PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

内政パートが従来の作品以上にパワーアップ。
分かりやすく言うと、同社の『三國志VIII with PK』を無双シリーズのビジュアル・軽快さで造られた感覚。
結婚や義兄弟のイベントには専用のリアルタイムムービーが設けられ、軍議・軍略ではさまざまな内政項目（鍛錬や施設建設など）から事を進めていきます。
内政における地位も君主から在野まで幅広くあり、地位が上昇するにつれて、できることも増えていきます。

４Empires以来のフリーモードが復活。
自分がプレイしたい戦場を選んで、自軍・敵軍の兵力の優劣や出陣する武将などを自由に決めることが可能。
今作では４Empiresではなかった、争覇モードで手に入れた秘計もフリーモードで使用することも可能に。

1000人斬りがwith猛将伝以上に楽にできるほど、敵兵士のワラワラ感が増えました。
ステージによっては、2000人斬りも楽にできます。

エディットモードが大幅に進化。
顔や体型などの身体的特徴が過去の作品以上に細かく調整でき、衣装の数もシリーズ過去最多。

ギャラリーで自由に閲覧できるリアルタイムムービーに、エディット武将の選択も可能になりました。
従来のEmpiresではエディット武将は対象外だっただけに、エディット武将でムービーを自由に観れるのは非常に嬉しい。

BAD/REQUEST

全体的に４Empiresに比べて、手軽さが減りました。
内政や戦闘では出来ることが増えた分、やらなくてはならないことも増えたので、プレイ全般が面倒になりました。
そのため周回プレイなどはあまりする気が起きませんでした。

戦闘が全体的に面白くない。
拠点の数がやたら多いせいで制圧するのも一苦労なので、そのうち飽きてしまいます。

同名の戦場でも、今作とwith猛将伝でステージが差し替えられているところ。
with猛将伝をプレイした側からすると、「なぜ○○のステージが、××のステージになっているんだ？」と違和感を感じます。

グラフィックがwith猛将伝よりも劣化しています。
オブジェクトの表面が全体的にザラザラしていて、質感や見栄えが悪くなっています。
特に一部のステージでの森林の描写がひどく、色あせているかのように見えます。

Empires恒例のBGMの自由選択ですが、ナンバリングタイトル７作目にしては曲数が少なめ。
BGMを選択する際に、過去のシリーズソフトごとに専用のページが設置されているのですが、曲数が０のところもあり、DLCでも未だに補完されていません。
収録されている曲も良いものはあるのですが、もっと補完してほしいところ。

周回プレイ時の引き継ぎに消費するポイントシステムが面倒。
引き継ぎくらい４Empiresのように無条件でできてほしかった。

COMMENT

32型液晶TV・HDMI端子使用。
無双シリーズは真･三國無双１・４(無印・Empires)・５(PSP版Special・PS3版Empires)・６(無印・猛将伝)・７with猛将伝・2nd Evolution、戦国無双２(無印・猛将伝・with猛将伝＆Empires HDver)・４、激･戦国無双、OROCHIＺ、真･北斗無双をプレイ済みです。

たまたま新品3240円売られていた今作を購入しプレイ。
４Empiresがものすごくハマったので、今作にはそれだけ期待していたのですが、正直イマイチでした。
内政パートについては面倒くささがあるものの、個人的にこの形になることを求めていたので、これで文句ないです。

しかし、戦闘のつまらなさやそのほかの悪い点が目立ち、あまり長時間プレイする気が起きませんでした。
突出して悪いと言うほどでもないですが、全体的に物足りなさは否めません。
もうEmpiresも世に出てかなりの数になるので、Empiresに対する期待値もそれだけ大きくなってしまったのかもしれませんが。
発売当初指摘されていたバグ・フリーズについては私の場合、最新パッチデータの導入で一度も起きませんでした。

今作は、何を求めるかによって評価が大きく変わるので、人にオススメするのが少々難しい作品です。
無双シリーズのビジュアル・軽快さで歴史SLGを楽しみたい方、エディットモードで武将作成を楽しみたい方にオススメです。