【グラフィックス】 核戦争後の世界というと、北斗の拳やFallout3に代表される荒涼とした砂漠・荒地の世界がお約束だが、本作ではヒャッハーする無法者達は共通しているものの、自然が文明の跡を飲み込みつつある独自の世界が描かれている。目に痛いほどの鮮やかな花が咲くこの世界は、自然にあふれながらも何か不安を感じさせる、新しさを感じる。 【熱中度】 本作を買った一番の理由が、散々煮え湯を飲まされた挙句に勝ち逃げされた、前作「5」のラスボスをこの手で始末できるから。 あと、今作も情状酌量の余地のないクズ人間の姉妹がボスとして登場するが、久々に精神バトルのようなごまかしはなく、ガチバトルで引導を渡すことができる。「固いだけで何の面白みもない」との意見もあるようだが、特殊バトルでうやむやのうちに勝利し、勝利の実感が得られない従来作よりよっぽど良い。 上記要素で+1点というところだが、本来、本作は「5」に最初から含まれるべき内容で、百歩譲ってDLCだろ、という思いがあるので▲1点。
【満足度】 前作をプレイした人間を煽っているかのようなクソ設定が多い。前作のバディを殺さなければならない、前作主人公(プレイヤー)がファーザーに洗脳され手下になっている、ファーザー達と共闘しなければならないなど。「敵の敵は味方」の論法とはいえ、前作ではヒャッハーしてたニューエデンの連中が、今作ではなぜか文明否定・排他的なだけのマトモっぽい集団として描かれていたり、ファーザーも狂気が薄れてただのカリスマ指導者になっていたり、「製作チームはファーザーの思想をマジで信奉してるんじゃないか」と勘ぐりたくなるほど。 また、主人公サイドはいつも後手後手で、後先考えずに窮地に飛び込むなど、操作しているこちらが頭を抱えたくなる展開が多すぎる。頭悪そうなヒャッハーどもに翻弄されっぱなしで気分が悪い。 【快適さ】 サクッとファザーを倒したかったのでイージーでプレイしたが、初見殺しのイベント(また制限時間内に○○をしろ、というアレ)が結構あり、フラストレーションがたまる。 操作性の悪さ(L3クリックダッシュ、武器持ち替えとルートが同一ボタン)は変わらず。 【難易度】 高レベルの基地解放で登場するエリート兵は、「4」の敵弓兵のように一定時間経過するとマーキングが消えてしまう。「4」の弓兵は戦闘パターンや兵科の特徴からその仕様に説得力があり、マーキング困難なかわりに発射レートも体力も低いのでバランスが取れていた。しかし、本作のエリート兵は重装甲・重武装なのに動きも早い。マーキングが消えるうえに固くて攻撃力も高く、ゲーム後半にならないと取れないperkがないとテイクダウンも取れない。イージーでも苦戦したので、ノーマルやハードは試してみる気さえ起らない。
念願のファーザー打倒、新ボスをガチ制裁できるという点は評価できるが、売り方や前作キャラの扱いについては大いに疑問で、前作プレイヤーに自信をもって勧められる、とは言えない。「前作の終わり方にどうしても納得いかず、ファーザーをこの手で断罪したい」「クズの見本のような敵に翻弄されながらも、最後は自分の手でキッチリ決着をつけたい」という人には、価格次第ではおすすめ、といったところ。
GOOD!
【グラフィックス】
核戦争後の世界というと、北斗の拳やFallout3に代表される荒涼とした砂漠・荒地の世界がお約束だが、本作ではヒャッハーする無法者達は共通しているものの、自然が文明の跡を飲み込みつつある独自の世界が描かれている。目に痛いほどの鮮やかな花が咲くこの世界は、自然にあふれながらも何か不安を感じさせる、新しさを感じる。
【熱中度】
本作を買った一番の理由が、散々煮え湯を飲まされた挙句に勝ち逃げされた、前作「5」のラスボスをこの手で始末できるから。
あと、今作も情状酌量の余地のないクズ人間の姉妹がボスとして登場するが、久々に精神バトルのようなごまかしはなく、ガチバトルで引導を渡すことができる。「固いだけで何の面白みもない」との意見もあるようだが、特殊バトルでうやむやのうちに勝利し、勝利の実感が得られない従来作よりよっぽど良い。
上記要素で+1点というところだが、本来、本作は「5」に最初から含まれるべき内容で、百歩譲ってDLCだろ、という思いがあるので▲1点。
BAD/REQUEST
【満足度】
前作をプレイした人間を煽っているかのようなクソ設定が多い。前作のバディを殺さなければならない、前作主人公(プレイヤー)がファーザーに洗脳され手下になっている、ファーザー達と共闘しなければならないなど。「敵の敵は味方」の論法とはいえ、前作ではヒャッハーしてたニューエデンの連中が、今作ではなぜか文明否定・排他的なだけのマトモっぽい集団として描かれていたり、ファーザーも狂気が薄れてただのカリスマ指導者になっていたり、「製作チームはファーザーの思想をマジで信奉してるんじゃないか」と勘ぐりたくなるほど。
また、主人公サイドはいつも後手後手で、後先考えずに窮地に飛び込むなど、操作しているこちらが頭を抱えたくなる展開が多すぎる。頭悪そうなヒャッハーどもに翻弄されっぱなしで気分が悪い。
【快適さ】
サクッとファザーを倒したかったのでイージーでプレイしたが、初見殺しのイベント(また制限時間内に○○をしろ、というアレ)が結構あり、フラストレーションがたまる。
操作性の悪さ(L3クリックダッシュ、武器持ち替えとルートが同一ボタン)は変わらず。
【難易度】
高レベルの基地解放で登場するエリート兵は、「4」の敵弓兵のように一定時間経過するとマーキングが消えてしまう。「4」の弓兵は戦闘パターンや兵科の特徴からその仕様に説得力があり、マーキング困難なかわりに発射レートも体力も低いのでバランスが取れていた。しかし、本作のエリート兵は重装甲・重武装なのに動きも早い。マーキングが消えるうえに固くて攻撃力も高く、ゲーム後半にならないと取れないperkがないとテイクダウンも取れない。イージーでも苦戦したので、ノーマルやハードは試してみる気さえ起らない。
COMMENT
念願のファーザー打倒、新ボスをガチ制裁できるという点は評価できるが、売り方や前作キャラの扱いについては大いに疑問で、前作プレイヤーに自信をもって勧められる、とは言えない。「前作の終わり方にどうしても納得いかず、ファーザーをこの手で断罪したい」「クズの見本のような敵に翻弄されながらも、最後は自分の手でキッチリ決着をつけたい」という人には、価格次第ではおすすめ、といったところ。