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【PS4】リトルドラゴンズカフェ ‐ひみつの竜とふしぎな島‐

発売元 マーベラスオフィシャルサイト
発売日 2018-08-30
価格 6264円(税込)
レーティング 【A】全年齢対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:ドラマチック冒険生活ゲーム
■ プレイ人数:1人



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 3pt 2pt 1pt 1pt 0pt
総合点
36pt

GOOD!

母親がある日眠ったまま目を覚まさなくなってしまい、突然現れた謎の老人に「このドラゴンを育てれば母親を目覚めさせることができる」と言われたので実家のカフェを運営しながらドラゴンを育てていく……といった内容です。カフェには様々な悩みを持ったお客さんがやって来て、一人解決するとまた次の悩めるお客さんがやって来て、を繰り返してストーリーが進んでいきます。

〇料理
カフェで提供する料理の素材は全て自分で調達します。舞台となる島では、そこらへんの岩や草から塩や砂糖といった基本の調味料、野菜やチョコレートシロップやカレー粉まで採取できる(!)ので、特定の素材を手に入れるために難しい調合やら合成やらは必要ありません。しかも一度採取した素材は家庭菜園からも採取できるようになります。野菜はともかく畑から肉や卵が採取できるのはさすがに……いやいやそこはゲーム的な都合ということで気にしないでおきましょう。
また島にはレシピがあちらこちらに落ちていて、それを集めると新しい料理が作れるようになります。その料理のグラフィックがとても美味しそうです。夜中にプレイするのはオススメできません。料理の際には音ゲーをやらされますが、難しくはありません。
この、島中を巡って素材やレシピを掻き集める行為がこのゲームの一番楽しいところでしょう。

BAD/REQUEST

〇ロード
長くはないですが、ちょこちょこロードが入ります。グラフィックが美麗なわけでもないですし、何をそんなに読み込む必要があるのかは不明です。

〇ストーリー
全てのお客さんの悩みを解決するとエンディングですが、大抵のことは完全に投げっぱなしジャーマンのまま終わります。ていうか最初に登場した謎の老人は結局誰なの? そんな大事なところすら謎のままです。タイトルの「ひみつの竜」の何が秘密なのかもわかりません。
またお客さんの悩みがまた問題です。最初の方に登場するお客さんの悩みと解決までの過程はそれなりに練られているのですが、中盤から最後の方は、スタッフが力尽きたのか、え、なんでそれで悩みが解決するの?と言いたくなるレベルであっさり終わります。個人的にはロボ爺さんと狼男、吸血鬼の悩み解決までの過程がやっつけ仕事すぎると思いました。

〇カフェの運営
本作の一番の問題点がここです。一言で言うなら「虚無」。
まず、本作にはお金の概念がありません。つまり、たくさんの素材を消費するけれども美味しい料理を作り、多くのお客さんが来店してくれたところで、見返りはありません。中盤、日に20人くらいの客が来店するようになると素材の消費が激しすぎて収集が追いつかなくなりますが、そこで例えば「今日はこの素材が余ってるからこの料理をメニューに出して、それでこの素材をあそこから掻き集めてきて……」などと綿密な計画を立て、朝から晩(それこそ日付が変わる頃まで)働きに働いてカフェを立派に切り盛りしたところで、得られるものは自己満足くらいしかないのです。せめてお金や何かポイントのようなものが貯まり、それでカフェの内装や衣装なんかを変えたり、性能の良い料理機材を購入したり、スタッフを雇ったりできたら違ったのでしょうけど……。
あ、ちなみに料理で素材を消費するとは前述しましたが、素材が足りなくなっても問題はないです。「素材が足りません」とか警告は出るものの、バグなのか仕様なのか知りませんが、素材が底をつきても料理はきちんと提供できているみたいです。……は?
ちなみにストーリーを進めるだけでいいというなら、一番効率のいいプレイはこんな感じになります。
「適当な一品だけをメニューに登録しておき、その日に起きるイベントが終わって最初の客の食事が終わったらすぐに寝て次の日へ進める」の繰り返し。
こんないい加減なプレイをしても、6時から24時まで休憩なしで働いたとしても、どちらも客の満足度(ストーリーを進めるために一定値が必要)はほぼ同じになります。
この仕様に気がついたら真面目にカフェを運営する気なんてどこかに吹っ飛んでしまうでしょう。
それでも真面目に働こう!という頑張り屋さんの心を折りに来るのが、キャラクター同士の当たり判定です。カフェは大して広くなく、狭いテーブルの隙間を縫うようにスタッフが歩き回ることになりますが、キャラ同士がぶつかると、なんとプレイヤーが一方的に押し戻されます。横綱とぶつかり稽古をする若手力士の気分とでも言いましょうか。注文を厨房に届けたいのに押し戻される、料理をテーブルに運びたいのに押し戻されるといった事態が頻発します。この仕様はものすっごくイライラしました。

