【PS3】WORLD SOCCER Winning Eleven 2009
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-11-27 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サッカーゲーム ■ プレイ人数:1〜7人(オンライン対応:1〜4人) ■ ウイニングイレブン×UEFA Champions League アニバーサリーBOX:46,980円 |
GOOD!
日本語が使えるところ。最も日本のメーカーが作っている以上当然であるが、ローカライズは非常に重要だということがわかる。
曲にMP3が使える。これは流石にPS2ではできないことであり、またプリセットの曲が気に入らないときには重宝する。
BAD/REQUEST
はっきり言って「ゲーム未満」だった2008の致命的バグをほんの少し修正しただけであり、2008から全く成長がないというか変化が感じられない。これでフルプライスを取るのはまさしく詐欺行為である。ということでオリジナリティ、満足感は0。
グラフィックに関してはPS3というレベルで見た場合「これならPS2でのリリースだけで十分だろ」と思えるほどの貧弱ぶり。選手の顔が似ていないとかというレベルではない。何のためにHD機であるPS3・Xbox360でリリースするのか再考してほしい。当然0。
処理落ちが少なくなったという感想があったが、それはあくまでも「ゲーム全体の速度を低下させているから少なくなっている」ように見えるまやかしであり、当然その弊害はスピーディにゲームが行えないというマイナスベクトルに作用している。
バイエルンミュンヘンを消すくらいならあの緑と白の縞模様のチームこそ不要。最も日本市場を考えると入れざるを得ないのは分かっているのだが、あの選手は世界レベルでは全然たいしたことではありません。当然満足感は0。
COMMENT
かつてスポーツゲームにおいて、EAのライバル的立場として日本にS社があった。
この2社でNFL、NBAのゲームを作っていたが、S社が史上まれに見る駄作を出してしまいブランドの信用は一気に失墜、他の事も重なって自力再建が不可能になった。運良く創業者の資産により倒産は回避できたものの、ハードメーカーから撤退、NFL、NBAのゲームはEAの独壇場となった。
今のコナミはまさにS社が通った道を再び歩んでいるような気がする。
「ウイイレ商法」とまで揶揄されている選手データを挿げ替えただけの年度晩はすでにユーザーに見抜かれ、そしてあるユーザーからは見捨てられ、また技術的にも6年前は比較対照にもならなかったはずのEAに完全においていかれてしまっている。
しかし、(ありえないと思うが)ウイニングイレブンが消滅して、サッカーゲームまでEAの独壇場になってしまったらと思うとぞっとする。EAはコナミ以上にえげつないので。
今回は本当に鬼となって厳しい点数をつけさせてもらった。次回作はデータ挿げ替えの「2009ファイナルエディション」ではなく、完全新作の「2010」で生まれ変わった「ウイニングイレブン」を出して欲しい。