【PS3】ルーンファクトリー オーシャンズ
発売元 | マーベラスエンターテイメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-02-24 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ファンタジー生活ゲーム ■ プレイ人数:1人 ■ PlayStation Move:対応 【廉価版】 ■ 発売日:2012/01/26 ■ 価格:2,940円 |
GOOD!
特筆すべきはその没入感。
本当にゲームの中の世界で生活しているような気分にさせてくれます。
作品の中に、いわゆる『悪役』が存在しないため、ある種緊張感は皆無。
このゲームの楽しみは、新しい島の冒険や住人との交流、そして進展。
ありふれているようで、ここまで新鮮に楽しめるのだと驚きました。
住人としてのキャラクターが、みな魅力的です。
設定やキャラクターとして魅力的なのはもちろんですが、こちらのアクションに対して、リアクションを返してくれるところが、アイデアとしてすばらしい。
朝すれ違っただけで『おはよう。』
釣りをしているときにキャラクターが通り過ぎれば『精が出るねえ。』
こういった小さな試みが、キャラクターに愛着を感じさせてくれます。
戦闘も地味に面白い。
武器の種類も豊富で、それぞれの武器の数もまた豊富。
特に雑魚戦の爽快感はそれなりに高いと感じた。
BAD/REQUEST
没入感が大切な作品なだけに、グラフィックのレベルの低さが非常に残念。
キャラクターも、町並みも、PS2で表現可能なレベルのグラフィックだと感じる。
また、細かいところでの作りこみが足りない。
少なくとも右スティックでの視点変更が出来ない点はかなり不便に感じた。
二階にいるキャラクターを確認したい時、カメラを上向きに上げることが出来ず、実際に2階に上るか、ジャンプするしかない。
せっかく綺麗なな町並みを売りにしているのだから、カメラをぐるぐる回して町並みを楽しみたかった。
そして、これはシリーズ通しての不満なのだが、やれることが中途半端に少ない。
住民からの依頼をひととおりこなし、一日に可能な限界まで冒険をし、それでもなお時間が余ってしまう。いくらなんでも8時に寝るのは早すぎると思います。
夜は殆どのキャラクターが自室にこもってしまうため、コミュニケーションを取る場は酒場以外なく、このゲームは室内では時間が進まないためこのような使用になっていると思われます。
COMMENT
全体として、グラフィックにこだわりさえしなければ、しっかりと楽しむことが出来る作品であると感じます。
女性の方でも十分楽しめるでしょうが、結婚可能なキャラクター数の男女比に著しく偏りがありますので、結婚目的の方はご注意を。
このゲームにおいて、ストーリーはオマケ。戦闘もまあオマケ。
メインの軸は、キャラクターとの交流であり、街中での自分という存在の確立にあります。
現実的には難しい、老若男女20人以上の人々全員と仲のいい夢のように居心地のいい空間の提供。
同年代の男性キャラクターとはライバルのように。
年配の老人キャラクターとは祖父と孫のように。
年下の幼女キャラクターとは兄妹のように。
心地よい人間関係を感じることの出来る、いい作品でした。