【PS4】Thief(シーフ) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2014-06-12 |
価格 | 8424円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | セブンネットショッピング / Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ステルスアクション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 52
- (難易度)
- 2.33
- レビュー数
- 6
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt |
50pt
GOOD!
メタルギアから始まったステルス系のゲームは今では数多くありますが、「盗む」ことに特化したゲームってあんまりないんじゃないかと思います。
FPS形式のアクションで、戦闘もありますが主人公はあくまでも泥棒であり、一対一なら余裕で勝てますが、これが二対一になると反対にこちらが簡単にブチ殺されてしまうといった感じなので、正面から突破して突き進んでいくことは難しく、目的に向かってこっそり隠れて進みつつ、余裕を見てはあちこち漁って色々盗んでいく……という感じになります。
ドラクエの勇者の如く人の家に勝手にあがり込んではタンスを漁り、手紙を盗み見、金目のモノを拝借してトンズラする。荒らしたら荒らしたまま逃げてもいいし、開けっ放しにしたタンスの扉をきちんと閉めて、侵入時と同じ様子に戻しておいてから逃げても良し(意味はありませんが)。この盗むという行為が案外楽しいもので、初めて行けるようになったマップはついつい隅々まで探索……というか侵入してしまいます。街中の家はともかく、メインミッションなどは攻略法が複数用意されているので、後になって「こっちからも侵入できたのか」と気づくときもあります。
主人公も盗むことにこだわりを持った奴で、「(俺が盗む理由は)金じゃない。生き方だ」というセリフがなんだかかっこよかったです。
一度クリアしたメインミッションや依頼人ミッションは何度でも好きなタイミングでリプレイできるのも良い点だと思いました。
BAD/REQUEST
一つの街を舞台にメインミッションやサブミッション等をこなしていくことになりますが、マップがいくつかの区画にブツ切りにされており、そこを移動する際にはロードが入ります。PS4でいくつかソフトを遊びましたが、これだけの長さ・頻度のロードに出くわしたのは本作が初めてです。
また家の中に侵入・脱出する際に窓をよく使用しますが、開けるのに連打を強要されます。しかもご丁寧に、一度開けたら開けっ放しではなく勝手に閉まるので、帰る際にもまた連打が必要です。これは面倒くさい。一度倒した敵もいつの間にか復活していたり、ネジを外した通気口の蓋のネジがまた締まっていたり、地味に面倒に感じる箇所が多いのも難点です。
金を稼ぎ、それで装備のアップグレードや消耗品を購入できますが、消耗品はともかくその他が高い! 一つアップグレードするのに1000近く必要なのに、一つの品を盗んでも3とか6とかその程度です。もう少し安くてもよかったんじゃないかと。
ミッション中に「一度も敵に発見されない」などの条件を達成するとクリア時にボーナスが貰えますが、その条件が厳しい。例えば敵を一人倒したとして、自分は一切姿を見られていなくてもその倒した敵の姿を見つけられただけで失敗扱いになります。だったら「敵に侵入を気づかれない」と表記してほしいです。
また弓を使用して遠くからヘッドショットで敵を倒した際、その近くにいた敵が一発でこちらの姿を発見したり、判定がちょっとおかしく感じる場面にも何度か出くわしました。
戦闘は基本的にL1で回避、R1で攻撃になりますが、正面から相対している場合、避けて、殴ってだけで終わります。……全然面白くありません。かといって見つかったらダッシュで逃げても、ボウガンやら投石やら、ほとんど百発百中の命中率でこちらに遠距離攻撃を当てつつしつこく追いかけてくるので、一対一なら上記のつまらない殴り合いで倒してしまう、二対一ならさっさと殺されてセーブポイントからやり直す、という投げやりなプレイになりがちです。
COMMENT
難度ノーマルで一周クリア済み。サブミッションもコンプリートしました。クリアまで約20時間くらいです。
ゲームとしては楽しかったですが、上記のロードが地味にウザかったというのが強く印象に残っています。サブミッションのために街をあっちこっち移動しなければならないのにロード、またロードと……。一回のロードが平均して10秒程度でしょうか。決して長くはないのですけれども。
ストーリーが、洋ゲーにありがちな最後は意味不明な終わり方をしますが、個人的にはどうでもいいやと感じたのでBADにはしませんでした。それよりも途中で、下手なホラーゲームよりよっぽど怖いミッションがあるので、ホラーが苦手な人は要注意です。鍵穴からドアの向こう側を覗き込んだら……ゲームであれだけびっくりしたのは久しぶりでした。
なんだかんだありますが同じことを延々と繰り返す系のゲームなので、飽きっぽい人は要注意だと思います。実際私はクリア前から既に飽き始めていました。息抜きがてら一日1ミッション、みたいに決めてプレイすると長く楽しめるのかなと思います。
決してつまらないゲームじゃないんですけど、いろいろ面倒な要素も多いので、購入を検討されている方はそういった点も考慮されるとよろしいかと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-10-29
はっきり言って序盤は面白くありませんでしたが、チャプター4あたりから話が見えてくるという感じで、ハマりました。それまでは移動も含めちんぷんかんぷんでした。また、ロード時間が長いこと、家の中からなのに窓を普通に開けられない理不尽さとそのたびの連打には不満がありますが多少慣れます。チャプター5から急にホラーになり怖かったです。
マップ移動がややこしいのに、地図にマーキングができないのが残念です。最終的に収集品を全部集めるところまではいきましたが、トロフィーを集めようとは思わないです。
ちょっとしただけでやめた人はもったいないなと思いました。面白く感じるまでに結構イライラしますが、、、、
ハマりはしたが☆5をつける人はいないだろうな。
GOOD!
オリジナリティ: 盗みがメインのゲームは珍しく新鮮でした。
サウンド: 可もなく不可もなく。
熱中度: 街の探索が中々面白いです。一度行った所でも新たな発見があったりして良かったです。
満足感: 個人的には中々楽しめましたが正直中古でも良かったかなとも思います。
難易度: 難易度設定が出来るのでステルスアクションが苦手な人でも楽しめます。
BAD/REQUEST
グラフィックス: 縦マルチというのもありますが同じく縦マルチのMGS5なんかと比べても見劣りします。
快適さ: ロードが長いです。
COMMENT
メインミッションよりシティの探索がとにかく面白いです。
立体感があり様々な箇所に仕掛けが張りめぐらされてるので探索のし甲斐があります。
珍しいお宝を見つけたり隠し扉を見つけたりするのが楽しいです。
しかし、やってる事が同じなので多少作業感があるのは否めません。
不満点としては主人公のこだわりが強すぎてロールプレイしずらい事。
様々な攻略法が用意されてる本作ですが主人公に不殺主義だったり正面突破はしない主義といったキャラ設定がされてるため結局主人公の考え方に合ったプレイスタイルじゃないと物語的に違和感が生じてしまいます。
また、ラストが唐突すぎて意味不明だったり最後まで謎が残ったりするのはどうにかして欲しかったです。
基本的には満足してますし買ってよかったなと思います。