PSP版は、1作目2作目も未プレイ、無双シリーズはほぼ全作プレイ済 【戦闘システム】 これまでの無双と違い、空中コンボも含む連携コンボなどが攻略のカギとなるスピード感溢れる戦闘であり、防御や回避行動も要求される為、これまでの無双のようなお手軽大量虐殺はできないものの、戦闘の駆け引きが面白い。 メイン武器とサブ武器と2種類の武器を装備でき、コンボ中に入れ替えることで、コンボを継続できるため、その種類の豊富さとアクションの数々が飽きさせない戦闘への配慮が見られる。 また、ボス武将やMOB武将、雑魚や兵器に至るまで、得意な武器と苦手な武器が存在し、 攻略するクエストに合わせて、武将、武器の種類、武器の能力強化と能力付加アイテムや能力付加のアクセサリー(ゲーム内では武幻と呼ばれるアイテム)等を入れ替えるなどの工夫も必要であり、それに合わせた戦い方を考慮するという戦略的面白さも兼ね備えている。 【ゲームシステム】 簡単に言えば、MO型オンラインゲームと思って頂ければわかりやすいと思います。 ほぼ三国志演義に基づいたメインとなる合戦クエストが存在し、サブクエストとしての位置づけの依頼クエストなどを受けて攻略していくという形で進めていくスタイルです。 巨大な兵器や波状攻撃を仕掛けてくる武将の討伐、時限型クエストなど、その種類は多種多様です。 またエリアごとに計略をセットすることもでき、(発動するには武将カードを集めなければいけませんが)やりこみ要素とリンクさせている点も評価できました。 【オンライン】 2人〜4人までオンライン上でのクエスト攻略もできます。 また、各武将にはパラメーターの限界値が設定されていますが、武将をオンライン上で交換することにより、限界突破ができるという仕様があり積極的なコミュニケーションが必要となります。 協力プレイすることで、オフラインでは補えない離れたエリアでの同時攻略や、武器の種類に応じたターゲットへの対応も可能となり、オンライン上での協力プレイは共闘感あふれる仕様になっています。
【チート装備が存在する】 厳密に言うと、単独でのチート性能装備はありませんが、組み合わせによってとんでもない性能を発揮します。オフラインでも自分の操作するキャラがこの組み合わせをしてしまうと、単独で最高レベルのクエストでも、連打のみで一瞬で片が付いてしまいます。 且つ、覚醒モード中(能力が格段に跳ね上がる)限定の効果も多く、覚醒中は常に無双乱舞しているようなものなので、必然的に覚醒モードを強制終了させる無双乱舞は使わなくなります。緊急避難的な使用方法ですら使うこともなくなり、無双乱舞が完全に“死に技”になっています。 【武器強化が複雑で、素材がとんでもない数を要求される】 ○武器には 気 力 技 という3種類のタイプをいつでも設定することができる ○素材は全7種類の属性に割り振られており、属性値が各々決められている。 ○武器を強化するには、対象となる能力を強化するために必要な属性値を満たさなければならない。 以上の3点が武器強化の基本的なシステムですが、上記にある武器タイプ別に強化値が反映されないというものです。つまり、 「“気”タイプの状態の槍を“攻撃速度”を強化する。⇒“技”タイプに切り替えると、“攻撃速度”は初期値のまま」 “攻撃速度”をA素材10個B素材10個必要とすると、全てのタイプの攻撃速度を強化しようとすれば、“その3倍の素材が必要となる。“ということです。 素材自体は、作業が苦でなければいくらでも手に入りますが、間違って強化してしまったり、間違って別の能力を付加してしまうと、ほぼ後戻りができないというシステム。 更にいうと、タイプ別で潜在的な付加能力やその数値、基本攻撃力まで若干変わります。 これらをすべてまとめると「アクションは同じでも、全く別の武器」ですから、タイプ別にする必要性がなかったという結論に至ってしまうわけです。 であれば、武器ランク毎(10段階あります)にタイプ別の武器を3つ用意し、武器に強化レベルを設定した方が、システムを簡略化できる上、換装がし易いのではないかと思ってしまいました。 また、強化リセットや能力の初期化などの救済措置ももっとわかりやすいものを用意するべきだったのではないでしょうか。(※できないわけではないですが、説明書などに説明はありません。攻略サイトや自分でシステムを理解しないとたどり着けません) 【カメラワーク】 最初はスピードに追い付けずに戸惑うことも多いかと思いますが、慣れてくれば問題ありません。基本視点が固定される為、L1を押さなければキャラ視点にはなりませんが、逆に常にキャラ視点だと、このスピード且つ空中コンボまであるアクションでは3D酔いしやすくなるかと思います。 ロックオンがR3ボタンという配置で固定されているため、少々扱いにくい点が問題となっているだけかと思いますが、BADに入れている方も多いようですので敢えて明記させて頂きました。 