書を始め、とても丁寧とは言えないです。
オンラインマニュアルを待つしかありません。
COMMENT
全体的に進化していて、「2011をやったら2010にはもう戻れない」作品にはなっていますが、
粗も目立ちます。
走る楽しさは最高ですが、細かいところを突き詰めていくと…、という感じです。
シミュレーターではないので、現実とかけ離れたところは「そういうものだ」と割り切った方が良いかもしれません。
権利の関係で唯一のF1ゲームとなっているので、楽しんだもの勝ちですね。
なお、今作はDIRT3同様オンラインプレイにVIPPASS(付属のプロダクトコードでDL可能)が必要なので、中古品はPSストアからPASSを購入しなければいけません。