PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

・豊富なシナリオに歴史イベント
ここは、さすが信長の野望シリーズです。
戦国時代を細かく区切り、さらには仮想シナリオまであります。領国や配下が様々なので、総合的には同じような難易度でも選んだ大名家によって全く異なった攻略を楽しめます。同じ大名家でさえ、シナリオごとにプレイ内容は全く別のものになります。
システムが気に入れば、いつまでも楽しむことができるゲームでしょう。

・バランス調整
諸勢力の鬱陶しさが解消されたり、猛威をふるった計略戦法が弱体化されたりと、革新で感じた大きな不満は解消されました。

・戦法の増加
調整されただけでなく、計略戦法は増え、兵科戦法のランクも幅広くなりました。1種類しか持てないというのがネックですが、それが武将の得意な兵科を強調する個性にもなっていると思います。

・編集機能の充実
従来の編集に加えて、遂にAIエディタが搭載されました。

・群雄争覇モード
従来の「決められた戦力で勝利条件を満たす」方式ではなく、単純に地方ごとの統一を目指す簡易なモードになりました。
編集機能が使えるようになったことは、オマケ武将がほしいだけだという人にとっては大きな利点でしょう。

BAD/REQUEST

・自由度
売りにしていた領地の削りあいですが、個人的にはあまり評価できないものでした。
序盤は脳筋武将でも道路整備や徴兵の仕事があって、奪い返されるリスクのある敵拠点をわざわざ取りにいく余裕はありませんし、中盤以降はわざわざ奪い合いをするよりも兵力を率いて本城を制圧し、自領にしてから内政をする方が楽です。購入前は面白いかもしれないと思いましたが、意外と使わないシステムでした。
それ以上に、街並みの種類や位置が固定されてしまったことが残念です。革新の時は状況に合わせて街を作り替えたり、前線都市を鉄砲櫓で固めて要塞化したりといったことができたのですが…。

技術も、表面上はレベルに関係なく習得できるようになったのですが、特定の資源や町を手中に収めなければならないので、結果的に自由度が下がったように感じます。
1つの兵科に特化するにも資源が不足しがちで、かと言って安易に分散させればどの兵科も中途半端になってしまうので、なかなかもどかしいです。

・オリジナリティ，熱中度，満足度
「革新の完全版」とまでは思いませんが、要所要所から革新と同じものを感じます。
内政システムが当たればオリジナリティも評価できたのでしょうが、他の要素は過去作で見たようなものが多いのでオリジナリティは評価できませんし、熱中度や満足度も下がります。

COMMENT

「革新から派手さを抜いて、三国志9の陣形と軍事施設・烈風伝の道づくりなど、過去作の要素を上手く取り入れた作品」というのが天道の個人的なイメージです。
面白いゲームですし、夜が明けるまで熱中したことも何日かありますが、目新しさが感じられなかったので従来の作品ほどハマってはいないのも事実です。