PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

【戦闘】
前作との変更点が多い。たとえば、前作では雑魚には叩き斬るだけで十分だったが、今作は打撃、斬撃など敵によって様々な弱点が存在する。
属性における弱点が合っていても攻撃における弱点が合っていないとダメージがあまり入らないなど、前作よりだいぶ戦略的な戦いが楽しめるようになった。
また、ACを溜めるスキルが廃絶された。これにより、雑魚でAＣを溜めてボスはコンボでごり押し、という作業感が取り払われた。思えば、必殺技といった位置づけのコンボがそう何発も打ててはおかしいというものである。

【ストーリー】
THE王道。古の鼓動では、スーパーマ○オよろしく姫がさらわれたので助けに行くというストーリーが展開されたが、2では善と悪との全面戦争というこれまた王道な展開。
RPG好きならば楽しめるかもしれない。苦手な人は胃もたれしそう。

【システム、その他】
・グラフィックが美しい。
・アバター作成が自由で、細部まで決められるので充実している。
・賞金首システム、住民の依頼システムなどRPGらしいサブ的要素が加わった。
　特に住民は主要人物以外空気だったので、この点は良いかも。

BAD/REQUEST

・ストーリーの作り込みが不十分。
突然あのキャラが覚醒したり、あのキャラが倒れたり、あのキャラが・・・と、まるで粘土でぺたぺたとくっつけていくような後付けフィーバー。
とりあえず終わらせておけ、という感じ。
新ステージは4つくらいしかない。そのため旧ステージを逆戻りするだけ。
前作ではあんな終わらせ方をしておいて、続編でも適当にしまりのない終わらせ方をするというのはいかがなものか。一応完結編なのだから、もっと練りに練ってほしかった。


・住民の依頼が意味不明。
バランドールに住むAさんの依頼を受ける。
↓
AさんはBさんに思いをよせている。
↓
しかし自分からうまく伝えられない。
↓
だからAさんはBさんに思いを伝えてくれと依頼する。
↓
では肝心のBさんを探そう。
↓
お、Aさんの隣にいるじゃん。
↓
依頼クリア。

１００個近くあるが、ほとんどこんな感じ。
こんな至近距離じゃなくとも、素材採集以外ほとんど伝言ゲーム。
制作サイドはこれでなにがしたかったのか皆目見当もつかない。

・GRがあがりやすくなったというが、結局マラソンするには変わりない。
クエストが赤鬼じゃなくなっただけ。
GRをあげるには効率のよいクエを何百回と回さないといけない。
新クエにいくには最低でもGR16は必要。
装備はGR制限ではなくレベル制限になったものの、GRごとにレベルの上限が決まってるので結局こっちのほうがつらくなった。

・賞金首の報酬がアホ。
1期プレイ者なら腹を立ててしまいそう。

・回線落ちが多く感じる。
家は無線なのでなおさらだが、有線環境にある人でもエラーが頻繁に出るそう。

COMMENT

これがあんまり目立たなかった、とか、このキャラもっと強くして、とか
逆を言えば、これが強すぎるから弱くして、とか
そういう要望を受け入れて作ってるのは分かるけど、
レベル5に微調整という言葉はないのか、強かったものは弱く、弱かったものはとんでもなく強くなっているという印象。
ストーリーの作り方も、ハンバーグもエビフライも唐揚げもカレーライスもほしいから全部鍋に入れて煮込んじゃえっていうような感じ。あ、でもこれはこれで美味しそうですけどね。