イゴールの声 前作までイゴール役を務めていらっしゃった声優の方がすでに他界されているので、声が変わってしまったのは仕方がないと思っていたら、それをうまくゲームの演出に活かしていたのには感心した。 原則攻略サイト等は参照しないでプレーして、エンディングまで130時間オーバー。この数字だけを見ると満足度と熱中度は高いように見えるのだが...そうでない理由は後述。
授業中に問題が出され、それに正解すると主人公の知識のパラメータが上昇するという仕組みになっているのだが、正解が間違っているものがある。 11/18の問題で、「この中で日の出が一番早いのは」という質問に対し、「富士山」という答えで、「日の出は東南に行くほど早くなるが高度が高くなる方がそれ以上に効果がある」と説明されているが、ウソ。日の出時刻に最も影響するのは季節、言い換えると黄道上の太陽の位置。夏至に近ければ、南東よりも北東の方が日の出が早くなるし、北海道の方が富士山頂よりも日の出が早い。この問題を作成したスタッフは、極地圏における白夜という現象を知らないのであろう。その知識の乏しさに、プレー中あきれてしまった。こんな間違った答えで知識のパラメータが上がるって、おかしすぎ。まあ、現実の教師でも、中途半端な知識を生徒にひけらかして後ろ指をさされているようなのはいなくもないが。さっさとパッチを配信しないと、世間様から笑いものだよ、アトラスさん。 最初は、パレスを探索するのに攻略サイトの情報は参照しなかったが、パレス内のギミックがあまりにもうざいので、マダラメパレスの途中からギブアップし、攻略サイトを使った。サイトを見て探索してもやたら時間を消費するので、今回のゲームではこのパレス探索が一番うざく、うんざりさせられた。同じ探索なら、メメントスの方がよっぽど面白かった。 これらの点が熱中度と満足度を大幅に下げている。 さらに言うと、メニュー画面のデザインは何?昔の刑事ドラマに出てくる、誘拐犯が新聞の活字を切り張りして作った脅迫状みたい。あのメニュー画面がかっこいいと思う人ならきっと、新聞の活字を切り貼りして作った文書もかっこいいと思うのでしょうね。
それでは、ジュスティーヌさんに総評をお願いします。 ジュスティーヌ「可もなく不可もなくといったところでしょうか」 個人的には、ぎりぎり合格かなといったところ。けなすところは山ほどあるけれど、ほめるところは少ない。発売延期を繰り返した割には、完成度が低すぎる。アトラスのスタッフの能力の低さを如実に感じさせる出来、と言ったら少し言いすぎか。 それでも、SE社とかBN社とかが作るRPGに比べたら、全然面白いのも確か。このサイトでも90点を超えるスコアをつけている人の割合が10%超あるが、この人たちはこれまでアトラスのRPGをプレーしたことがなかったのだろうと推測する。アトラス慣れしている私のような人間がレビューすると、せいぜい50点台となってしまうが、私はアトラス以外のRPGなど見向きもしないのも事実。 今回、これまでシャドウだった敵キャラが、真シリーズと同じ悪魔に統一されてしまった。真シリーズでは真4Fにおいて、仲間との絆というこれまでの真シリーズにはなかった、ペルソナシリーズ的な要素が加わった。これまでのアトラスは、真とペルソナの違いを明確化する方向だったと思うのだが、ここにきてその違いをあいまいにする方向に変わったように感じる。真とペルソナの二つのシリーズを作り続けることができるだけのリソースが、確保できなくなってきているのかもしれない。もしそうだとすると、次回作は「ペルソナ6~真・女神転生V~」になってしまうのだろうか。そうならないことを願いたい。
GOOD!
イゴールの声
前作までイゴール役を務めていらっしゃった声優の方がすでに他界されているので、声が変わってしまったのは仕方がないと思っていたら、それをうまくゲームの演出に活かしていたのには感心した。
原則攻略サイト等は参照しないでプレーして、エンディングまで130時間オーバー。この数字だけを見ると満足度と熱中度は高いように見えるのだが...そうでない理由は後述。
BAD/REQUEST
授業中に問題が出され、それに正解すると主人公の知識のパラメータが上昇するという仕組みになっているのだが、正解が間違っているものがある。
11/18の問題で、「この中で日の出が一番早いのは」という質問に対し、「富士山」という答えで、「日の出は東南に行くほど早くなるが高度が高くなる方がそれ以上に効果がある」と説明されているが、ウソ。日の出時刻に最も影響するのは季節、言い換えると黄道上の太陽の位置。夏至に近ければ、南東よりも北東の方が日の出が早くなるし、北海道の方が富士山頂よりも日の出が早い。この問題を作成したスタッフは、極地圏における白夜という現象を知らないのであろう。その知識の乏しさに、プレー中あきれてしまった。こんな間違った答えで知識のパラメータが上がるって、おかしすぎ。まあ、現実の教師でも、中途半端な知識を生徒にひけらかして後ろ指をさされているようなのはいなくもないが。さっさとパッチを配信しないと、世間様から笑いものだよ、アトラスさん。
最初は、パレスを探索するのに攻略サイトの情報は参照しなかったが、パレス内のギミックがあまりにもうざいので、マダラメパレスの途中からギブアップし、攻略サイトを使った。サイトを見て探索してもやたら時間を消費するので、今回のゲームではこのパレス探索が一番うざく、うんざりさせられた。同じ探索なら、メメントスの方がよっぽど面白かった。
これらの点が熱中度と満足度を大幅に下げている。
さらに言うと、メニュー画面のデザインは何?昔の刑事ドラマに出てくる、誘拐犯が新聞の活字を切り張りして作った脅迫状みたい。あのメニュー画面がかっこいいと思う人ならきっと、新聞の活字を切り貼りして作った文書もかっこいいと思うのでしょうね。
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それでは、ジュスティーヌさんに総評をお願いします。
ジュスティーヌ「可もなく不可もなくといったところでしょうか」
個人的には、ぎりぎり合格かなといったところ。けなすところは山ほどあるけれど、ほめるところは少ない。発売延期を繰り返した割には、完成度が低すぎる。アトラスのスタッフの能力の低さを如実に感じさせる出来、と言ったら少し言いすぎか。
それでも、SE社とかBN社とかが作るRPGに比べたら、全然面白いのも確か。このサイトでも90点を超えるスコアをつけている人の割合が10%超あるが、この人たちはこれまでアトラスのRPGをプレーしたことがなかったのだろうと推測する。アトラス慣れしている私のような人間がレビューすると、せいぜい50点台となってしまうが、私はアトラス以外のRPGなど見向きもしないのも事実。
今回、これまでシャドウだった敵キャラが、真シリーズと同じ悪魔に統一されてしまった。真シリーズでは真4Fにおいて、仲間との絆というこれまでの真シリーズにはなかった、ペルソナシリーズ的な要素が加わった。これまでのアトラスは、真とペルソナの違いを明確化する方向だったと思うのだが、ここにきてその違いをあいまいにする方向に変わったように感じる。真とペルソナの二つのシリーズを作り続けることができるだけのリソースが、確保できなくなってきているのかもしれない。もしそうだとすると、次回作は「ペルソナ6~真・女神転生V~」になってしまうのだろうか。そうならないことを願いたい。