【オンライン】 積極的にコミュニケーションとらなければいけないというのが、長所でもあり短所でもあります。 武将の能力の限界値を突破させるには交換が必要である為に、過疎ってしまってはそれ以上強化しようがないわけです。 高難易度のクエストは、協力プレイが必要という概念で作られている難易度ですので、過疎ってしまうと少し厄介かもしれませんが、前述したチート性能の組み合わせが救済措置になっているところが皮肉かもしれません。 また、部屋を検索できるわけですが、その部屋のPTの目的が検索段階ではわからない為、“クエスト攻略に行こうと思ったが、入ったものの対戦部屋だった“などと言うこともありますし、”ただのチャット部屋“なんてこともあります。 更に、チャットのしにくさやログが残らない仕様が、明らかにコミュニケーションを取りにくくしています。 これらは、このゲームに関わらず、PS3でのオンライン最大の課題とも呼べるものですが、ここまで意思疎通を要求されているにも拘らず何の対策も練られていないことに疑問を感じました。 “素材集め消化”“ランク○以上のクエスト消化”“○軍メインクエスト消化” “クエスト交互消化”“トレード専用”“武将交換専用” このように、部屋の目的をユーザーが入力でき、チャットログが残る仕様であれば、チャットがしにくいながらもコミュニケーションを取りやすかったのではないかと思います。
【総 評】 前から気にはなっていたのですが、オンライン前提のゲームということで避けていたところ、友人からの勧めもあり、今年7月にPS3でもmulti raid2が発売決定されており価格も安かったためプレイしてみました。 新品でも1,500円前後とお手軽価格で購入できますし、好きな武将一人に絞って強化していくだけでも相当遊べます。クエストも大量に存在しますし、勢力によって同じ合戦でも内容が違いますから、全て攻略するには相当時間がかかるかと思います。値段以上は十分楽しめました。 発売されてから日が経ちますので、オンラインは過疎というか、部屋が上がっていることの方が珍しい状況なのが残念でなりませんが。 それでも、お手伝いして下さる方や新規の方もいらっしゃるので是非オンラインでもプレイしてみてください。 難易度設定ができないため、これまでのような爽快感を求める方やスピードアクションが苦手な方には難易度は高いと思いますので注意が必要です。 今回の良いシステムを踏襲し、PSPでの問題点を解決した2作目になることを期待しています。
GOOD!
PSP版は、1作目2作目も未プレイ、無双シリーズはほぼ全作プレイ済
【戦闘システム】
これまでの無双と違い、空中コンボも含む連携コンボなどが攻略のカギとなるスピード感溢れる戦闘であり、防御や回避行動も要求される為、これまでの無双のようなお手軽大量虐殺はできないものの、戦闘の駆け引きが面白い。
メイン武器とサブ武器と2種類の武器を装備でき、コンボ中に入れ替えることで、コンボを継続できるため、その種類の豊富さとアクションの数々が飽きさせない戦闘への配慮が見られる。
また、ボス武将やMOB武将、雑魚や兵器に至るまで、得意な武器と苦手な武器が存在し、
攻略するクエストに合わせて、武将、武器の種類、武器の能力強化と能力付加アイテムや能力付加のアクセサリー(ゲーム内では武幻と呼ばれるアイテム)等を入れ替えるなどの工夫も必要であり、それに合わせた戦い方を考慮するという戦略的面白さも兼ね備えている。
【ゲームシステム】
簡単に言えば、MO型オンラインゲームと思って頂ければわかりやすいと思います。
ほぼ三国志演義に基づいたメインとなる合戦クエストが存在し、サブクエストとしての位置づけの依頼クエストなどを受けて攻略していくという形で進めていくスタイルです。
巨大な兵器や波状攻撃を仕掛けてくる武将の討伐、時限型クエストなど、その種類は多種多様です。
またエリアごとに計略をセットすることもでき、(発動するには武将カードを集めなければいけませんが)やりこみ要素とリンクさせている点も評価できました。
【オンライン】
2人〜4人までオンライン上でのクエスト攻略もできます。
また、各武将にはパラメーターの限界値が設定されていますが、武将をオンライン上で交換することにより、限界突破ができるという仕様があり積極的なコミュニケーションが必要となります。
協力プレイすることで、オフラインでは補えない離れたエリアでの同時攻略や、武器の種類に応じたターゲットへの対応も可能となり、オンライン上での協力プレイは共闘感あふれる仕様になっています。
BAD/REQUEST
【チート装備が存在する】
厳密に言うと、単独でのチート性能装備はありませんが、組み合わせによってとんでもない性能を発揮します。オフラインでも自分の操作するキャラがこの組み合わせをしてしまうと、単独で最高レベルのクエストでも、連打のみで一瞬で片が付いてしまいます。
