【PS3】真・三國無双7 Empires
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-11-20 |
価格 | 6264円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:タクティカルアクション ■ プレイ人数:1~2人(オンライン:1~2人) |
- 総合ポイント
- 57
- (難易度)
- 1.75
- レビュー数
- 4
スコアチャート
GOOD!
●エディット
あごひげと口ひげが別々に付けられたり、前作より、髪型などのパーツが若干増えています。
●武器
前作よりいくつか増えてます。
●話題性
バグ・内容のひどさ故に炎上してるので、今が旬と言えば旬です
私は映画、アニメなども出来の悪さが取りざたされ、槍玉に上げられている最中の物を実際に見てみて、どう悪いのかを検証するのが好きなので、このゲームについてもその視点で楽しんでいます。
制作者、製品の意図とは離れた所ではあるものの、これもまた、このシリーズの大きな存在感ありきのものと解釈し、goodの点に追加しました。
BAD/REQUEST
●フリーズ・多様なバグ
フリーズはかなりの頻度で起きていました。15分に一回くらい。
アップデート1.03を当てた事でかなりましになりましたが、今でも頻繁に遅延が起こり、そのたびハラハラします。
バグについても、顔面崩壊バグ、無名のエディット武将増殖バグ、エディットデータ破壊バグ、そのほかにも無数のバグがあり、プレイ毎に遭遇するレベル。
ユーザーのみなさんが6800円のソフトを買い、畏れ多くもコーエー様の作品のデバッグをさせていただいたことで、深刻なバグは大分なくなったようですが、まだまだあります。
購入後1か月余り、ゲームなんてまともにできませんでした。こんなの初めてです。
快適度・熱中度・満足度ともに、これ以上ないくらい酷いものでしたので、ともに0点です。
グラフィックはまともに動けば及第点ですが、遅延が目立つので、2点とします。
●エディット武将のパーソナリティの設定
以前は武力・知力。財産。悪逆などの主義を設定することで武将の性格を決める事が出来たのですが、今回ではこのシステムは全て撤廃。
争覇モードをクリアすることで設定できる「生きざま」というものにとってかわりました。
作りたてのエディット武将は皆一律に「凡夫」
武将の性格等を設定するには一人づつゲームをクリアする必要があるのです。
エディット武将は最大800人まで作れるのですが… 非常に手間がかかります。
こんな糞ゲーそんなに何度もやってられません。
●義兄弟・配偶者・自分の身分や生きざまに対してのレスポンスがない。
ゲーム内で任意の武将と義兄弟・配偶者の関係を築けるのがエンパイアの魅力であり特徴ですが、今回、義兄弟・配偶者となっても、その関係が反映された会話を戦場でかわすことはありません。
いつまでたっても他人行儀で、そもそも皆、会話さえ大してしません。静かなものです。
プレイヤーの身分についても同様で、ペーペーだろうが、君主だろうが、軍神だろうが凡夫だろうが、会話の内容は一切変わりません。
シリーズのファンとしては、一体何のつもりなんだろう、というレベルの手抜きです。
●無印・猛将伝・エンパイアでそれぞれフルプライスで売っていて、この出来…
待望の人気武将ジュンイク追加… つうか、一人しか追加しないんですか?
そもそも焼き直しの作品にオリジナリティも糞もないと思うので、オリジナリティは0点としたい所ですが、全2作に比して、バグの充実度が群を抜いているので、オリジナリティは1点にします。
COMMENT
以前に6エンパをプレイしたことがあり、傑作とは言い難いデキだったものの進化の可能性を感じたので、発売日に購入しました。
個人的には血縁の設定や、武将個別イベントの強化と増量。
具体的には配偶者、義兄弟や身分によってレスポンスの変わる会話やイベント面の進化を期待していましたが、フタを開ければ進化なんてものとは程遠い、バグまみれ、手抜きまみれで前作の良い所を全て切り落としたシロモノでした。
現在1.03パッチが出て、フリーズなどの深刻なバグはかなり減りましたが、その前は通常のプレイもままならない、製品と呼ぶのも憚られる未完成品でした。
そしてまた、バグが減った所でこの作品が前作のレベルにさえ達していません。
前作の良い所を削りおとし、代わりに新しく足したシステムは全て片手落ちのもので、
テストプレイやデバッグの作業を省いて、売るだけ売って後からぎゃあぎゃあ言われたところだけ直せばいいんだろ、という製作者の思惑が透けて見えており、
これほどユーザーに対しての侮りや、作品に対しての志の低さを露わにしたゲームを手にしたのは初めてです。
国産メーカーでスケールの大きい作品が年々減ってきている昨今、応援したいのはやまやまですが、残念ながらこの作品については、褒められる所は全くありません。
今後このゲームに対して、ユーザーに対して、コーエーテクモがどう対応するのか。
このシリーズを支えるコアなユーザーが離れるか否かの正念場になると思います。
最後に付け足しておくと、2度の延期の末に発売した6エンパもバグが多くて評判になりましたが、今回も、前の経験から全く進歩なく、全く同じ轍を踏んだ末の今回です。