【PS4】ダイイングライト
発売元 | ワーナー エンターテイメント ジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-04-21 |
価格 | 8208円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルホラーアクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:4人 / ゾンビモードDLC適用時:最大5人) 【ダイイングライト:ザ・フォロイング エンハンスト・エディション】 ■ 発売日:2016/04/21 └ 価格:6,428円 本編とDLC、拡張パックなどをまとめた商品です。 【ダイイングライト】 ■ 発売日:2015/04/16 └ 価格:8,208円 |
- 総合ポイント
- 55
- (難易度)
- 2.73
- レビュー数
- 15
スコアチャート
GOOD!
【オリジナリティ】
ゲーム自体は「デッドアイランド」と同類の一人称でゾンビと戦うアクションで、それだけでは特別個性を感じるものはありませんが、そこに「パルクールアクション」を加えることでゲームの個性を際立たせている感があります。ゾンビから逃れる手段としてパルクールを用意し、安易なファストトラベルをさせない事で移動することそれ自体に楽しさを持たせていると思います。序盤こそキャラの動きが遅く、各地にあるタイムアタック的なミッションをクリアするのも一苦労、というよりクリア不可能だったものが、レベルアップによって数回~数十回頑張ればクリアできる程度に難易度が下がり、自分が上達した気になれる点がいいですね。実際に上達したかはともかく、そういう気分にさせてくれるという点と、レベルが上がっても温くなり過ぎないさじ加減が絶妙かなと思います。
【グラフィックス】
昼間はゾンビが徘徊しつつも陽がさしていて恐怖感をあまり感じませんが、陽が落ちてくるにつれて徐々に雰囲気が変わり、夜になると一寸先も見えないほど真っ暗になります。時間の経過による街の変化が良く表現されています。2つの大きなエリアでマップが構成されていますが、特に二つ目のエリアは素晴らしく、高い建物がエリア全体に広がりアサシンクリードを一人称ゲームにしたらこんな感じなのかなと思わせるような造りになっています。
【音楽】
音楽が流れる機会自体はあまりありません。ただ、ちょっとした物音を含め音作りにおいてはここ最近の洋ゲーの中では特に優れていると思います。大きな物音を立てると強いゾンビを引き寄せてしまいますが、その際にゾンビの叫び声がBGM代わりに流れ、どこから襲われるかわからない恐怖感を煽ります。音楽というか、一つ一つの音が本当に素晴らしいです。
【満足感】
イベントの数はそれなりに多く、オープンワールドならではのボリュームの豊富さによりそこそこ永く楽しめると思います。
BAD/REQUEST
【快適さ】
(1)快適さを妨げる一番大きな要素はローカライズ面です。文字やインタラクトできる箇所に表示されるアイコンがとにかく小さすぎる。目が悪い人にとっては読めないというより見えないのでは?又程度はきわめて少ないがQTEが発生し、これなんかもはや視認不可能だよね?っていいたくなるレベル。
(2)ボマーというプレーヤーが接近すると自爆する敵。こいつの近く(といっても結構広めの範囲)にいると自爆に巻き込まれて大ダメージもしくは即死するのですが、そんなやつが決まって狭い場所に現れることが多いです。一番ひどかったのは建物の屋上から侵入して、狭い部屋の扉を開けたらボマーがいてボンッ!・・・いや無理だよね?それ逃げ場ないよね?っていいたくなるレベル。
【満足感】【熱中度】
(1)ストーリーにもう少し救いが欲しかったです。全体的に暗い。
(2)ミッションがお使い丸出しであちらこちらと走り回らされます。私のような走っている時間それ自体が楽しく感じるプレイヤーでないとけっこうつらい。
COMMENT
本作はオープンワールドにもかかわらず自由にファストトラベルができません。二つの大きなエリアの間を移動するときのみファストトラベルできますが、エリア内では何をするにも走って移動する必要があり、それを楽しいと思えるかどうかが本作を楽しめるかどうかのポイントになると思います。
夜になると周囲が真っ暗になり強力なゾンビが徘徊するので、昼間の内にミッションを済ませ、夕方仲間から無線で陽が落ちる事を告げられると、安全地帯に移動するために奔走することになります。プレイするうちに自然と効率よく走ることを意識させられるわけです。本作では走ることが生き残るための必然行為であり、プレイする楽しみでもあるので、これから遊ぶ方にも是非その点を楽しんで欲しいと思います。
後、高いところが好きな人にもおおいに向いています。何時だったか、超高所に登りたがるロシアの若者達の記事を見たことがあるのですが、ああいう気分を味わいたい方にオススメです。
プレイしてみて、オープンワールドとパルクールアクションの噛み合わせって思いのほか良いものだと感じました。余談ですが「ミラーズエッジ」の新作がオープンワールドになるらしく、本作のプレイによってそちらへの期待も高まってきました。