オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
69pt
GOOD!
■舞台設定と展開(オリジナリティー4・熱中度4)
隔離された施設でのサバイバル・バトロワ。
これだけだとありがち設定ですが、各自が「助かる方法」が秀逸です。
この役割とキャラクターの組合せ、そこから動く物語に引き込まれます。
誰が何を求めてるのか?生き残れるのか?
推理しながら読み進められます。
■キャラクター
主人公には好感が持てますし、ヒロイン達も章を進めるとだんだん
心の裡が見えてきて惹かれていきますねー。
手を組んだり信頼したりした仲間、戦わざるを得ない相手など、
皆いい味を出してます。
■システムの快適さ(快適さ4)
ローディングはほぼ無し。反応もよく、セクションごとのスキップ、
バックログ、オートモード、至れり尽くせりです。
■ちょっとした仕掛け
選択肢なしのノベルだし…と気を抜いていたところへ、最後の最後に
見事な仕掛けがきました。これは衝撃的。やられた!
すぐに取り返せるいい仕掛けでもありましたし、これはホント面白かった。
BAD/REQUEST
とても悪い所だ!という訳ではないですが
■文章力
悪い、というよりは可もなく不可もなく。
ですが、選択肢無しのノベルゲームとしては、ちょっと魅力が足りません。
たまに解り難い説明文などがあり、少しひっかかりを感じました。
台詞も、不必要に名前を呼ぶなど、不自然な時が少しだけありました。
少しなので、気にならない人は全然問題ないレベルだと思います。
■メイン以外のキャラクター
明らかな「死に役」が居るのはいいのですが、扱いがあまりにも粗雑で
「死ぬ役ですよー」ってのが見え見え。ちと萎えます。
もうちょっと、お話として全体のバランスを考えて欲しかった。
後のエピローグでも、仲間以外のメンバーはまったく話題に上らないなど、
ちょっとフォローが足りないなー、って感じです。
■グラフィック(2点)
絵そのもののクセはさほど気にならないのですが、1シーン専用の絵
なのに汚れや怪我などがなくてツヤツヤしてるのはちょっと臨場感が。
■2章と3章の意義
ある人物に対し、極限状態を何度も乗り越え、いろいろ頑張って
やっと信じて貰えた。そして助けることが出来た。
…とてもいい話と感じました。
なのに、別の章では主人公が「さっきほど」頑張らなくても
仲間と認めてもらえる。どうもここが引っかかりました。
COMMENT
■購入動機
ここでも、他の場所でも評価が良かったため。同人版は未プレイです。
■全体的に楽しめました。
特に前半、各人の言動からカードは何か?何をしたいのか?
そういったことを考えたり、ルールと照らし合わせて推測したり、
そうかと思えば予想外の動きをするキャラが居たり。
かなり引き込まれ、のめり込んで読みましたねー。
それが可能な快適環境が整備されていたのもマルです。
ここで色々推理しつつ読んだので、個人的難易度は2です。
■だからこそ、最高のハッピーエンドがコレなら、
2章3章のEND、立場がない、というか。
ぶっちゃけて言えば…命を懸けた恋愛感情も、ちょっとした
歯車のかみ合わせってことですか?
でもって、エピローグを見るに微妙にハーレムっぽくないですか?
あれ、あの場、あの展開だからこそ彼を愛したんじゃないの貴女?
今回も惚れてるってヘンじゃない?
自分が女性だからか、女性にも感情移入してプレイした結果、
ラストで喜ぶと同時においてきぼりな気分もするんですよね。
これが、選択肢ありのゲームで繰り返しプレイ後に到達するENDなら
気にならなかったと思います。ギャルゲーもするのでヒロイン複数は
気にならないし。でもノベルだからこそ、2章3章の恋心が
なかったことになるのが、ちょっと納得いかないです。
■総合的に
個人的には、定価ではややお高く感じました。
ううん、もうちょっと丁寧に作って欲しかったなー。
評価が高いのでプレイしてみましたが、自分には
「確かに面白いんだけど、期待したほどは合わなかったかも」
といったところです。
それでも十分に良作だと思えるので、やっぱ設定、シナリオ、キャラ、
良い出来です。迷ってる方は、合いそうなら折を見てやっても
損はしないと思いますよー。やっぱ男性の方が向いてるのかも?