〇料理……
見た目が美味しそうなのはGOODで触れましたが、システム的には底が浅すぎて泣けるレベルです。
例えば卵一つとっても、「白」「緑」「銀」など様々な種類があります。ではそれら見た目が違う卵を使って、ベーコンエッグを作ったとしましょう。完成した料理にはどんな違いがあるでしょうか? はい、答えは「何もない」です。完成した料理の見た目は全く同じで、調味料に砂糖を使えば「ほの甘ベーコンエッグ」、塩を使えば「うすしおベーコンエッグ」などと名称が微妙に変わり、また客にもそれぞれ好みがあるので(甘いのが好き、あたたかい料理が好きなど)注文されやすさなどが変わる……というのは一応ありますが、そういう問題じゃないでしょう。
さて、例えばメニューにしょっぱくて冷たい料理しかなかった場合、そういったお客さんはどうするのか?
大体予想はつくと思いますが、はい、その通りです。好みとは違うその料理を普通に注文して、「美味しい」と言って帰っていきます。それだけです。
隠し味として更に別の食材を追加して料理を作ることもできますが、それで評価の高い料理を作れたとしても意味はないです。あるのは自己満足だけです。

〇キーレスポンス
最悪。ジャンプボタンを押しても反応が遅い、そもそもジャンプしないなど。段差に引っ掛かることもしばしば。また一つのボタンに割り振られていることが多すぎるため、落ちている素材を拾いたいのにドラゴンに乗ってしまう、逆にドラゴンに乗りたいのに草刈りを指示してしまうなどやりたいことがやれないということがよく起きます。



カフェの運営や料理の仕様は色々熟考した結果こうなったのかもしれないな……と同情する余地はある、ような気がしないでもありません。
ですがジャンプとキャラにぶつかると押し戻される、この二つの仕様だけは完全に理解できません。本当にこれでいいと思ったの? 有り得ないですよ。

COMMENT

中盤までは真面目に、それ以降は面倒になって効率重視でプレイしてエンディングまで約30時間でした。
クソゲーとは言いませんが駄ゲー、人によっては普通ゲーくらいでしょうか。雰囲気さえ良ければ大抵のことは気にしない!という人なら評価はもう少し良くなるかもしれません。
プレイしているとお腹が空きます。素材集めはなんだか楽しいし料理は美味しそうです。そこは本当にGOOD。
逆に言うとそれ以外に褒めるところがほとんどありません。
クリアするだけなら簡単ですが、トロフィーに「素材全種」と「レシピ全種」があるのでトロコンは相当難しいと思います。

最後に、クリア後、カフェに戻ったときの私の心の叫びを。多分、クリアした全員がこう思うことでしょう。


カフェ手伝ってくれないんかい!!!

 
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
たにしさん  [2018-09-07 掲載]

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総合ポイント
36
(難易度)
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レビュー数
1
スコアチャート リトルドラゴンズカフェ ‐ひみつの竜とふしぎな島‐レビューチャート

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