【調合】 調合廻りのシステムは従来と比べてとっつきやすいと思います。 ・調合画面は各データがわかりやすく配置されていてストレスフリー。 ・前作にもあった調合スキルがさらに使いやすくなり、優秀な能力を持つアイテムを作りやすくなった。 ・調合にかかる日数は全体的に短かめで(調合スキルにより更に短く出来る)、かつ納品のノルマ自体が緩め。 ・アイテムを戦闘で使用しきってもアトリエに戻ると自動的に補充されるので、同じアイテムを何度も調合する必要がない。 ・所有しているアイテムの殆どは「ホムンクルス」に増産を依頼できる。増産にかかる日数はお菓子を与えることで短縮できる。 【戦闘】 6人を前衛後衛にわけ、前衛が戦闘をおこなう方式。 戦闘中に前衛後衛の入れ替えができる、無傷の後衛が前衛をかばうことが出来る、後衛は敵の攻撃を受けず体力が自動回復するなど、従来より戦闘不能におちいりにくいシステムになっています。 調合をそこそこにこなしアイテムや装備をある程度揃える事で、ほとんどの敵に対処できるようになっています。シリーズ初心者も十分についていける難易度です。 特徴的なのは2人の主人公が同時にアイテムを投げる「Wドロー」です。これを利用すると通常では出せないような、文字通り桁違いのダメージを出せます。 【キャラクター】 エスカ・ロジー、そしてサブキャラ含め変なクセがない受け入れやすいキャラクターだと思います。エスカはモデリングやイベントスチルを見てると妙に艶かしく見えますね。 【イベント】 イベントの発生場所が視認できるようになりました。無駄な移動をしなくてすむので非常に助かります。
【単調なストーリー】 未踏遺跡への到達という大目標があるもののそこへ至るまでの話が非常に単調。ゲーム終盤まで納品や探索などの未踏遺跡と大して関わりのないお役人仕事を淡々とこなしていく中で、大目標の存在を忘れてしまうほどです。一応前フリとなるイベントが幾つかあるのですが、見ていて未踏遺跡に対する興味が湧いてきません。むしろ、平和な日常の中で別に無理して未踏遺跡に行く必要もないのでは?とさえ思えました。 人類がゆるやかに“滅び”へと向かっていく「黄昏の時代」の設定が、シリーズ2作目になっても生きてないような気がします。これは前作アーシャのアトリエでも感じたことですが、前作ではキースという人物がキーパーソンとなって色々話をしてくれたのに対し、今回は同様のキャラクターが・・・いるにはいるが、キースと比べ個性の強さで数段劣り、話す内容にあまりリアリティを感じません。黄昏の時代なんて聞くとスケールの大きな世界のように思えますが、実際は世界観と地方の小役人のストーリーとが噛み合っていない。そこが残念でした。 【W主人公の意味がない】 本筋の話は全く同じで、ロジー編がほんのちょっとだけシリアスだったり、同じイベントをエスカ視点・ロジー視点で見ることができたり、という程度の差しかありません。 【全体的に地味】 音楽が地味:音楽に定評のあるアトリエシリーズですが、今作の曲はほとんど印象に残りません。又ボリュームが小さいのが欠点。 スチルが地味:前作アーシャと比べて手抜きかと思うくらい地味です。 フォントが地味:今までの可愛いらしいフォントではなく、ゴシック体みたいな硬い字体で見ていてやる気をそがれます。 配色が地味:茶色を基調とした配色は黄昏の世界を表現しているのでしょうが、単に地味な印象を与えるだけです。
PS3の歴代シリーズ、特にアーランド編と比べるとキャラの個性・世界観・難易度・萌え要素等々かなり地味でライトな仕上がりとなっていますが、見方を変えればアトリエシリーズ初プレイの人に最も向いているソフトとも言えます。パッケージ一つとっても、男性が一人加わるだけでも客が手に取りやすいと思います。 音楽が地味と書きましたが、一部のボーカル曲については必聴と言い切れる出来です。それ目当てに購入するのもアリかな、と思います。
GOOD!