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 1pt |
93pt
GOOD!
オリジナリティー/このようなジャンルではわりと珍しいと思います、システムもいろいろと斬新なものがあります。
グラフィック/かなりきれいだと思います、CGも多く、その場の雰囲気をうまく表現してると思いました、あとは絵が好みなのも評価のポイントになりました。
サウンド/スミス登場シーンのBGMがすごく好きです、このあまりにも暗い世界感に非常にミスマッチなかわいさが、恐怖心を逆撫でしました。
熱中度/寝る間も惜しんでやりました、気がついたら朝に・・・というゲームのひとつです、そのせいでかなり速くクリアしてしまい、もったいなかったです、シナリオ10個くらいあってもよかった(言いすぎかw)
満足感/なんの不満もありません、クリアした後はただただこのゲームに出会えた事を幸せに思いました。
快適さ/このゲームは選択肢がないので、さくさく進めるし、スキップ機能を間違えて押してもすぐ前のとこに戻れるし、ロードも短い、まったくストレスを感じませんでした。
ストーリー/非常に暗く残酷で鬱なシナリオ展開です、でも少しだけど光が指す、それが感動を生む、徐々に謎が明らかになっていくのも、非常に展開の作り
がうまいと思いました。
そして、自分がこの状況になったらと考えるだけでぞっとします。
今までしたノベルゲームでシナリオのよさはトップです。
キャラクター/キャラクターがすごく魅力的です、まず主人公がどうしようもないくらい、いいやつ、ヒロインの女の子もわりと王道な性格ですがシナリオによって印象ががらりと変わるのはよかったです、あとスミス最高。
声優さんの演技が見事、特にシナリオ4の咲実さんが主人公に叫ぶシーンは空いた口がふさがらないほどにうまかったです。
BAD/REQUEST
最終シナリオに後日談的なものがない、欲しかった・・・。
グラフィック/たまに、「え?ここCG入れないの?」ってとこがあったので。
音楽/スミスの音楽以外は心に残ってないです、ただ空気を悪くするBGMは無かったです、OPもEDも特にぱっとしない。
COMMENT
かなり衝撃を受け、そして感動し、時にあまりにも残酷なシナリオにやりきれない気持ちにもなりました。
やめどきがなく、一度電源をつけたら数時間は必ずやってました。
BETシステムも選択肢の無いこのゲームにちゃんとしたゲーム性を表してくれてます、ただ自分が観戦者の一部になると思うとなんかいやだったので俺はBETシステム使いませんでしたが(笑
個人的にはノベルゲームの最高峰なんじゃないかと思ってます、自信を持っておすすめしますが、とにかく内容が残虐なのでそういうのが苦手な人はやめたほうがいいです。
最後に、悪いこと出来ないと俺も思います笑
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt |
66pt
GOOD!
同人版は未プレイです。
・ストーリー。他に書かれている方も言われているとおり、詳しいことは言えませんが同じ設定でも話がガラリと変わります。
・BETシステム。見事当たればおまけと交換できるので集める楽しさもあります。
・主人公。一生懸命で好感が持てます。
・音楽。地味ながらポイントを押さえてます。
・クリア後のおまけ。ポイント交換でしか手に入らないものも多いですが、数もかなりのものです。
・システム。かなり親切で便利なモノが揃ってます。
・OP。二種類もあるのはいいですね。
BAD/REQUEST
・一部キャラの声の聞き取りにくさ。
・絵柄が時々一定しない点。
・時々台詞に声がなくなる。
・BETの予想のし辛さ。誰に賭けたら良いか解らないので結局賭けずに終わったシナリオも・・・・。(なので私も難易度はあえて難しいにしました)
COMMENT
・3シナリオクリア後までの感想です。
同人版が良い出来であると聞いたので移植されると聞きプレイしました。
原作は全く解りませんがかなり楽しんでます。
ちょっとBETシステムにクセはありますがそれ以外は問題なく楽しめるのでハラハラドキドキの展開が好きな人にはおすすめです。
考えながらプレイするのが好きな人も、是非どうぞ。
GOOD!