且つ、覚醒モード中(能力が格段に跳ね上がる)限定の効果も多く、覚醒中は常に無双乱舞しているようなものなので、必然的に覚醒モードを強制終了させる無双乱舞は使わなくなります。緊急避難的な使用方法ですら使うこともなくなり、無双乱舞が完全に“死に技”になっています。
【武器強化が複雑で、素材がとんでもない数を要求される】
○武器には 気 力 技 という3種類のタイプをいつでも設定することができる
○素材は全7種類の属性に割り振られており、属性値が各々決められている。
○武器を強化するには、対象となる能力を強化するために必要な属性値を満たさなければならない。
以上の3点が武器強化の基本的なシステムですが、上記にある武器タイプ別に強化値が反映されないというものです。つまり、
「“気”タイプの状態の槍を“攻撃速度”を強化する。⇒“技”タイプに切り替えると、“攻撃速度”は初期値のまま」
“攻撃速度”をA素材10個B素材10個必要とすると、全てのタイプの攻撃速度を強化しようとすれば、“その3倍の素材が必要となる。“ということです。
素材自体は、作業が苦でなければいくらでも手に入りますが、間違って強化してしまったり、間違って別の能力を付加してしまうと、ほぼ後戻りができないというシステム。
更にいうと、タイプ別で潜在的な付加能力やその数値、基本攻撃力まで若干変わります。
これらをすべてまとめると「アクションは同じでも、全く別の武器」ですから、タイプ別にする必要性がなかったという結論に至ってしまうわけです。
であれば、武器ランク毎(10段階あります)にタイプ別の武器を3つ用意し、武器に強化レベルを設定した方が、システムを簡略化できる上、換装がし易いのではないかと思ってしまいました。
また、強化リセットや能力の初期化などの救済措置ももっとわかりやすいものを用意するべきだったのではないでしょうか。(※できないわけではないですが、説明書などに説明はありません。攻略サイトや自分でシステムを理解しないとたどり着けません)
【カメラワーク】
最初はスピードに追い付けずに戸惑うことも多いかと思いますが、慣れてくれば問題ありません。基本視点が固定される為、L1を押さなければキャラ視点にはなりませんが、逆に常にキャラ視点だと、このスピード且つ空中コンボまであるアクションでは3D酔いしやすくなるかと思います。
ロックオンがR3ボタンという配置で固定されているため、少々扱いにくい点が問題となっているだけかと思いますが、BADに入れている方も多いようですので敢えて明記させて頂きました。
【オンライン】
積極的にコミュニケーションとらなければいけないというのが、長所でもあり短所でもあります。
武将の能力の限界値を突破させるには交換が必要である為に、過疎ってしまってはそれ以上強化しようがないわけです。
高難易度のクエストは、協力プレイが必要という概念で作られている難易度ですので、過疎ってしまうと少し厄介かもしれませんが、前述したチート性能の組み合わせが救済措置になっているところが皮肉かもしれません。
また、部屋を検索できるわけですが、その部屋のPTの目的が検索段階ではわからない為、“クエスト攻略に行こうと思ったが、入ったものの対戦部屋だった“などと言うこともありますし、”ただのチャット部屋“なんてこともあります。
更に、チャットのしにくさやログが残らない仕様が、明らかにコミュニケーションを取りにくくしています。
これらは、このゲームに関わらず、PS3でのオンライン最大の課題とも呼べるものですが、ここまで意思疎通を要求されているにも拘らず何の対策も練られていないことに疑問を感じました。
“素材集め消化”“ランク○以上のクエスト消化”“○軍メインクエスト消化”
“クエスト交互消化”“トレード専用”“武将交換専用”
このように、部屋の目的をユーザーが入力でき、チャットログが残る仕様であれば、チャットがしにくいながらもコミュニケーションを取りやすかったのではないかと思います。
COMMENT
【総 評】
前から気にはなっていたのですが、オンライン前提のゲームということで避けていたところ、友人からの勧めもあり、今年7月にPS3でもmulti raid2が発売決定されており価格も安かったためプレイしてみました。
新品でも1,500円前後とお手軽価格で購入できますし、好きな武将一人に絞って強化していくだけでも相当遊べます。クエストも大量に存在しますし、勢力によって同じ合戦でも内容が違いますから、全て攻略するには相当時間がかかるかと思います。値段以上は十分楽しめました。
発売されてから日が経ちますので、オンラインは過疎というか、部屋が上がっていることの方が珍しい状況なのが残念でなりませんが。
それでも、お手伝いして下さる方や新規の方もいらっしゃるので是非オンラインでもプレイしてみてください。
難易度設定ができないため、これまでのような爽快感を求める方やスピードアクションが苦手な方には難易度は高いと思いますので注意が必要です。
今回の良いシステムを踏襲し、PSPでの問題点を解決した2作目になることを期待しています。