【PS3】戦国無双4 Empires
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2015-09-17 |
価格 | 7344円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:タクティカルアクション ■ プレイ人数:1~2人(オンライン:1人) |
- 総合ポイント
- 77
- (難易度)
- 2.33
- レビュー数
- 3
スコアチャート
GOOD!
内政パートは自勢力の縮図となっている居城を舞台に進めていく君主プレイとしてパワーアップ。
内政には各臣下に奉行として任命・立案・実行させたり、君主が全体の様子をみて方針や細かい指示を出すなど、経営要素が強く出ています。
居城を通しての内政は進展の善し悪しが分かりやすく、それらを対処しながら進めていくプレイはとても面白く、達成感があります。
シナリオクリアの条件に、天下統一以外の条件が加わったところ。
各勢力には野望(シナリオクリアの条件)が設定されており、天下統一でなくてもその野望を満たすだけでもシナリオをクリアすることが可能です。
このおかげで時間のかかる天下統一を無理にせずとも、短時間でシナリオをクリアすることも可能になりました。
天下統一以外でクリアしても、そのまま天下統一を目指して引き続きプレイを継続することも選択できます。
戦闘パートも今作独自の仕様によりパワーアップ。
拠点制圧は進入中に表示される拠点ゲージを0にすることで、拠点を制圧するシステムになっています。
4関連作で売りの神速アクションとこの拠点制圧のシステムはとても良くマッチしていて、爽快感があります。
戦闘パートでは、内政で獲得した陣形や戦場策による戦術が使用可能。
陣形は三すくみによる属性の相性を組み合わせることで、戦況の優劣を左右することができます。
戦場策は拠点ゲージの減少を早めたり、味方の攻撃力や防御力などを上げるなど、かなり役立ちます。
内政のある政策を実行することで、武器の付加能力を自由にカスタマイズできるところ。
武器のカスタマイズは4無印でも4-IIでも出来なかったのがとても不満だったので、今作でできるようになったのはとても良かったです。
特定の条件を満たすことで起こる会話やイベントが豊富で、見ていて楽しいです。
武将ごとの個性を反映した会話やイベントなので、歴史・無双シリーズが好きなら思わずニヤリとしてしまう内容ばかりです。
多くの一般武将(モブ武将)・姫武将に固有のグラフィックが設定されたところ。
4-IIで固有のグラフィックとなった徳川秀忠・豊臣秀頼も今作に健在なので、無双武将達以外の武将達の個性がより深まりました。
新武将(エディット武将)の衣装が増えました。
新しい衣装はどれも個性的で、4無印・4-IIの衣装も合わせると何通りものバリエーションができます。
BAD/REQUEST
戦国無双2Empiresにあった模擬演武がないところ。
過去の作品であった模擬演武が最新作でないというのは、非常に残念。
周回プレイ時のデータ引継ぎで、引継ぎが出来ないデータがあるところ。
武将の階級・カスタマイズした武器・獲得した軍馬などが引継ぎできませんでした。
今作の領地の数が40もあるため、天下統一を目指すとなると少々面倒なところ。
戦国無双2Empiresに比べてだいぶ領地の数が増えたので、小さな勢力で天下統一を目指そうとすると骨が折れます。
雇用できる武将の人数は最大100人まで。
勢力が大きく拡大してくると敵勢力との隣接地以外は誰もいない領地が増えてきて、人手不足になります。
今作では1つの領地で8人の武将を設置できるので、領地数40×8で最大320人の雇用ができてもいいはず。
もしくは最低でも200人は雇用できるようにしてほしかった。
Empiresで売りのBGMの自由選択ですが、今作では4関連のものしかないところ。
新規の収録BGMもあるのですが、過去作のものは一切なし。
過去作のBGMも自由に選べることがEmpiresのBGMの醍醐味でもあるのに、非常に残念。
COMMENT
32型液晶TV・HDMI端子使用。
無双シリーズは真・三國無双1・4(無印・Empires)・5(PSP版Special・PS3版Empires)・6(無印・猛将伝)・7(with猛将伝・Empires)・2nd Evolution、戦国無双2(無印・猛将伝・with猛将伝&Empires HDver)・4(無印・II)、激・戦国無双、OROCHIZ、真・北斗無双をプレイ済みです。
たまたま新品4000円ほどで売られていた今作のPREMIUM BOX版を購入。
戦国無双シリーズは4無印と4-IIがとても楽しめたので、今作にもとても期待していました。
とりあえず収録されているシナリオをすべてクリアし終えての感想ですが、今作もとても楽しめました。
真・三國無双7Empiresと比べて、独自のシステムやゲームデザインが作られており、ゲームとしての面白さも今作の方が上でした。
内政パート・戦闘パートともに面白く、プレイ中はシナリオクリアするまで、久々に熱中することができました。
ですが、悪い点もいくつか目立つため、そこが少々惜しい作品でもあります。
それらが改善されていれば、点数はもっと高くつけられるほどの名作になっていたと思います。
総じて、今作は良作です。
無双シリーズ(戦国無双シリーズ)が好きな方、4関連の作品をより楽しみたい方、Empiresが好きな方にぜひオススメです。