<シナリオ>
素材や舞台設定自体は目新しいものではないが調理の仕方が非常に巧い。分岐を用意された従来のノベルゲーではなく、一本道のシナリオを複数本用意したというのが何よりも大きいだろう。これが共通パートの存在する通常のノベルゲームであったなら、ルールの把握や各キャラクターとの合流等の段階に非常に時間を食い、退屈な気分を味わっていただろう。分岐による展開の変化にも閉鎖空間という舞台が足を引っ張ってどうしても不自然さが目立っていたに違いない。しかしながら、各シナリオが完全に独立した状態から始まるが故に、ルールの把握からして微妙に方法が違うし、他のキャラクターとの遭遇の仕方にすら変化が生じる。それにより後の展開も大きく変わるし、誰が生き残り誰が死ぬのかが最後の最後まで分からない。これは面白い。
<BETシステム>
これは驚いた。成る程、こういうやり方もあるのかと目から鱗だ。シナリオの性質がこのシステムを非常にマッチしており、さらにはそれにより得られる特典も魅力的だ。まさしくアイデア勝ち。まあ欲を言えば特典におまけシナリオの一つや二つは欲しかったところだが。
<システム>
ノベルゲーを遊ぶにあたって必要な最低限のもシステムは勿論、ゲームのルールをいつでも把握出来るように用意してあるのは好感が持てた。レスポンスも非常に良い。選択肢が存在しない故にセーブ回数が少ないのが勿体ないくらいだ。
<主人公>
このシークレットゲームが誰の物語であったとするならば、まさしく主人公の為の物語であったとしか言いようがない。他のキャラクターや舞台など、ただの付属品に過ぎない。病的なまでに清廉潔白な主人公。弱い故に強く、強さ故に弱い主人公。実は一番その場に相応しくない主人公。いやはや、久方ぶりに魅力的な主人公に出会えたと思う。
BAD/REQUEST
<グラフィック・演出>
絵の好みはと置いて置くとしても、これだけ動きがあるシナリオなのだからキャラクターのアップばかりではなく、一つのCGの中にもっと状況の全体像を捉えた内容のものを用意して欲しかった。ただテキストと音響だけで戦闘を表現されても臨場感に限界がある。折角面白い内容なのだからこれは勿体なさ過ぎる。
<ネタバレの早さ>
一部キャラの重要なネタバレがわりと初期の段階からちらほらと使い捨てのように使われているので、何というか非常に勿体なく感じる。それがあった故の演出等もあるにはあるのだが、やはりもうちょっと先延ばしにしておいた方が面白かったんじゃないかなーなどと思う。
<ひっそりとした発売>
私が知らないだけで案外話題になっていたりしたのだろうか? 売れていてくれると嬉しい。
COMMENT
元々は同人ゲームであった作品をPS2に移植したこのシークレットゲーム。同人ゲームの頃からちらほら噂は耳にしていたのだが、成る程、確かに話題になるだけの事はあると納得させられた。まあ説明書とかの絵が若干「過剰演出」なきらいもあるがご愛敬といったところか。とにかく期待に応えるだけの内容はある作品なので、興味があるのなら安心してプレイしていいだろう。ああでも、お気に入りのキャラクターが無残な事になるのが悲しい人はそれなりに覚悟した方が良い。そういうゲームなので。