【PS3】プロ野球スピリッツ2013
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-03-20 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:プロ野球 ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン:1〜2人) |
- 総合ポイント
- 55
- (難易度)
- 2.33
- レビュー数
- 12
スコアチャート
GOOD!
○オリジナリティー(5点)
リリースタイミングを合わせて投げる投球システム。コントロールが悪い投手でも自分の腕でカバー出来るこのシステムは、お馴染みになりつつも未だに強烈な個性ですね。ベストピッチじゃないと(ベストピッチでも?)狙ったところからの球のばらけっぷりが前作より大きくなったかもしれません。それゆえに際どいコースに決まって三振を取れた時がハンパなく気持ちよいです。
○グラフィックス(3点)
基本、前作との比較です。
・球種によってボールの握りが再現されるようになった。
・ホームランを打ったときや、三振を奪ったときのリプレイがよりリアルになった(特に三振リプレイ時のピッチャーの顔アップ→リリース→回転するボールのアップ→ミットのスローVTRの流れ。表情の変化が乏しいけど、この挑戦はホントに褒めたい)。
・走塁のグラが若干よくなった気がする(特に盗塁時)。
・試合後のリプレイ時にそのリプレイ時状況の字幕がつくようになった。
・背番号が被っている選手が一目でわかるようになった。これぞ改善。
○熱中度(3点)
善くも悪くも基準点。オンラインモードは未プレイです。
●難易度(普通)
自分に合ったレベルでプレイできるのが良いです。易しくもでき、難しくもできる。打て過ぎるって人はリアルスピードでやればいいと思いますよ。もちろん投球カーソルも隠して。ええ、私には無理でした。
あとピッチャープレイ時の難易度スピリッツが前作より易しくなった印象です。ボール球や釣り球もそこそこ振ってくれます。失投を打ち損じることもあります。
BAD/REQUEST
○グラフィックス(3点)
相変わらず、ひとつも似てない選手がいる。担当は目がおかしいんじゃないかと思うくらい似ていない。二軍選手ならまだわかると言っては二軍選手に失礼になりますが、一軍で主力級の選手で普通に毎試合出場している選手を全く似せずに表現できることが逆に凄い。全く似てないと思う選手のアンケートとって次回作に生かせば?と本気で思います。あえて一人あげるならイーグルスの聖沢選手。誰だお前ってレベル。似ているのは目が二つあるところくらい。前作であげたベイの小池選手は幾分マシになりました(相変わらず似てないけど)。
○サウンド(2点)
解説。もう解説者がどうこうじゃなく、試合中の解説は必要ない気がします。頑張っているとは思いますが、やはりどうしてもワンパターンで、的外れな解説も多い。いっそのこと試合後の総評の解説だけにして(つまるところプロ野球ニュース的な位置で)試合内容や、連勝中連敗中、そのシーズンの個々の成績などを反映したパターンを限りなく増やしてくれたほうがいいなーと個人的には思います。神実況(際どいフェア判定を打った瞬間に当てる実況)がなかったのは良かった。
○満足感(1点)
スタープレイヤーモードを中心にやり、更にこの投球システムに魅力を感じてピッチャープレイをよくする自分にとって今作は最悪でした。他の方も書かれていますが、能力劣化ひどすぎ。故障したわけでもないのに若いうちから劣化の嵐。今はアプデでかなりマシになったようですが、私としては、最初にこの仕様で出したことに怒りを覚えます。腹が立ちすぎて、しばらくゲームしませんでした。アプデ修正がなかったら0点もんでしたよ。
○快適さ(3点)
可もなく不可もなく。ロードは試合開始時、終了時の7秒くらいが最長ですかね。特に気になりませんでした。前作でラグの多かったオンラインは検証プレイすら苦痛なのでやっていません。よって評価対象外です。今作は巨人が強すぎですね。どのモードでやっても序盤は巨人無双が続きます。ゲームバランスとしては、あまりよくないかもしれません。
COMMENT
○総評
スタープレイヤーモードの投手劣化仕様でかなり辛口&適当なレビューになってしまいました。というかスタープレイヤーモードの評価がそのまま全体の評価に強く影響しています。そのモードでのマイ能力(実際の能力)と評価能力(首脳陣が試合などの活躍で評価した能力。オリジナル選手登録時はこちらの能力が反映される)のシステムも健在です。野手の評価能力は上がりやすいんですが、投手の場合なかなか上がらず大変な印象を受けました。
新モードのマネジメントは新たな試みということでまずまず良いかと。5年制限もまぁ、あのバランスなら納得です。スタート時こそ負けまくりますが、うまくマネジメントして優勝できるチームになった後は戦力が下がることがないカンジなので。
プロ野球リンクモードはちょっとだけさわりましたが、まぁおまけ的な要素かと。
スピリッツモードやってません。理由は前作で作った選手がそのまま今作に引き継げてしまったため。モード画面を開いてすらいませんでした…。
操作で言えば、全体的に守備時の野手の動きがもっさりしている点が気になりましたね。そんなに前のめりに突っ込んで捕らなくてもいいだろーとか、キャッチャー前に上がった小フライをなんでピッチャーしか取りにいけないの内野安打になっちゃったじゃないとか、内野手の頭を超えるライナーを捕ろうとしたら外野手飛んでるよ馬鹿か(これはずっとこう)とか。フィールドプレイは根本から変えない限りよくなるとは思えません。動きに制限多すぎ。題材がいいのに勿体ない。
特筆すべきは、やはり投球リプレイ。アングルも多彩で(ランダムで選べないのが残念ですが)ピッチャーマウンドから真っ直ぐに見下したアングルのリプレイは野球中継さながらでした。そう考えると前作までなかったのが不思議ですね。ホームランリプレイは望遠から、焦点を最初ピッチャー、そこから移行してボール→バッターというのも中継っぽくて良かったです。スロー再生にしたのもグッド。ただ、打ったあとのバッターカメラの時間をもう少し長くして、余韻残しのあとに打球を追うカメラに切り替わってくれれば完璧だったと思います。
グラで言えば、そろそろ観客数の変化も着手してほしいですね。某球場があんなに毎試合満員は違和感ありまくりで。優勝争いしているならともかく…ねぇ。
前作より点数こそ下がってしまいましたが、実際の評価としては前作より良くなっていると思います。野手のぎこちない動きや、全然似てないというか別人の選手達をどうにかして修正して、次作での更なる進化を期待しています。
【環境】
液晶32型テレビ HDMI 1080i