【調合】
調合廻りのシステムは従来と比べてとっつきやすいと思います。
・調合画面は各データがわかりやすく配置されていてストレスフリー。
・前作にもあった調合スキルがさらに使いやすくなり、優秀な能力を持つアイテムを作りやすくなった。
・調合にかかる日数は全体的に短かめで(調合スキルにより更に短く出来る)、かつ納品のノルマ自体が緩め。
・アイテムを戦闘で使用しきってもアトリエに戻ると自動的に補充されるので、同じアイテムを何度も調合する必要がない。
・所有しているアイテムの殆どは「ホムンクルス」に増産を依頼できる。増産にかかる日数はお菓子を与えることで短縮できる。
【戦闘】
6人を前衛後衛にわけ、前衛が戦闘をおこなう方式。
戦闘中に前衛後衛の入れ替えができる、無傷の後衛が前衛をかばうことが出来る、後衛は敵の攻撃を受けず体力が自動回復するなど、従来より戦闘不能におちいりにくいシステムになっています。
調合をそこそこにこなしアイテムや装備をある程度揃える事で、ほとんどの敵に対処できるようになっています。シリーズ初心者も十分についていける難易度です。
特徴的なのは2人の主人公が同時にアイテムを投げる「Wドロー」です。これを利用すると通常では出せないような、文字通り桁違いのダメージを出せます。
【キャラクター】
エスカ・ロジー、そしてサブキャラ含め変なクセがない受け入れやすいキャラクターだと思います。エスカはモデリングやイベントスチルを見てると妙に艶かしく見えますね。
【イベント】
イベントの発生場所が視認できるようになりました。無駄な移動をしなくてすむので非常に助かります。
BAD/REQUEST
【単調なストーリー】
未踏遺跡への到達という大目標があるもののそこへ至るまでの話が非常に単調。ゲーム終盤まで納品や探索などの未踏遺跡と大して関わりのないお役人仕事を淡々とこなしていく中で、大目標の存在を忘れてしまうほどです。一応前フリとなるイベントが幾つかあるのですが、見ていて未踏遺跡に対する興味が湧いてきません。むしろ、平和な日常の中で別に無理して未踏遺跡に行く必要もないのでは?とさえ思えました。
人類がゆるやかに“滅び”へと向かっていく「黄昏の時代」の設定が、シリーズ2作目になっても生きてないような気がします。これは前作アーシャのアトリエでも感じたことですが、前作ではキースという人物がキーパーソンとなって色々話をしてくれたのに対し、今回は同様のキャラクターが・・・いるにはいるが、キースと比べ個性の強さで数段劣り、話す内容にあまりリアリティを感じません。黄昏の時代なんて聞くとスケールの大きな世界のように思えますが、実際は世界観と地方の小役人のストーリーとが噛み合っていない。そこが残念でした。
【W主人公の意味がない】
本筋の話は全く同じで、ロジー編がほんのちょっとだけシリアスだったり、同じイベントをエスカ視点・ロジー視点で見ることができたり、という程度の差しかありません。
【全体的に地味】
音楽が地味:音楽に定評のあるアトリエシリーズですが、今作の曲はほとんど印象に残りません。又ボリュームが小さいのが欠点。
スチルが地味:前作アーシャと比べて手抜きかと思うくらい地味です。
フォントが地味:今までの可愛いらしいフォントではなく、ゴシック体みたいな硬い字体で見ていてやる気をそがれます。
配色が地味:茶色を基調とした配色は黄昏の世界を表現しているのでしょうが、単に地味な印象を与えるだけです。
COMMENT
PS3の歴代シリーズ、特にアーランド編と比べるとキャラの個性・世界観・難易度・萌え要素等々かなり地味でライトな仕上がりとなっていますが、見方を変えればアトリエシリーズ初プレイの人に最も向いているソフトとも言えます。パッケージ一つとっても、男性が一人加わるだけでも客が手に取りやすいと思います。
音楽が地味と書きましたが、一部のボーカル曲については必聴と言い切れる出来です。それ目当てに購入するのもアリかな、と思います。