PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

公式サイトで「ジャンル：ポエティックアドベンチャー」と銘打たれてますが、まさにその通りのゲームでした。

小さな一枚の花びらから始まり、風に流されて他の花びらを巻き込みながら、ステージを進んでいきます。
花びらの群体が大きくなっていくさまは、かの有名な絵本「スイミー」を…あるいはゲーム「塊魂」を想起させるところです。
ただ本作はそこにポエティックさが宿っているのです。自然がテーマなので、ゲーム「大神」っぽさも感じます。
で、そのポエティックさについての具体的な説明は…ちょっと自分には無理かなと。考えるんじゃない、感じるんだ。
とりあえず、雰囲気が抜群にいいとは言っておきます。

ポエティックなBGMもまた、ゲーム全体のポエティックさにポエティックな華を添えています。

どこか切なげな雰囲気を漂わせつつ、緑あふれる草原を渡り、雷鳴轟く渓谷を抜け、そして辿り着く場所は…
…ここから先は君自身の目で確かめてくれ！

BAD/REQUEST

良くも悪くも雰囲気ゲーです。この雰囲気に別に惹かれない人は、たぶんプレイしても全く楽しくないでしょう。

また、操作はコントローラー傾けがメインなので、慣れないうちは戸惑います。自分は最後まで慣れませんでした。
しかし、この傾け操作がゲームの魅力を引き立てることに一役買ってることは否定できません。
もし仮にスティックで自由自在に動かせてしまったら、…なんかこう、違うんですよね。

COMMENT

『風ノ旅ビト』を製作したスタジオの作品ということで、少し気になってはいました。
どうしようかと迷いつつも、次第に存在を忘れていき…といったあたりでフリープレイタイトルに登場したので、これ幸いと手を出しました。
結果…大変素晴らしいゲーム体験を得られました。もっと早くやればよかったと。

実際にプレイしないと良さがわからないタイプのゲームだと思います。実況プレイ動画等で済ませてはもったいないです。
特にクライマックスのシーンは鳥肌モノです。
コントローラーの充電など下準備を万全に整えた上で、是非、最初から最後まで一気に駆け抜けて欲しいです。

※PS+のフリープレイタイトルに指定されている時にゲットしたプレイヤーの感想です。