PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

■元々フォールアウトと関連ある作品なだけに、荒廃した世界観やアイテムの中にフォールアウト要素がにじみ出ています。
フォールアウトとはゲームスタンス自体違いますが、これはこれでひじょうに面白いですね。


■とにもかくにも、初回特典のガイドブックがあってもかなり難儀な程説明不足なので、ガイドブックがない人は更に困惑する
かもしれません。
人によっては、最序盤のキャラメイキングから躓きます。というか、躓く箇所が多すぎます。
しかし、それでもその苦行を通り越してプレイし続ければ、その先には何とも言えない面白さが待っています。
私は同社から出している類似作「ディヴィニティ」もプレイしていますが、こちらの方がまだ取っつき易くて面白みがあります。
この説明不足の突き放したドＳ感はかなり人を選ぶので案の定評価が両極端に分かれていますが、私は幸い面白みに
辿り着けたので高評価。
それ以外の方はもれなくＢＡＤ行きかと思われます。


■戦闘システムやスキルシステムもほとんど説明がないため、決して万人向け仕様ではありません。
ですがこれも慣れて理解出来るようになると、何とも絶妙な仕上がりです。
何にしても何をするにしても頭を使うゲームですね。

BAD/REQUEST

■とにかく文字が小さく、ひじょうに見辛い。４２インチのそこそこ大きなテレビでもそう思うくらいなので、それ以下の
方々は更にそう思うでしょうね。
更に活字嫌いにはトラウマになるくらい文字量が多いです。スカイリム・ディヴィニティ・ドラゴンエイジ等その手の
活字特盛りゲームが駄目だった人には合わないかもしれません。


■以前同社から発売された「ディヴィニティ」同様、予約特典としてガイド本が付いてきますが、これがないと結構難しい
くらい序盤は説明不足の箇所が多い。
洋ゲーらしいと言えばそれまでですが、この説明不足が敷居の高さを作り、あからさまにユーザーを遠ざけている原因かと。
この説明不足のせいで序盤はとにかく覚える事・理解不明な所が多く、何度か心折れそうになりました。
慣れればひじょうに面白いだけに勿体ない。

とにかく、何をするにしても「慣れて」「理解して」という言葉が付きまといます。
この平成の時代に忍耐・根性・努力をゲームで強いられるのは、かなり賛否が分かれるかと。
本当にゲームが好きな人は、こうした突き放した感の先に達成感を覚える事が出来ますが、今の方々にこの突き放した感が
馴染めるかと言われたら、そこは売り上げ数の少なさが物語っているかと。
一歩先を行けばひじょうに面白い作品なんですけどね・・・。


■全体的にロードが長い上、強制終了する致命的バグがおまけとして付いてきます。このバグがまた結構厄介で、
多い時では１時間に２回ほどあります。
ここ最近は他ゲームで忙しいのでもしかしたらアップデートが充てられているかもしれませんが、こういうバグは大減点。

COMMENT

同社で発売された「ディヴィニティ」とひじょうによく似たシステムなので、デヴィニティで面白さを感じる事が出来た方なら
問題なくハマれる作品です。
ただ、今作も洋ゲー独特の説明なしの物凄い丸投げ要素が満載なので、面白く感じるまでまるで苦行の様な時間が続きます。
それを越えたら止め時を失いそうになるくらい何とも面白い時間に突入出来ます。
評価が両極端に分かれる作品です。