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【PS4】テイルズ オブ ベルセリア

発売元 バンダイナムコエンターテインメントオフィシャルサイト
発売日 2016-08-18
価格 8856円(税込)
レーティング 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:君が君らしく生きるためのRPG
■ プレイ人数:1人(※戦闘時のみ最大4名)



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 3pt 3pt 4pt 4pt 4pt 3pt
総合点
79pt

GOOD!

まずオリジナリティに5点を付けた理由は前作ゼスティリアという最高の布石があるため。(コメントの欄で後で詳しく説明するが前作は今作と今後発売されるであろう未来編のために相当に手の込んだことをしており前作があっての今作だと思うので5点を付けさせてもらった。)

ストーリー
今作のシナリオは終盤にどんでん返しがあるため中々に驚かされる意外な展開が待っている。そのためにネタバレ防止のためPS4の録画機能がほとんど使えなくなっているが賢明な処置だと思う。

キャラクター
今作のメインキャラクターは前作以上に愉快でマイペースなキャラがそろっているが個人的には特にマギルゥがお気に入り。 彼女とベルベットの会話は見ていて非常に面白いし終盤でのあるボスキャラクターと彼女のやり取りは前作でスレイが言っていた「悪でもいいじゃないか、どんな奴だっていてもいい、みんなが幸せになる方法きっと見つけるよ。」を思い出させてくれる。

快適性
ダンジョン脱出アイテムと町の入り口に瞬間移動するアイテムがあり終盤ではこれらがタダで無限に使えるようになる。このおかげで既に行ったことがある場所への移動は非常に快適。フラグを立てないと表示されないがマップ画面で発生中のサブイベントが表示され発生場所も明確に教えてくれる。

戦闘
相手を戦闘不能にするか状態異常にすることでお互いの連携数を奪い合うという一風変わったシステムになっている。このため敵を状態異常にするメリットが大きく防御ボタン長押しでのガード貫通と状態異常発生確率上昇のチャージ効果が馬鹿にできないものとなっておりまた行動値がゼロの状態で攻撃すると通常は弾かれるがスタン中の敵は弾きを行わないため行動値を気にせず全力で攻撃できるため強敵ほど攻めと守リを切り替え効率よくダメージを与えることが重要な奥深い戦闘システムに仕上がっている。

味方AIが優秀
敵の攻撃を高確率で防御してくれる。術の詠唱中でもしっかり防御するため攻撃力の高い強敵と戦っていても驚くほど耐えてくれる。(というか自分が操作しているキャラクターが一番よく死ぬ。)

敵の術の攻撃範囲が表示される
詠唱中の敵の術の攻撃範囲が表示されるため味方が巻き添えになるのを防いだりカウンター技を持つロクロウ操作時は非常にカウンターが狙いやすくありがたい。

敵の攻撃属性が表示される
被ダメージ時にどの属性で攻撃しているのか表示されるため前作にもあった属性ダメージ反射スキルが活かしやすい。

高難易度解放が楽
過去作ではイヴィル、カオスといった難易度を1周目で解放するには難易度を上げて300回、400回と戦わなければならなかったが今作では魔水晶というアイテムを手に入れるだけで解放されるため労せず高難易度に挑むことができる。

アイテムドロップ率の上げ方が前作と共通
アイテムドロップ率の上げ方が前作と同じく敵の同時出現数を増やして秘奥義でとどめを刺すというものでまた敵のレベルが上がるほど性能の良い物を落とすため前作と同じく難易度を上げて敵が大量に沸く闘技場ぽい所で秘奥義を撃ちまくることで強化の素材に使える装備品が馬鹿みたいに手に入れることができる。

ミニゲームが豊富
今作には2桁を超える数のミニゲームがありどのミニゲームもかなりのボリュームがある。エターニアに有ったシャンバルーンという風船割りが3Dで復活するとは夢にも思わなかった。

選択肢とシナリオ分岐がない
前作ゼスティリアには発売から2ヶ月間パッチによってシナリオ分岐が発生する非人道的なことができる選択肢が有ったが今作には選択肢もシナリオ分岐もないため安心して遊べる。

BAD/REQUEST

音楽
悪い所というほどではないが今作の音楽は正直あまり耳に残らない。一応シグレ戦とメインテーマは耳に残るが後は前作に使われてた椎名氏担当の流用曲しかない。主題歌は久々の男性ボーカルとロック調で良かったと思う。(前作で大活躍した椎名氏が新曲で参加していなかったのは残念に思う。)

前作の伏線があまり回収されない
前作ゼスティリアは大量に伏線を張って完結せず終わってしまっていたが今作は過去編ということもあり前作の伏線があまり回収されない。ザビーダと彼が使うジークフリートと憑魔やドラゴンを生む穢れの原因と発生源は明かされるもののベルベットが更なる伏線を張って終わってしまう。(彼女の復讐という目的は達成されており今作だけで一応の完結はしている。)

ワンダリングエネミーの情報が少ない
高グレードを連続で取得して戦闘に勝つとワンダリングエネミーという敵が出現するがこいつらがどこにどの種類が出るのかゲーム内で全く情報が手に入らない。(こいつらはアイテムドロップ率上昇の魔水晶を持っており是非とも倒しておきたい敵である。)

ロゼの技が少ない
ロクロウは前作でガイドをやっていたロゼと同じ流派で戦うキャラクターだが共通する技が業火ケイ乱だけというのが残念。(ロゼは神依以上の火力を叩き出す夢双香という最終決戦奥義を持っていたがあの技も欲しかった。)

