【PS4】テイルズ オブ ベルセリア
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2016-08-18 |
価格 | 8856円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:君が君らしく生きるためのRPG ■ プレイ人数:1人(※戦闘時のみ最大4名) |
- 総合ポイント
- 74
- (難易度)
- 1.71
- レビュー数
- 21
スコアチャート
GOOD!
☆ストーリー
王道なストーリーのRPGとは一線を画すアンチヒーロー的なシナリオはプレイヤーを選ぶのも確かだが、そこに魅力を感じる事が出来るか特に気にならないのであれば、本作は数多いテイルズ作品の中でも屈指の良作だと思います。悪と呼ばれる主人公たちにも正義はあるんだよ・・と。
物語の中盤辺りからは、主人公のベルベットに徐々に葛藤のような心情も見られてきて上手く人間らしさも出せていると思う。
現在プレイ時間65時間程度の未クリアですが、更に後半に進むにつれて先の展開が気になって仕方ない。
☆キャラクター
今作はパーティーキャラ6名とテイルズにしては若干少なめの人数ではあるが、各キャラ個性があってとても魅力的に感じる。
主人公たちは世間で言えば魔王とその仲間たちみたいな存在なで、PTメンバーも勿論本人達もそれを分かってて割り切っているのが良い。
ライフィセットやマギルゥ、エレノア辺りの存在が上手くパーティーメンバーの雰囲気を調和させている感じかな。
☆戦闘
今までのテイルズとは違い色々と自由に動き回れます。
常時フリーランで術技は各ボタンと連携数に分けてセットするので、非常に多彩な組み合わせでのコンボが出来る。
とはいえ基本的には弱点属性で攻める事になると思うので、同じボタンには同じ属性の技で組み合わせるのが一般的か。
☆音楽 グラフィック
グラフィックには元々そこまで拘りがない素人意見ですが普通に綺麗だなと思いますし、要所要所のムービーも含めて特に不満はないです。
音楽に関してはベルベットのテーマが秀逸でとても良いです。戦闘の曲も多彩で、前作ゼスティリアで使われた楽曲もあり。
全体的に良くも悪くも桜庭節と言われる感じの曲が多いです。
☆その他
・エクシリア辺りから失われていた自分で料理を作って食べるというシステムが戻ってきたのは個人的には◎
その分素材を集めたり購入したりする必要はあるが、それもまた一つの楽しみだと思います。
・術技の習得やスキルの習得が分かりやすい。
術技は極一部の秘奥義を除いてレベルアップによる取得でシンプル。
スキルはゼスティリアのスキルシートが分かりにくすぎたので、今回の各装備の熟練度マスターで永久スキルというのは分かりやすい。
BAD/REQUEST
☆マップ関連
フィールドマップがかなり広大の割に移動手段がやや乏しいか。
物語の途中からボードを手に入れれば早く移動出来るようにはなるが、敵シンボルと接触した際に普通に戦闘になるのは個人的には残念でした。
よほどレベル差があれば戦闘にならずに触れた瞬間に倒せますが。(その際の経験値等は無し)
あと、動きにかなり癖がありかなり練習しないと慣れないし、人によっては酔うかもしれません。
☆戦闘関連
デンジャラスエンカウントの際の敵が強すぎる。エクシリアやゼスティリアではわざとデンジャラスエンカウントにしてレベル上げとかしていましたが、今作ではデンジャラスエンカウントになると敵がかなり強くなり、回復術効果の大幅低下などのデメリットがかなり目立つのが辛い。
☆その他
ひどく個人的な意見ですが、前回やデスティニーなどであったディスカバリーポイントのお遊び要素が無くなってしまったのは残念です。
まぁ、その分ミニゲームが充実していますが。
COMMENT
ここ最近やや低調気味だったテイルズシリーズでしたが、今作は納得の名作とも言えるのではないでしょうか。自分はおおまかなストーリー(シナリオ)とキャラクターに惹かれて購入を決め、まだクリア前ではありますが十分に楽しむことが出来ています。
細かい部分を挙げれば確かに不満が無い訳ではありませんが、それらの問題がさほど気にならない程の魅力があるゲームだと思います。
テイルズ作品はちょっと・・という方も、それらの垣根を越えて本作は是非プレイしていただきたいなと思います。
ああ、テイルズにはこんな作品もあるんだな・・と考え方が変わるかもしれません。