【PS3】ダンテズ・インフェルノ 〜神曲 地獄篇〜
発売元 | エレクトロニック・アーツ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-02-18 |
価格 | 7665円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アルティメット地獄アクション ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/12/02 ■ 価格:3,129円 |
GOOD!
■オリジナリティ(5pt)
可笑しい話ですが、わたしは地獄が好きです。それも生々しい地獄が、大好きです。
そこに下流から文学的な、何か幻滅を隠せないような、そのくせ奥ゆかしいストーリーテリングを見せつけられるのは、恐らく誰しもが、興味津々なんでしょう。
そういう点に於いてダンテズ・インフェルノが地獄を採用したのは、とても評価できます。
地獄の描写が素晴らしい。
地獄を背景に、ひどくゲーム的なやり方で、主人公をカスタマイズしていく過程というのは、手先器用を刺激する、好材料だと思います。
BAD/REQUEST
オリジナリティに5ptを点けましたが、これは個人的な嗜好で下駄を履かせたボーナスです。
このタイトルには原典があります。とても有名な。
その翻訳に努めた形跡はプレイ中幾つも発見できるのですが、問題は「アクション」です。
アクションゲームを突詰められなかった妥協がそこかしこに潜んでいます。
たとえば獣の使役です。
大型の獣を使役するという要件を満たすばかりで、それ以上は無く、後はぎこちないボタンの連打と壁際の猿回しに終始するプレイなんて、誰が満足できるのでしょう?
他には成長要素があるといえども、どうして基本操作の直系から派生するのでなく、横槍ばかりの「特殊」動作に尽きるのか、理解できません。
結局やっつけ感の拭えない、ちぐはぐさがアラとなって目立つのです。
COMMENT
BADに比重が片寄りましたが、楽しめてます。
画面上ミニマムなキャラが、突拍子もなくえげつないシーンに遭遇するという、アクションゲームのトレンドの所為かもしれませんが、その原本だとされる、ゴッドオブウォーをわたしが未プレイな為に、そうなのかもしれません。
今作はパクリの域を出ないというのが方々の評判です。
しかしパクリだと知らなければ、わたしのようにこれから2周目を想定して楽しめるのでしょう。
地獄が好きな方はプレイしてみると良いかもしれません。
以下は脱線します。
日本語版はとあるムービーシーンのアングルを変えて販売されています。
そのシーンというのは、女性が半裸裸足で駆けながら、必死、生命にしがみつこうというシーンです。
横アングルからの女性のピンクな乳首、このスローモーな揺れっぷりと、夕闇の太陽に照らし出される、ずれ落ちた洋服から滴り落ちる脇の影が、彼女の懸命さを現わすのですが、遺憾なことに、日本のCERO殿は断固・規制したようです。
彼らの規制の基準というのは、ピンク色の乳首に跪拝し、そのくせ黄金の人間表現には唾する程度なのかと考えると、なんだか悪態百遍、唱えたくなります。