【PS4】アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-05-10 |
価格 | 8532円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 78
- (難易度)
- 2.05
- レビュー数
- 19
スコアチャート
GOOD!
いつも出す機種では最高峰のグラフィックを持ってくるノーティドック社製「アンチャーテッド」そのナンバリング第4作目にして最終作である今作。
グラフィックは言うまでもなく、とてつもなく綺麗です。特に、高いところから遠くの景色をみる時は圧巻です。
また、細かいオブジェクトの作りこみも凄く、最近の別のゲームで言えば、ディビジョンと同等レベルの細かさが見られます。
そして、キャラの造形にしてもそうです。過去作とは比べ物にならないくらい作りこまれており、表情だけでどんなことがいいたいのかわかってしまうくらいです。
そして、状況によって左右される変化。たとえば、ドロの上を転がれば泥まみれになるし、雪をかぶれば肩などに薄っすらと積もります。現実世界ではあたりまえのことですが、ゲームでここまで再現してるのは数少ないでしょう。
何を表現しても、濃密な情報量で描かれており、手間暇かかってるなぁと思わざるを得ません。
また、圧倒的グラフィックを用いて表現される迫力ある演出が有名なシリーズですが、今作もふんだんに用意されております。
個人的に良かったと思うシーンは、主人公ネイトとサリーがジープに乗り、バイクに乗って敵から逃げているネイトの兄サムを追いかけるシーン。あの20分足らずのゲームシーンで、とても作りこまれた広大な町並みを走り抜けてしまうのは少々もったいないと思ってしまった。
他にも良いシーンはありますが、それは購入してご自身でみてみてはいかがでしょう。
ちょっとした映画を見ている気分にさせてくれる他には無い作品です。
BAD/REQUEST
3の反省点を踏まえ、演出のぶつ切りをなくすこと目指したせいで、シリーズダントツで長いロッククライミング(及び移動)が頻繁に発生します。ここは大きなマイナスポイント。
演出どうしのつながりを得るために、そこそこ広いオープンワールドがいくつか用意されているのですが、重要な会話が頻繁にあるわけでもなく、敵はドカンとひとかたまりで出現してしまって、マップのいたるところで出現することも無いです。私は今作ではここが一番残念だったなと思います。
つまりは今までの一本道を脱却しようと圧倒的技術力で上質な生地を広げたが、伸ばした生地の上の具材が少なく、なんだか味がうすいと感じてしまったわけです。
また、今作は銃撃戦が少ないです。ドンパチが好きな人にとっては、圧倒的に物足りないと感じるでしょう。
そして、その調整も雑だったと感じます。とにかくエリアの敵の密集具合がひどく、物量で攻めてくる戦闘がほとんどでした。
そのかわり、ロープを使った回り込みや茂みに隠れてのステルス及びキルなど、違った楽しみがあるので、ここは好みが別れる点ではあると思います。
個人的には終盤に向けての話の作り方に納得がいきませんでした。若干省略した?感じを受けました。
COMMENT
シリーズファンなら買って損はしないでしょう。変化は多少ありますが、今までどおりのアンチャーテッドを楽しめます。
初見さんなら過去作を先にプレイすることを強くおすすめします。
なぜなら今作は、過去作のように、「表面」の知られざる財宝を求める冒険に焦点を置いてるわけではなく、過去3作から少し時間が経ったキャラクターの成長によって心境の変化があったことを感じ取るという、「裏側」の部分に大きな醍醐味であるからです。
それは、シリーズのあの表題曲がかなりアレンジされていることが暗に示しているとも思えます。
アンチャーテッド3からラストオブアスと言う全く別のベクトルのゲームを開発し、そして今作に至ったことよって、アンチャーテッドシリーズの激しいアクション部分とラストオブアスの人の心の変化を感じる部分、その2つが混ざり合ったような作品となっており、今までとは少し違った印象を受けるでしょう。いうならば、「ちょっぴり大人なアンチャーテッド」でしょうかね。
これでシリーズは終わりですが、終わらせ方はこれで良かったと思います。マンネリ化していた事は事実ですし。
シリーズの最後がどのようになるのか気になる方は、是非自分の目で確かめて欲しいです。
あと、マルチプレイは調整が入るに連れてさらに良くなっていくことに期待します。