PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

無双シリーズはこれより過去の物は猛将伝やエンパイア系を除いてほぼプレイ済み。

●グラフィックス
昨今のゲームと比べると特別映像がいいと言うほどではないが、敵のワラワラ感は中々のもの。
処理落ちも少なくて爽快感を損なうことなくプレイできた。


●サウンド
ロック調の楽曲は無双系の爽快感と相性が良く、音楽に不満を感じる事はなかった。
戦闘のＢＧＭを自由に選べるのも良い。


●熱中度・満足感
無双シリーズの肝である爽快感が今までのシリーズの中でも最高レベル。
ガンダム無双３の誘爆システムと違い、多くの敵を薙ぎ払うという良い意味で原始的な爽快感を味わう事ができて、「一騎当千」という言葉を今までのシリーズの中で一番深く感じる事ができた。
ストーリーモードは敵が多く、ストーリー性があるので熱中度高め。
クロニクルモードはＢＡＤにて。

BAD/REQUEST

●オリジナリティー
無双シリーズ１０周年記念作品でメインのアクション関連が不満の多かったマルチレイドからの流用というのは如何なものかと思います。
過去最多のプレイアブル武将を謳ってますが、武器選択型になったせいでキャラの個性なんてほぼ無いに等しいです。


●快適さ
兎にも角にもロードが長い、これに尽きます。なぜインストールに対応させなかったんでしょうか？今までのシリーズでも対応してる作品はあったはずなんですけどね。
あと、ストーリーモードで手動セーブが出来ない事。
使用キャラが各戦闘で固定なので、キャラが変わる度に武器の装備、購入、特技の獲得をすることになるのですが、戦闘開始前に手動セーブが出来ないためゲームオーバーになった場合は武器の装備、武器の購入、特技の獲得、これ等を全てやり直さなければなりません。
クロニクルモードでは普通に手動セーブが出来るのに、なぜストーリーモードで出来ないんでしょうか？


○武将の個性が皆無
上でも述べましたが武器選択型になった事で武将の個性はほぼ無くなりました。
辛うじて残っているのが特技と各武器の得手不得手なんですが、特技は各武将１０〜１２個覚えられる物のうち８個は全キャラ共通という手抜きっぷり。
武器の得手不得手も天稟系の印を付ければ全武将で同じ武器を最も得意な状態で使えます。男女で使用不可の武器が１つづつありますが、性別は個性とは言えません。
極め付けは各武将固有の無双演舞の廃止。
それぞれの武将にまつわるエピソードが語られる機会が無くなったため、三国志を知らない人から見れば武将の区別なんて付かないでしょう。

○ストーリーモード
まずストーリーがとてつもなく中途半端に終わる事。
まるで週刊誌の打ち切りエンドを見ている様。
次に各戦闘で使用キャラが固定される事。
各勢力のプレイアブル武将全てが使えるように割り振られているならまだしも、実際に使えるのはそれぞれの勢力の半分ぐらい。
そして不遇な武将があまりにも多すぎる。
敵として１，２回出てくるだけの武将や、酷いのだと４勢力のストーリー全て含めて敵としてどころか名前すら出てこない武将もいる。
こんな中途半端なストーリーモードはいらないので無双演舞を復活させてほしい。

○クロニクルモード
フリーミッションみたいなのを延々やらされるだけのモードなので作業感がハンパない。



ここからはマイナス評価には加味しません。

○二喬の容姿が幼すぎる。特に小喬。
この二人よりも年下の武将が登場してるにも拘らず、なぜいつまでも○学生のような容姿のままなのか？しかも二人とも人妻だと言うのだから色々問題ありだと思う。

○クロニクルモードの三国志クイズ
ストーリーモードで脚色されてた部分なんかをクイズにしたりするので気分が冷めるような内容のクイズもある。

COMMENT

◆トロフィー関連◆
プラチナ獲得に要する時間は８０時間前後。そのうち３０〜４０時間はほぼ作業です。
オンライン関係のトロフィーも無く全てオフで獲得可能。
高難易度でのプレイを求められる事も無いので作業に耐えられれば誰でも取れます。


●感想・総評
シリーズとしての不満点は多々あれど、アクションゲームとしての爽快感はかなりのもの。

今作の売りであるイベントシーンからのシームレスな戦闘への移行だが、正直なところ全く驚きも感動も無かった。これがストーリーモードで手動セーブが出来ない原因だと言うなら次回作からは無くして頂いて構わない。

次回作では爽快感をそのままに各武将の個性と無双演舞に力を入れた作品を作ってほしい。