■値段相応の内容 3DSの移植作と言うこともあり、価格は安く、内容に見合っている。 ■船内の暗いステージ 船内の暗いステージに関しては、そこそこ緊張感がある。
■味方NPC COOPがある訳でもなく、大した協力プレイパートがある訳でもなく、前作(バイオ5)の流れを引き継いで、ただただ、なんとなく存在するだけのAI。奇怪な行動と状況判断(及びそれに伴う言動)で、雰囲気をぶち壊すだけでは飽き足らず、戦闘に関しても途方も無い程にアホなAIで、何の役にも立たない。加えて「俺はここでゆっくり機械の解析するから、お前は威力偵察にさっさと行って来いよ(笑)」とおつかいの命令をさせられる。これでは、一人プレイになっても孤独感や緊張感なんてちっとも沸いて来ない。 ■フィールドステージ 何の面白みも雰囲気もない。やることと言えば、マップ通り前進して、敵を倒すことだけ。ネタバレになる可能性があるので詳細な言及は避けるが、登場人物の過去ステージにも全く同様のことが言える。 ■雑魚敵の湧きイベント+雑魚敵大量配置 それが実際に恐怖を生み出しているのなら文句はないが、実際はただプレイヤーをゲーム的に(機能的に)殺しに来てるだけ。アクションとしての緩急を付けているだけでしかなく、プレイヤーの心理的な焦燥感を煽る様には機能していない。 ■中ボス 硬かったりよく移動すると言うだけで、他はその辺の雑魚敵と同じ。(大雑把な背景や経歴しか知らされてない正体不明のクリーチャーでしかない。) ■巨大ボス ホラーゲームでド派手な怪獣退治をやらされる。 ■ミニゲーム 一人称視点の機銃掃射ガンシューティングが相変わらず退屈極まりない。
評判も良く、また自分自身、デモ版をやった時に「このゲームは面白いかも」と思ったので購入しました。が、その期待はすぐに失望に変わりました。ゲームをやり始め、程よい緊張感のある船内ステージが終わったのもつかの間、直後にご覧あれとばかりにフィールドステージ+軍用装備全開のキャラが早速出現、、、、冗談抜きにがっくりきました。また、味気ない雰囲気の中、凡百のシューターやらされるんだな、と その後も、どのステージや場所にも特に恐怖も緊張感も感じず、あくびしながら適当に進めていくと、「短銃もうあんま役に立たねーから」と言う雰囲気がひしひしと伝わってくる様になる。実際短銃だけではきついので、マシンガンやショットガンを多用する戦闘へ移行。硬いだけの敵やら、無駄に沸いてくるありがたみの無いクリーチャー相手に、ランボーな戦闘を展開せざるを得なくなり、より一層、味気なさを覚える様になり、そうして、そのままゲーム終了と言った感じでした。 正直、全編を通して、ほとんど全く恐怖を感じませんでした。恐怖の対象として良く言及されるメーデーやレイチェルに関しても、自分の場合は同様でした。演出が弱いです。レイチェルであれば「なんで”あの”レイチェルがこんなことに、、、」と言う部分の”あの”の演出や印象付けが貧弱なせいで、何の感情移入も恐怖も背徳感も嫌悪感も沸いてきません。ただ取って付けた様に日記を記され、それっぽいことを戦闘中に叫び散らされても、単なるうるさいクリーチャー以上になりようがありません。 バイオにしろなんにしろ最近のホラーゲーム全般に言えるのですが、「閉塞的な空間」「暗闇」「孤独感」「手持ち不足感」(可能であれば「裏切り」や「背徳感」も)をもっと全面的に押し出すべきだと思います。また、武器にしても、ショットガンやマシンガン、ライフルはここぞと言う時に使う特殊武器扱いでいいでしょう。初心者から上級者まで、最初から最後まで短銃と回避メインの戦闘をさせる様にゲームデザインした方が、もっと緊張感が出てくると思います。 と言うか、原点回帰と言うのならば、全編を通してほぼ全て暗い室内+最初から最後まで短銃メインの戦闘だけでもいいのでは、と思った位でした。ラスボス手前の2〜3の部屋は敵は一切出てこないただの通り抜ける部屋ですが、ここの部屋の暗闇の雰囲気が非常に良かった。この暗闇には安易に足を踏み入れたくないと言う「躊躇」を少しだろうと、やっと感じることが出来ました。しかし、同時にゲーム全編を通して感じた、恐怖に連なる躊躇は、その2〜3のただの通り抜け部屋だけでした。
GOOD!
