PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

シリーズ初。周回を前提（最近では逆に新鮮）にしたチャンバラ活劇。
剣劇の爽快感、鍛えた愛刀を振るうアクションの楽しさはグッド。
お馬鹿要素が強くてついサディスト侍に目覚めたりします。
装飾品の編集ができ「俺侍」なものが出来てしまって主人公に愛着が湧く仕様。
ワンプレイをさくっと終わらせるシステムで、
「次どんな侍しよう？」
と考えるもんでまたやってしまうスルメ要素が盛りだくさんです。
グラフィックは概ね平凡以下なのですが、
ＭＭＯ的な暫時読み込みを上手く使っており爽快な遠景を味わえる点で平均点としました。

BAD/REQUEST

ワンプレイが短く、またシステムが分かってくると頻繁に移動を繰り返すようになるので、他のゲームであれば気に障らない程度のロード時間が本作では長ったらしく感じるようになります。
またおそらく自由度を突き詰めようとした余り、エンディングが多岐に渡りすぎて一つ一つのエンディングが疎かになった感あり（達成感を得られるエンドが限られている）。
武器の強化値・質が余りに偏り過ぎていて気にくわないならロード、が当たり前になっており突き詰めるとファミコン的でストレスの元。

COMMENT

お馬鹿侍なりきりゲームです。
現況、次世代機でこういう細々とした小ネタを散りばめたいわゆる「和ゲー」をしているのはこれとアーマード・コアくらいでは？と思える作です。
ゲームの原点を味わえる貴重な作。
が、ユーザーからしても、もっと開発費があれば…と同情してしまうところがありなんとも歯がゆい出来。
本質は何十時間と楽しめるゲームですので良作には違いありません。