マギルゥとエレノアがスキルを全く覚えずに加入する
彼女達の加入は他の4人に比べ遅くスキルを全く覚えていないため育成がやや面倒になる。

上位の術の詠唱時間がかなり長い
初級の術は詠唱時間が短くコンボに組み込むのは容易だが上位の術となると途端に詠唱時間が長くなりコンボに組み込むのはそのままでは不可能になる。今作はコンボ中に敵に設定されている全ての弱点を突かないとダメージ倍率の増える弱点連携に移行しないため今作の術はスキルで詠唱時間を短くしてやる必要のある大器晩成の攻撃手段になっている。このため術を使って戦うロクロウとベルベット以外のキャラクターは二人に比べ弱点連携の難しい上級者向けのキャラクターとなってしまっている。(だからこそ操作し甲斐があるとも言えるが。)

号令の操作が難しい
仲間全員に攻撃と防御を指示する号令が前作に引き続いてあるが右スティックを倒すだけで指示できた前作に比べ今作は右スティックを押し込みながらL1とL2ボタンを押すという難しい操作になっている。戦闘中にこの操作を咄嗟に行うのは正直かなり厳しい。

高難易度専用の魔水晶が多い
難易度がハード以上じゃないと効果を発揮しない魔水晶が多い。前作はメンバーがそろってから難易度をハードに変えて遊ぶのが面白かったが今作もそうして遊ばないと本当の面白さがわからないゲームだと思う。

ミニゲームの難易度が高い
数あるミニゲームだがどれもが難易度が高く感じる。特にレアボードを使ったものが難しく一朝一夕でクリアできる様なものではない。

COMMENT

一言でいうと安定した面白さを持った良作。だがシナリオが前作ゼスティリアとその一つ前の作品のエクシリア2とも繋がっているとも思うので両方プレイするのがいいと思う。(エクシリア2は特にミラのキャラクターエピソードを見ることをおすすめする。)
そして前作ゼスティリアだがこれから遊ぶ人のために何故発売後に炎上したのか本当の理由を知っておいてほしいと思う。
ゼスティリアには発売から2ヶ月間シナリオ分岐が発生するパッチが配布されておりゲーム序盤で非人道的な選択肢を選ぶとそれに応じてキャラクターが中盤から豹変して迫真の演技でシナリオを徹底的に荒らすようになる。具体的に説明すると序盤でアリーシャの落とし物を勝手に売却すると中盤からアリーシャの悪口をいうようになり、疫病の街マーリンドに向かう途中で大勢の人の前で神依の力で橋を作る選択肢があるが、パッチが当たっていると選択肢の直前に「マーリンドでは疫病で毎日のように死人が出てるってよ」「そんな所に左遷させられるなんて姫様も大変だな」という村人の会話が追加されているのに直後の選択肢で「人前で神依の力を使うと変な目で見られるから」という仲間の意見に流されてすぐに橋を作らず夜まで待ってしまうと中盤からスレイが迫真の演技で主体性のないダメ人間を演じるようになってしまう。(正規ルートのスレイは躊躇なく他人の苦労を背負おうとする聖人君子なキャラクターである。)そしてこのシナリオ分岐は2周目で別の選択肢を選んでも1周目と同じルートに進むため気づくのは非常に難しい。
何故スタッフの人達はこんなパッチを当てたのかというとこのテイルズオブシリーズのファンの人達はお世辞にもマナーがいいとは言えず出演してくれた声優さんのツイッターやブログを攻撃したり毎年行っているフェスティバルでも女性の声優さんに酷い態度をとる連中が後を絶たず(前作が発売された時は藤島氏のツイッターが休止に追い込まれた。)こういう連中を追い払うためにマナー検定の様な選択肢を作り非人道的な選択肢を選んだプレイヤー限定で茶番を見せて追い払おうとしたのである。(恐らくエクシリアが発売される前くらいから問題視していたと思う。)
これに付き合う声優さんの人の良さには本当に頭が下がる。特にスレイ役の木村良平さんとロゼ役の小松未可子さんは本当に大変だったと思う。
前作ゼスティリアは要するに意図的にクソゲーに見せかけて作ったゲームであり玄人向けの難しいゲームだが自分の書いた前作のレビューに攻略の糸口は書いてあるのでそれを見て是非とも遊んでほしい。情熱が世界を照らすとは泥をかぶってでもシリーズを守ろうとするスタッフの前代未聞の計り知れない覚悟とそれに付き合う声優さんの勇気を示すものであり、数あるゲームを遊んだ自分にとってゼスティリアは最も遊び甲斐のあるゲームである。今後今作の主役であるベルベットが前作の主人公とヒロインであるアリーシャとスレイに力を貸す未来編が発売されると思うのでそれに備える意味でも遊んでほしいと思う。今のこのシリーズのスタッフの人達は本当にRPGが好きな人のためにゲームを作っている人達なので小松未可子さんの言う1000年続くシリーズを目指して頑張ってほしいと思う。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
doenisさん  [2016-10-06 掲載]

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総合ポイント
74
(難易度)
1.81
レビュー数
16
スコアチャート テイルズ オブ ベルセリアレビューチャート

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0-9
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10-19
6.3%
20-29
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30-39
6.3%
40-49
0%
50-59
25%
60-69
56.3%
70-79
6.3%
80-89
0%
90-100
【60点以上】
87.5%
【標準偏差】
14.11