■値段相応の内容
3DSの移植作と言うこともあり、価格は安く、内容に見合っている。
■船内の暗いステージ
船内の暗いステージに関しては、そこそこ緊張感がある。
BAD/REQUEST
■味方NPC
COOPがある訳でもなく、大した協力プレイパートがある訳でもなく、前作(バイオ5)の流れを引き継いで、ただただ、なんとなく存在するだけのAI。奇怪な行動と状況判断(及びそれに伴う言動)で、雰囲気をぶち壊すだけでは飽き足らず、戦闘に関しても途方も無い程にアホなAIで、何の役にも立たない。加えて「俺はここでゆっくり機械の解析するから、お前は威力偵察にさっさと行って来いよ(笑)」とおつかいの命令をさせられる。これでは、一人プレイになっても孤独感や緊張感なんてちっとも沸いて来ない。
■フィールドステージ
何の面白みも雰囲気もない。やることと言えば、マップ通り前進して、敵を倒すことだけ。ネタバレになる可能性があるので詳細な言及は避けるが、登場人物の過去ステージにも全く同様のことが言える。
■雑魚敵の湧きイベント+雑魚敵大量配置
それが実際に恐怖を生み出しているのなら文句はないが、実際はただプレイヤーをゲーム的に(機能的に)殺しに来てるだけ。アクションとしての緩急を付けているだけでしかなく、プレイヤーの心理的な焦燥感を煽る様には機能していない。
■中ボス
硬かったりよく移動すると言うだけで、他はその辺の雑魚敵と同じ。(大雑把な背景や経歴しか知らされてない正体不明のクリーチャーでしかない。)
■巨大ボス
ホラーゲームでド派手な怪獣退治をやらされる。
■ミニゲーム
一人称視点の機銃掃射ガンシューティングが相変わらず退屈極まりない。
COMMENT
評判も良く、また自分自身、デモ版をやった時に「このゲームは面白いかも」と思ったので購入しました。が、その期待はすぐに失望に変わりました。ゲームをやり始め、程よい緊張感のある船内ステージが終わったのもつかの間、直後にご覧あれとばかりにフィールドステージ+軍用装備全開のキャラが早速出現、、、、冗談抜きにがっくりきました。また、味気ない雰囲気の中、凡百のシューターやらされるんだな、と
その後も、どのステージや場所にも特に恐怖も緊張感も感じず、あくびしながら適当に進めていくと、「短銃もうあんま役に立たねーから」と言う雰囲気がひしひしと伝わってくる様になる。実際短銃だけではきついので、マシンガンやショットガンを多用する戦闘へ移行。硬いだけの敵やら、無駄に沸いてくるありがたみの無いクリーチャー相手に、ランボーな戦闘を展開せざるを得なくなり、より一層、味気なさを覚える様になり、そうして、そのままゲーム終了と言った感じでした。
正直、全編を通して、ほとんど全く恐怖を感じませんでした。恐怖の対象として良く言及されるメーデーやレイチェルに関しても、自分の場合は同様でした。演出が弱いです。レイチェルであれば「なんで”あの”レイチェルがこんなことに、、、」と言う部分の”あの”の演出や印象付けが貧弱なせいで、何の感情移入も恐怖も背徳感も嫌悪感も沸いてきません。ただ取って付けた様に日記を記され、それっぽいことを戦闘中に叫び散らされても、単なるうるさいクリーチャー以上になりようがありません。
バイオにしろなんにしろ最近のホラーゲーム全般に言えるのですが、「閉塞的な空間」「暗闇」「孤独感」「手持ち不足感」(可能であれば「裏切り」や「背徳感」も)をもっと全面的に押し出すべきだと思います。また、武器にしても、ショットガンやマシンガン、ライフルはここぞと言う時に使う特殊武器扱いでいいでしょう。初心者から上級者まで、最初から最後まで短銃と回避メインの戦闘をさせる様にゲームデザインした方が、もっと緊張感が出てくると思います。
と言うか、原点回帰と言うのならば、全編を通してほぼ全て暗い室内+最初から最後まで短銃メインの戦闘だけでもいいのでは、と思った位でした。ラスボス手前の2〜3の部屋は敵は一切出てこないただの通り抜ける部屋ですが、ここの部屋の暗闇の雰囲気が非常に良かった。この暗闇には安易に足を踏み入れたくないと言う「躊躇」を少しだろうと、やっと感じることが出来ました。しかし、同時にゲーム全編を通して感じた、恐怖に連なる躊躇は、その2〜3のただの通り抜け部屋だけでした。